英雄伝説 空の軌跡
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | Windows[Win] プレイステーション・ポータブル[PSP] |
開発元 | 日本ファルコム |
発売元 | 日本ファルコム |
人数 | 1人 |
メディア | FC:[WIn]CD-ROM、DVD-ROM、[PSP]UMD SC:[Win]DVD-ROM、[PSP]UMD TC:[Win]未定 |
発売日 | FC:[Win]2004年6月24日、[PSP]2006年9月28日 SC:[Win]2006年3月9日、[PSP]2007年春発売予定 TC:[Win]2007年6月28日 |
価格 | FC:[Win]9975円(税込)、[PSP]5040円(税込) SC:[Win]8400円(税込) TC:[Win]未定 |
必要環境 | [Win] OS: Windows98/2000/Me/XP日本語版 CPU: FC:PentiumIII 550MHz以上(800MHz以上推奨) SC:PentiumIII 800MHz以上(1GHz以上推奨) TC:未定 メモリ: FC:[98/Me]192MB以上(256MB以上推奨)、[2000/XP]256MB以上(384MB以上推奨) SC:[98/Me]256MB以上、[2000/XP]384MB以上 TC:未定 HDD空き容量: FC:1.9GB以上 SC:3.5GB以上 TC:未定 ディスプレイ: 解像度640x480以上、65536色以上表示可能なもの。VRAM32MB以上、DirectX8.1以降対応の3Dアクセラレータ(AGP及びPCI-Express接続、Intel845G以降推奨) サウンド: DirectX8.1以降対応のサウンド機能 |
その他 | データは全て初回パッケージの物となる |
『英雄伝説 空の軌跡』(えいゆうでんせつ そらのきせき)は、日本ファルコムが制作・発売したコンピュータゲーム。『英雄伝説シリーズ』の第6作となる、ロールプレイングゲーム作品である。
目次 |
作品の概要
『英雄伝説 空の軌跡』は『英雄伝説VI 空の軌跡』(通称:First Chapter、略称:FC)、『英雄伝説 空の軌跡 SC』(Second Chapterの略、通称:SC)、『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』(通称:TC、3rd)からなるシリーズの名称である。英雄伝説シリーズの第6作目と銘打っているものの、他の英雄伝説シリーズとは全く関係のないものとなっている。なお、『SC』以降は英雄伝説のシリーズナンバーが外されている。
上述の通り本シリーズは、『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』2部作や『ガガーブトリロジー』3部作とはまったく独立した作品であり、主人公や物語はもちろん、世界観やゲームシステムも異なっている。導力器(オーブメント)と呼ばれる技術が発達した世界を舞台に、遊撃士(ブレイサー)を目指すエステルとヨシュアの旅を描いた物語である。ゲームシステムとしては英雄伝説シリーズでは初となる3Dフィールドを採用しており、ボーカル付きの主題歌も投入した。また『SC』では、やはり英雄伝説シリーズ初となる戦闘ボイスを採用し、初回特典として戦闘ボイスと同じ声優を起用したドラマCDも同梱した。
2004年に『FC』が発売されたが、発売されるまで複数部構成になることが隠されていたためにプレイヤーに驚きをもたらした。その後2部構成であることが分かり、2006年には続作となる『SC』が発売されて物語は一応の完結を見たものの、判明していない謎などが残されており、ファンからは第3作目の発売が望まれていた。日本ファルコムは2007年3月23日、シリーズ第3作目となる『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』を2007年6月28日に発売すると発表した。
なお、パッケージカラーイラストは椎名優氏が担当(外注)しているが、キャラクターデザインは日本ファルコムの社員が担当しており、パッケージに描かれたイラストとゲーム内で描かれるイラストには差異がある。
また、本シリーズは日本ファルコム自身によってPSPにも移植されている。PSP版『FC』は2006年9月28日に発売された。新たな追加要素もあり、一度戦闘した魔獣の情報を記録する「魔獣手帳」会話などで登場した地名を地図に記していく「地名コレクション」が追加されている。また、Windows版『SC』と同じ声優陣による戦闘ボイスを採用している。PSP版『SC』は2007年春に発売予定である。
