米良美一
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米良 美一(めら よしかず、1971年5月21日 - )は、宮崎県西都市生まれの声楽家。
洗足学園音楽大学在学中に、テノールから女声の音域を歌うカウンターテナー(男声アルト)に転向。学生時代の専攻は宗教音楽であった。
1995年奏楽堂日本歌曲コンクール3位。1996年に日本のキングレコードから発売されたCD『母の唄』がベストセラーになる。それがきっかけで、1997年宮崎駿のアニメーション映画「もののけ姫」のテーマ曲に起用され、この声種が日本で一般に知られたきっかけをつくった。「もののけ姫」の主題歌シングルは50万枚以上を売り上げた。2007年に秋川雅史の「千の風になって」に破られるまでクラシック系アーティストのシングル売上記録を持っていた。
しかし1997年には出張ゲイボーイへの暴行事件を起こし、それが翌年明らかになり報道されたことで、少なからずイメージダウンを受けることとなってしまったが、その後もテノール歌手としての活動は精力的で、1998年日本ゴールドディスク大賞のベスト・クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第21回日本アカデミー協会特別賞として初の主題歌賞受賞。長野パラリンピック開会式でもカッチーニのアヴェ・マリアを歌う。
現在、日本・韓国・ヨーロッパ等で活動を行っている。エディタ・グルベローヴァ、ヨッヘン・コヴァルスキーとの共演も行った。著名オーケストラとの共演も多い。テレビ・ラジオなどへの出演、各種イベントへの参加も精力的に行う。
スウェーデンのBISレーベル(バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演含む)、日本ではキングレコードよりCDを出している。
2007年2月16日、フジテレビ系「Dのゲキジョー」に出演、自らの原因不明の難病との壮絶闘病人生を初告白した。
- 骨折の繰り返しで11歳から16歳を病院で過ごした。
- 現在のカウンターテナーの原点は松田聖子のマネを裏声でしたことである。
- ラジオで米良の曲がONAIRされたのを宮崎駿監督が聴き、「もののけ姫」のテーマ曲に起用された。
- ヒットの裏で地獄の日々を過ごした結果、美声が出なくなった。(5年もの歳月をかけて美声を取り戻した。)
- 両腕が伸びないため、手を重ねて歌っている。
- ヨイトマケの唄を歌う美輪明宏をテレビで見て、自分の小さい頃の心情そのものだと感じた。
- この唄を、宮崎のコンサートで歌い、母を喜ばせた。
- 音大への進学について、父母が討論していた。父は進学反対だったが、母は賛成してくれた。