ゲームシステム
主人公となるプレイヤーキャラクターを操作して、フィールドの移動やNPCとの会話、敵キャラクターとの戦闘などを行っていくことで物語を進行させ、最終的な物語の結末を目指すオーソドックスなスタイルのRPGとなっている。
フィールド表現
フィールドやオブジェクト等は3Dで構成され、その上を2Dで描かれたキャラクターが動くスタイルとなる。普段は一定の角度から見下ろすクォータービューであり、視点を左右に回転させることができる。ただし、イベント等においては多彩なカメラワークが見られる。キャラクターグラフィックには8方向のパターンがあり、視点の角度によってそれぞれのパターンが適用される(その他、特定の場面で用いられるキャラクターグラフィックも存在する)。
プレイヤーキャラクター移動時のフィールドには町や平原、洞窟や建造物といった場所が存在し、フィールド上にはプレイヤーキャラクターのほかに、多くの場合NPCまたは敵が徘徊している。また、戦闘時には各々のフィールドに応じて特別な戦闘用のフィールドが出現する。なお、描画されたキャラクターの大きさに対する各フィールドの縮尺に、極端な差は生じない。
オブジェクトとの接触
プレイヤーキャラクターとフィールド上の特定のオブジェクトが接触した場合、プレイヤーキャラクターの周りに吹き出しが出現し、決定/会話ボタンを押すとイベントが発生する。NPCであれば会話が始まる。また、フィールド上の敵キャラクターと接触した場合は戦闘が開始する。
戦闘
戦闘はフィールド上の敵キャラクターとの接触及びイベントによって発生し(シンボルエンカウント方式)、戦闘用フィールドに切り替わった後、戦闘が始まる。戦闘はフィールドに用意された特定の範囲で行われる。各プレイヤーキャラクターの行動を選択し、全ての敵キャラクターを倒す、あるいは特定の条件を満たすと戦闘は終了し、経験値とセピスおよびアイテムを入手し、通常フィールドに戻される。退却した場合も同様に通常フィールドに戻されるが、敵キャラクターはそのままとなる。全プレイヤーキャラクターのHPが0になった場合、ゲームオーバーとなり、戦闘をやり直すか最初のメニュー画面に戻るかを選択する。
ATバトル
戦闘は、「AT(Action Time)バトル」と呼ばれる方式が取られている。戦闘画面に表示されるATバーが、戦闘中における敵味方全キャラクターの行動順を示している。ATバーに表示されたキャラクターのアイコンは、敵味方各キャラクターに対応している。
ATバーの先頭に位置するキャラクターが行動を起こす事ができ、行動後のキャラクターはATバーの後方に回され、2番目に位置するキャラクターが先頭に回る。ATバーの順番はキャラクターの取った行動やSPD値によって決定し、移動等の簡単な行動であれば比較的早く次の行動順が回ってくるが、高度なアーツやクラフトを使った場合、次の行動順が回ってくるのはかなり遅くなる。SPD値が高いと、行動順は全体的に早くなる。
行動順は、Sブレイク、チェインクラフトによって一時的に無視する事ができる(その分、次の行動順の遅れは蓄積される)。行動順を早める、または遅らせるクラフトも存在する。また、フィールド上の敵キャラクターとの接触時に、接触の向きによっていずれかの先制攻撃となる場合があり、その際は最初の行動順が有利または不利に働く。
ATボーナス
キャラクターの行動時に、タイミングによってはそのキャラクターに対してボーナスが加算される事がある。ボーナスの種類には、HP回復、EP回復、CP回復、攻撃・魔法効果1.5倍、ダメージ増加、攻撃ヒット時(ヒット回数は攻撃方法による)のセピス奪取がある。ATボーナスのタイミングは、ATバーに表示されたキャラクターの横にアイコンで表示さる。ATバーの進行と共にアイコンもATバーの先頭へと移動していき、アイコンがATバーの先頭に来た時に行動するキャラクターに対してボーナスが与えられる。ただし、特定のキャラクターに追従しているわけではなく全体の行動順に従っているため、Sブレイクによる割り込みや行動順の調節等によってボーナスを狙う事が可能となる。
Sブレイク
CPが100以上の状態となったプレイヤーキャラクターは、現在の行動順に関係なくATバーの先頭に回り、Sクラフトを発動させる事ができる。CP200の状態で発動した場合威力等が通常より高くなる。
武器
各キャラクタには固有の武器の属性があり、属性以外の武器は装備出来ない。例えばエステルは棒術用の棒のみ、ヨシュアは双剣のみ装備出来る。他のキャラクタも同様に個々の属性に添った武器だけが装備出来る。ゲームが進行するに連れて、行く先々の店でより強力な武器を購入出来る様になっている他、任意のイベントや宝箱、或いは敵キャラクタを倒して手に入れる場合もある。
防具
服と靴の2系統あり、武器と同様ゲームの進行に連れて、より強力で頑丈な防具が入手出来る様になっている。武器と違ってどのキャラクタでも装備出来るものが多いが、一部の防具は男性用/女性用という属性があり、砲手専用といった限定防具も存在する。また防具の特性が様々であり、対直接攻撃優先、魔法防御優先、あるいは身に付けるとアーツの威力が増加する特性を持つ防具などがあり、それらが各キャラクタとの相性となっている。
行動内容
戦闘中に選択できる行動は以下の通り。
- 攻撃
- 攻撃対象の敵を指定し、対象が攻撃範囲に入る位置まで移動して攻撃を加える。敵まで到達できない場合は移動のみ。封技状態の場合、選択する事ができない。
- 移動
- 戦闘フィールド上の位置を指定し、その位置まで移動を行う。
- アーツ
- EPを消費してアーツを使う。詠唱時間を必要とするため、選択後、次に行動順が回ってきた時にアーツが発動する。詠唱時間はアーツによって異なる。封魔状態の場合、選択する事ができない。
- クラフト
- いわゆる各キャラクタの「得意技」。CPを消費して発動させる。アーツと違って詠唱時間を必要としない。各キャラクタによって使えるクラフトは異なり、またキャラクタがレベル・アップする事によって獲得する技も存在する。このクラフトにはクラフト、Sクラフト(要CP100以上、全CP消費)、チェインクラフト(『SC』のみ)が存在する。いずれも封技状態の場合は選択する事ができない。
- クラフト・得意技。特定のCPを消費して発動する。
- Sクラフト・必殺技の要素を持つ得意技。どの技も最低100CPが必要であり、Sブレイクに任意登録する事によって行動順に関係無く使う事が出来るが、一度使うとその時点で蓄積されていたCPが全て消費される。200CPを消費した時は威力が高くなり、一部のキャラクターによる回復系/防御系のSクラフトでは、付加的な効果が発生するものがある。
- チェインクラフト・『SC』から追加された要素。チェインクラフトを使用したキャラクターは、2~4人の仲間を指定して仲間と連携した連続攻撃を仕掛ける事ができる。チェインクラフトに参加したキャラクター全員がCPを消費し、行動順も後方に回される。
- 道具
- 回復アイテムや攻撃食料などの道具を使う項目。道具のストックは共通で、どのキャラクタの時でも手持ちの道具が自由に使える。ただしいずれの道具も各99個までしか持てない。
- 退却
- 戦闘から退却する。特定の戦闘では選択する事ができないが、使用可能の場合は確実に退却できる、
アーツ
本作における魔法は導力魔法(オーバルアーツ、通称:アーツ)と呼ばれ、各キャラクターの持つ(戦術)オーブメントにクオーツをセットすることで使う事ができるようになる。 アーツを使用する際はキャラクターのEPを消費する。キャラクターのEPがアーツのEP消費量を下回っている場合、そのアーツは使用する事ができない。
- オーブメント
- 遊撃士の持つオーブメントには6つ(『SC』は7つ)のスロットがあり、それぞれのスロットにクオーツをセットする事ができる。一部のスロットは属性を持ち、そのスロットには同じ属性のクオーツのみをセットする事ができる。各スロットは、いくつかの別スロットと連結されている。
- オーブメントは各人の特性に合わせたオーダーメイドであり、それぞれスロットの属性や連結構造(ライン)が異なる。
- 『FC』では初期状態で多くのスロットが閉じられているため、オーブメント工房でスロットを開封する必要がある。『SC』では開封されたスロットを強化してスロットレベルを高めていく。『SC』ではスロットレベルを高めなければセットできないクオーツが登場する。
- クオーツ
- クオーツは地・水・火・風・時・空・幻のいずれかの属性を持ち、属性の強さを示す属性値を持つ(属性以外の属性値を持つクオーツも存在する)。クオーツをオーブメントにセットすると、クオーツの属性値に応じてキャラクターの持つ属性値を高められ、アーツが使用できるようになる。
- またクオーツによっては、そのオーブメントを所持するキャラクターの能力値を変化させたり、攻撃時の特殊効果を追加したり、フィールド上に影響をもたらしたりする効果がある。
- クオーツには様々な種類があり、魔獣を倒すなどして入手するセピスをオーブメント工房で合成するか、イベント等で入手することができる。
- アーツの作成
- 各アーツには、使用可能とするために必要とされる属性値が設定されている。連結したスロットにセットされたクオーツの属性値の合計値がアーツの属性値を満たした場合、そのアーツが使用可能となる。すなわち、長い連結構造のオーブメントを持つキャラクターほど高度なアーツを使用する事ができる。
戦闘設定
プルダウン・メニューの「Tactics」によって戦闘開始時のキャラクターの初期配置や、Sブレイク発動時におけるSクラフトの選択が出来る。
初期配置は前後5枡、左右7枡に区切られたスペースにキャラを配置していく方式。プレイヤーが設定しなくても、キャラクターがメンバーに加わった時点で自動的に配置されるが、各キャラクターの特性を考慮した上で配置すると、プレイにおいて有利になる場合が多い。直接攻撃が得意なキャラクターを前衛に、間接攻撃やアーツが得意なキャラクターを後衛に配置する事が通例となっている。なお、一部のキャラクターは、装備によって得意とする戦闘スタイルに、ある程度の幅を持たせる事が出来る。
料理
各地にある料理を食べると、食べた料理が「レシピ手帳」に記録され、食材を揃える事で自由にその料理を作る事ができるようになる。料理にはHP回復の効果があり、その他料理によっては異常状態の回復、ステータス上昇等の効果がある。料理にはレストラン等で提供され、その場で効果のある大皿料理と、アイテムとして使用される携帯食料がある。『SC』ではさらに、戦闘中に攻撃用アイテムとして用いられる攻撃食料が追加された。攻撃食料は、宝箱から出現するレシピのメモ等によってレシピ手帳に記録される。
料理の食材には、小麦粉/砂糖/塩の様な一般的な食材と、魔獣の骨/牙/甲羅/鶏肉など、魔獣の体の一部がある。入手方法は、一般的な食材の場合は店で購入し、魔獣の身体の一部は敵キャラクターを倒して得る。どちらも、釣った魚や宝箱から入手出来る場合があるが、魔獣の体の一部は原則として購入出来ない。ただし、『FC』から引き続いて『SC』をプレイした場合は条件付きで購入出来る様になる(引継ぎデータを参照の事)。
釣り
『SC』から追加された要素。各地のフィールドにある水辺の釣場(水面に波紋が現れている場所)で釣りを行う事ができる。餌と釣り竿を選択し、タイミング良くボタンを押す事で魚を釣り上げる。釣れた魚はアイテムとして追加され、その時の魚、餌、釣場、今までに釣った回数の合計は「釣り手帳」に記録される。また、釣った魚がセピスやアイテムを吐き出す事がある。ゲーム開始当初は餌を店で購入する事はできず、敵キャラクターを倒して入手する他、釣れた魚を餌として利用できる。ただし、ゲームの終盤で「あるイベント」をクリアすると、王都の釣公師団本部で餌を購入する事が可能になる。釣り竿はイベントで入手する事になる。
引継ぎデータ
FC-SC
同一のPCで『FC』と『SC』の両方をプレイした場合、『FC』でプレイしたデータの引き継ぎを選択出来る。主な引継ぎデータは以下の通り。
- レベル
- 『FC』のクリアデータで主人公がレベル35を超えている場合は、そのレベルが『SC』に引き継がれる。『FC』のクリアデータを引き継がない場合は、『SC』はレベル35から始まる。
- アイテム
- 『FC』で獲得したアイテムは原則として『SC』には持ち込めない。ただし『FC』でのゲーム成績によっては、序章での訓練所のシーンで、クルツから幾つかのアイテムが貰える。
- イベントの変化
- 『FC』で、ある食材調達クエストを達成した上で、『SC』で、ある食材調達クエストを特定の方法で達成すると、そのクエストに関わったNPCが魔獣の体の一部を売ってくれる様になる。クリア・データが無い場合は、クエストを達成してもNPCは通常の食材しか売ってくれない。
- 会話の変化
- キャラクターの会話の内容が、『FC』のクリアデータを踏まえた形で一部変化する。
SC-SC
『SC』を一度クリアした上で再プレイする場合、そのクリア・データを引き継ぐ事が出来る。主な引継ぎデータは以下の通り。
- ミラ/セピス
- 『SC』クリアの時点で保有していたミラ(貨幣)とセピス(後述)が、訓練所で装備を整える段階で手に入る。
- ゼムリア・ストーン
- ゼムリア・ストーンを入手した形で『SC』をクリアすると、訓練所で装備を整える段階でゼムリア・ストーンが1個手に入る。再プレイで条件をクリアしてゼムリア・ストーンをもう1個手に入れた場合は、エステルとヨシュアの両方に、ゼムリア・ストーンを加工した品物を装備させる事が出来る。
SC-TC
現時点では未定。
世界背景
舞台
本作はゼムリア大陸におけるリベール王国という国を舞台としている。リベール王国は、女王アリシアII世を君主とする小国。大陸の中で北のエレボニア帝国、東のカルバード共和国という強国に囲まれているが、豊富な七耀石資源と高い導力器技術、そして王国の巧みな外交によって、対等な関係を保っている。王国には各地に、地方都市ロレント、商業都市ボース、海港都市ルーアン、工房都市ツァイス、王都グランセルといった都市が存在している。
- 導力
- 七曜石から取り出されるエネルギー。神秘のエネルギーとされ、消費しても時間が経てば自然に充填されるという特性を持つ。導力は導力器によって引き出され、広く利用されている。
- 七耀石(セプチウム)
- 鉱山等から採掘される天然資源の結晶体。地・水・火・風・時・空・幻という7つの属性を持ち、導力を生み出すため、重要なエネルギー資源となる。導力器に結晶回路(クオーツ)として組み込まれ、利用される。地方都市ロレントにおいては、七耀石の採掘が重要な産業となっている。七耀石の欠片はセピスと呼ばれ、魔獣等から入手する事ができる。
- 導力器(オーブメント)
- 七耀石から生み出される導力によって動く機械仕掛けのユニット。50年前の導力革命で開発され、その汎用性の高さから瞬く間に世界各地へと広まった。内部に七耀石を加工した結晶回路が格納され、その機構に応じて様々な現象を生み出す。照明、兵器、乗り物の動力の使用といった多くの用途に用いられている。導力魔法(オーバルアーツ)を使うための導力器は特に戦術オーブメントと呼ばれる。
歴史
本作では七耀暦と呼ばれる暦が用いられ、七耀歴1202年頃が舞台となる。
- 百日戦役
- 10年前(1192年)に、エレボニア帝国がリベール王国を侵略しようとした戦争。リベール王国は王都グランセル及びレイストン要塞除く領土を瞬く間に占領されたが、カシウス大佐(当時)の作戦とカルバード共和国の協力によってエレボニア帝国の侵攻は失敗に終わり、両国の間で講和条約が結ばれた。この戦争は、約百日で終結している。エレボニア帝国がリベール王国を侵攻した口実は秘匿されている。
- ハーメルの悲劇
- エレボニア帝国のハーメル村にリベール王国軍が侵入し、村人を虐殺したとされる事件。この事件に対する報復として帝国軍が王国に侵攻した事で百日戦役が勃発する。実際は帝国内部の主戦派が起こした自作自演の事件であったが、百日戦役は事件の調査を行わない事を条件に講和が結ばれる事になった為、真相は闇に葬られてしまう。
- 導力革命
- 50年前(1150年)に導力学者エプスタインによってアーティファクトと呼ばれる古代装置が解明され、その技術を応用して導力器が開発された技術革命。導力器は、大量生産が可能で多くの分野に応用できる事から、瞬く間に世界中に広がり、人々の生活を飛躍的に豊かにしていった。リベール王国においては、ラッセル博士によって導力器技術がもたらされ、以後リベール王国の導力器開発は最先端の場となっている。
- 大崩壊
- 七耀歴以前に、当時繁栄していたゼムリア文明が消滅した事件。
組織
- 遊撃士(ブレイサー)
- 民間人の安全と地域の平和を守ることを第一の目的とし、魔獣退治・犯罪防止に従事する職業。遊撃士の管理、派遣といった取りまとめを行うのが遊撃士協会(ブレイサーギルド)と呼ばれる組織であり、ゼムリア大陸各地に支部が存在する。遊撃士は、まず見習いである準遊撃士となり(リベール国内においては)、各都市にある支部から与えられる仕事をこなし、各支部から正遊撃士資格の推薦状を貰う事で正式に任命される。公式には、遊撃士はその人格・実績に応じてA~Gの7階級に区分されている。ただしその他に、国家に大きく関わる事件の解決をした者に与えられるS級という階級が存在する。S級遊撃士は、大陸に4人しか存在しない。
- 身喰らう蛇(ウロボロス)
- 世界に暗躍する謎の結社。盟主と呼ばれる人物を筆頭に蛇の使徒(アンギス)や、執行者(レギオン)と呼ばれるエージェントを多数従えている。導力器では他を圧倒的に超える技術力を持ち、導力人形や戦車、更には巨大な飛行戦艦をも所有する。
- 七耀教会
- ゼムリア大陸で最も広い信仰を集める宗教組織。空の女神エイドスを信奉している。アーティファクトの回収・保管を行っており、星杯騎士団と呼ばれる専門の回収部隊が存在する。
- リベール通信社
- リベール王国のニュース雑誌「リベール通信」を発行する雑誌社。本社は王都グランセルにある。
ストーリー
FC
- 序章 父、旅立つ
- 一章 消えた飛行客船
- 二章 白き花のマドリガル
- 三章 黒のオーブメント
- 終章 王都繚乱
SC
- 序章 乙女の決意
- 一章 忍び寄る影
- 二章 荒ぶる大地
- 三章 狂ったお茶会
- 四章 霧魔の標的
- 五章 守るべきもの
- 六章 絆の在り処
- 七章 四輪の塔
- 八章 混迷の大地
- 終章 空の軌跡
登場キャラクター
主人公と仲間達
- エステル・ブライト(声優:神田朱未)
- 16歳。『FC』、『SC』の主人公。準遊撃士。天真爛漫な性格で、思い込んだら一直線の元気な少女。ストレガー社製のスニーカーと釣りを好む。棒術を操る。口癖は「あんですって~!」と「~ですけど」、『FC』のエンディングで無事に正遊撃士となる。
- ヨシュア・ブライト <本名:ヨシュア・アストレイ>(声優:斎賀みつき)
- 16歳。準遊撃士。カシウスに引き取られ、5年以上をブライト家で養子として過ごした少年。冷静な性格で、エステルのフォローに回る事が多い。端正な顔立をしているため、女装をすると女性陣から嫉妬を買うほどの容姿となる。双剣を操る。エステルと同じく『FC』のエンディングで正遊撃士となるが……。
- シェラザード・ハーヴェイ(声優:塩山由佳)
- 23歳。「銀閃(ぎんせん)のシェラザード」の異名を持つ女遊撃士(ランクC。『SC』ではランクBに昇格)。カシウスの弟子。元々はエステルの故郷であるロレントに巡業に来ていた旅芸人一座の一員で、幼少時のエステルが交流を持った事がキッカケでブライト家と親しくなった。遊撃士の先輩として、また姉のような存在として、エステル達の面倒を見る。的中率の高い占いが得意。酒癖の悪さはオリビエが恐れるほど。鞭を操る。
- オリビエ・レンハイム <本名:オリヴァルト・ライゼ・アルノール>(声優:子安武人)
- 25歳。リベールの北にあるエレボニア帝国からやってきた謎の男。自称・愛を求める旅の演奏家で、様々な楽器を使いこなす事ができる。飄々とした性格と不可解な言動で、度々周囲を戸惑わせる。また大変な美食家でもあり、50万ミラもするワインをただ飲みして牢屋に入れられたという逸話がある。導力銃を操る。
- ティータ・ラッセル(声優:今野宏美)
- 12歳。A・ラッセル博士の孫娘。健気な性格で、周囲の誰からも可愛がられている。その可愛さによってアネラスにお持ち帰りされそうなった事も。両親は技術者で、国外への技術指導のために殆ど家にはいない。博士の影響か、機械をいじり始めると、周囲が見えなくなるほど没頭してしまう事もしばしば。一人っ子だったせいか、エステルやヨシュア、アガットを兄姉のように慕っている(ラッセル博士秘蔵の火薬式ガトリング砲を内蔵した)。導力砲を操る。
- アガット・クロスナー(声優:近藤孝行)
- 24歳。「重剣(じゅうけん)のアガット」の異名を持つ遊撃士(シェラザードと同じくランクCから『SC』ではランクBに昇格)。厳しい性格の持ち主で、遊撃士の仕事に人一番責任感とプライドを持っており、新米遊撃士のエステル達に対しても甘えを許さない。かつて、ルーアン地方で「レイヴン」というゴロツキ集団のメンバーだった事がある。二つ名の示す通り、巨大な剣を操り、それを振り回す膂力と驚異的なスタミナを持つ。
- クローゼ・リンツ <本名:クローディア・フォン・アウスレーゼ>(声優:皆口裕子)
- 16歳。ジェニス王立学園に通う女生徒。控えめで優しい性格をしており、世話を手伝っている孤児院の子供からは、大変好かれている。傍にシロハヤブサのジークを置いている。細身の剣(レイピア)を操る。アリシア女王の孫に当たり、王位継承者候補の一人。
- ジン・ヴァセック(声優:稲田徹)
- 30歳。「不動のジン」の異名を持つA級正遊撃士。リベールの東にあるカルバード共和国出身。その巨漢と気さくな性格から、エステル達からは頼れる兄貴分といった存在。「泰斗流」という流派の武術家であり、拳を己の武器とする。
- ケビン・グラハム(声優:中尾良平)
- 『SC』から登場するキャラクター。21歳。七耀教会の巡回神父であるが、それ以外にも何かの使命を帯びているらしい。関西弁を喋る。武器はボウガン。
リベール通信社
- ナイアル・バーンズ(声優:藤原啓治)
- 29歳。リベール通信社の男性記者。特ダネを求めて、いつも全国を飛び回っている。ドロシーとコンビを組まされた事に対して、よくグチをこぼしている。
- ドロシー・ハイアット(声優:新井里美)
- 20歳。リベール通信社の女性新米カメラマン。天然ボケな性格が災いして、ことあるごとに失敗を繰り返す。ただしカメラの腕は一級品で、ナイアルを唸らせるほど。
リベール王国
- アリシア・フォン・アウスレーゼ
- 60歳。リベール王国第26代女王。賢王であり、国民に慕われている。
- デュナン・フォン・アウスレーゼ
- 35歳。公爵。アリシア女王の甥であり、次期国王候補の一人。劇画雑誌の講読が趣味でドーナツが好物。放蕩癖があり、またわがままで思慮の足りない性格ゆえ、いつも執事のフィリップを困らせている。
- フィリップ・ルナール
- 元王室親衛隊の大隊長で、「鬼の大隊長」と呼ばれていた。現在はデュナン公爵の執事である。
- モルガン将軍
- 王国軍のトップに位置する人物。非常に頑固な性格。また極度の遊撃士嫌いでもある(これは、過去に自身の有能な部下であったカシウス・ブライトが軍を辞め、遊撃士としての道を歩んだことに起因する)。孫には弱い。
- アラン・リシャール大佐(声優:三浦祥朗)
- 34歳。王国軍情報部の責任者を勤める男。大変な切れ者。かつてカシウスの部下として働いており、彼を尊敬している。傍らにカノーネ大尉を従えている。武器は剣で、師でもあるカシウスより受け継いだという、居合いを主とした剣術で以て敵を圧倒する。
- シード(少佐→中佐)
- レイストン要塞の守備隊長。カシウスに教わった剣技の実力はリシャール大佐に匹敵する。守備を要とする作戦で特に力を発揮する。アーツの扱いにも長けている。『SC』では中佐に昇格。
- カノーネ・アマルティア大尉
- 27歳。王国軍情報部に所属する女性士官。リシャールに付き従い、彼を盲信している。士官学校の同期であるユリアに対し、敵対心を向けている。
- ユリア・シュバルツ(中尉→大尉)(声優:小松由佳)
- 27歳。王室親衛隊の女中隊長。士官学校時代にカシウスから剣を学び、彼を師と仰ぐ。アルセイユ号の指揮を取る。カノーネ大尉とは、士官学校時代のライバル。『SC』では大尉に昇格。
- ロランス・ベルガー少尉(声優:緑川光)
- ある特殊部隊を束ねる存在。常に仮面で顔を覆っており、素性は不明。絶大な剣技と強力なアーツを使うが、それでも底は見えない。
- ヒルダ夫人
- アリシア女王の信任厚いグランセル城の女官長。デュナン公爵の執事フィリップとは幼馴染みの間柄。
空賊カプア一家
- ジョゼット・カプア(声優:庄司宇芽香)
- 16歳。空賊団「カプア一家」の少女。勝ち気な性格で、特にエステルに対しては、性格的にウマが合わない為か喧嘩腰になる。一人称は「ボク」で、エステルからは「ボクっ子」などと呼ばれる。導力銃を扱う。
- キール・カプア
- 23歳。空賊団「カプア一家」の一人で、ジョゼットの兄。機械操縦の腕は相当な物。頭の良さと冷静な性格から、作戦の立案を行う一方、暴走しがちなジョゼットをたしなめる役回りになる事も多い。剣と手榴弾を扱う。
- ドルン・カプア
- 30歳。空族団「カプア一家」のリーダーで、ジョゼット、キールの兄。豪快な性格。導力砲を扱う。
その他主な登場人物
- カシウス・ブライト(声優:岸野幸正)
- 45歳。エステルの父親。気さくな性格の持ち主だが、実は凄腕のS級遊撃士。かつてリベール王国軍において大佐の階級で働いていた事もある。《剣聖》と呼ばれるほどの剣の使い手だったが、現在は剣を捨て、棒術を扱う(こちらも達人クラス)。また知略においても、先を遠く見通す程に大変優れ、軍人時代には王国の危機を救った実績がある。
- A・ラッセル博士
- 68歳。ティータの祖父で、ツァイスでオーブメントの研究に勤しんでいる。リベールにおいてオーブメント技術の基礎を築いた、大変偉大な人物だが、研究のためなら周囲の迷惑も顧みない困った悪癖を持つ。しかし、ティータの前ではただのお爺ちゃんといった様子。
- アルバ教授(声優:田中秀幸)
- 37歳。考古学者の男性。研究調査のため、リベール王国全土を巡り古代遺跡を調査している。護衛を雇うお金が無いために、危険を顧みず一人で調査を行う事もしばしばだが……。
- ミュラー・ヴァンダール少佐
- 帝国軍第七機甲師団に所属する軍人で、現在は大使館駐在武官。オリビエとは幼馴染みであり、昔から彼の奇行に頭を痛めているが、同時に扱い方も心得ており、時折強引な手段を用いる事もある。また、剣技の腕は達人クラス。
- オズボーン宰相
- 帝国各地の武力制圧を指揮している宰相。別称は『鉄血宰相』。帝国の皇帝すら信用する程の権力を持っている。全体を通して名前のみ出てくるが……。
先輩遊撃士
- クルツ・ナルダン(声優:金子英彦)
- 方術を操るリベールNo.2の実力を持つ遊撃士であり、後輩の育成にも積極的に取り組んでいる。近々A級に昇格予定。
- アネラス・エルフィード(声優:大河内雅子)
- 18歳(エステルより2歳年上)。大きなリボンが特徴でかわいいものに目がない。『SC』ではプレイヤーキャラに昇格し、エステルらと共に行動するようになった。後輩であるエステルの活躍に刺激され、よりいっそう修行に励んでいる。武器は刀。
- カルナ
- 導力銃を得物とする女遊撃士。主にルーアン地方を拠点に活躍している。
- グラッツ
- 大剣を得意とする遊撃士。必殺技はグラッツスペシャル。
遊撃士協会リベール各支部の受付
- アイナ
- ロレント支部の受付。シェラザードをも超える酒豪でいくら酒を飲んでも顔色一つ変えない。その所為で何も知らず付き合ったオリビエは悪夢を見る事になり、それがトラウマと化している。
- ルグラン老人
- ボース支部の受付。リベールに支部が1つしかなかった頃から受付を勤める大ベテラン。
- ジャン
- ルーアン支部の受付。優秀なのだが、好奇心が強く不要なことにも首を突っ込みたがるのが玉にキズ。
- キリカ
- ツァイス支部の受付。カルバードから移って来たクールな美女。ジン、ヴァルターの師匠の娘。
- エルナン
- グランセル支部の受付。物腰が柔らかく、礼儀正しい青年。
【身喰らう蛇】ウロボロス
- ゲオルグ・ワイスマン教授(声優:田中秀幸)
- 《蛇の使徒》の一人。第三柱。《白面》の異名を持ち、「福音計画」実行のために《執行者》を使い様々な実験を行う。FC及びSCにおける、ほぼ全ての主だった事件の黒幕。
- 《道化師》カンパネルラ
- 《執行者》のNo.0。炎を使った幻術を使う。姿や言葉遣いは少年のものだが……。「福音計画」の見届け役として派遣された。
- 《剣帝》レオンハルト(声優:緑川光)
- 《執行者》のNo.II。仲間からはレーヴェの愛称で呼ばれている。ヨシュアとは何かしらの関係があるらしい。その二つ名が示すように、剣の腕前は他の追随を許さない。『FC』ではロランスと名乗って各地で暗躍していた。
- 《幻惑の鈴》ルシオラ
- 《執行者》のNo.VI。扇を使って風を操り、空を飛ぶ。鈴の音を利用した幻術が得意。かつてシェラザードと同じ旅芸人一座にいた、彼女の姉貴分。
- 《怪盗紳士》ブルブラン
- 《執行者》のNo.X。大陸に「怪盗B」の名で知れ渡っている。自称・美の探究者。現在はクローゼに美を見出し、それを狙っている様子。王立学園地下遺跡での初対面時に、オリビエをライバルと認定(主に美の価値観について)。怪盗の例に漏れず変装の達人であり、それを見破るのは不可能に近い。『FC』でもルーアンの市長邸からアーティファクトを盗み出し、解決に乗り出したエステル達を変装で騙して逃亡に成功している。
- 《痩せ狼》ヴァルター
- 《執行者》のNo.VIII。リベールでは見かけないサングラスが特徴。過去にジンと同じ流派「泰斗流」に属していた。
- 《殲滅天使》レン
- 《執行者》のNo.XV。11歳。イタズラ好きでおませな少女。身の丈ほどもある巨大な鎌を武器とする。
- パテル=マテル
- 【身喰らう蛇】ウロボロスの研究機関「十三工房」にて開発された、レンに付き従う人形兵器。その能力は「環の守護者」こと《トロイメライ》をも上回るが、完成度はそんなに高くなく無理をすると脚部を中心に各部に負荷が生じる。『父親=母親』という意味。
- ノバルティス博士
- 《蛇の使徒》の一人。【身喰らう蛇】ウロボロスの研究機関「十三工房」の統率者。ヨシュアは「得体のしれない人物」と評している。
主題歌
FC
- エンディングテーマ:「星の在り処」
- 歌:う~み(コーラス:伊藤和子) 作詞:浜田英明 編曲:和田耕平
SC
- オープニングテーマ:「銀の意思 金の翼」
- 歌:山脇宏子(コーラス:しばざきあやこ) バイオリン:熊澤洋子 作詞:一二三恭 編曲:神藤由東大
- エンディングテーマ:「I swear...」
- 歌:小寺可南子 ギター:後藤晃弘 作詞:しばざきあやこ 編曲:和田耕平
TC
- エンディングテーマ:「Cry for me, cry for you」
- 歌:小寺可南子
CD
『英雄伝説 空の軌跡』に関連した音楽CDの一覧。
FC
- 星の在り処 英雄伝説「空の軌跡」 テーマソング (ED6-MAXI、2004年6月24日 FC初回特典)
- 英雄伝説VI「空の軌跡」 SUPER ARRANGE VERSION (ED6-SAV、2004年6月24日 FC初回特典)
- JDK UNUSED MUSIC (JDK-UPM, 2004年6月24日 FC公式通販特典)
- ORIGINAL SOUND TRACK 英雄伝説 空の軌跡 (NW10102550-1、2004年7月30日 発売)
- 英雄伝説 空の軌跡 ドラマCD ~去り行く決意~ (NW10107390、2006年3月9日 SC初回特典)
SC
- 英雄伝説 空の軌跡 SC 主題歌集 銀の意志 金の翼 / I swear... (SORA2-SONG、2006年3月9日 SC公式通販特典)
- 英雄伝説 空の軌跡 SC ORIGINAL SOUND TRACK (NW10102680、2006年7月14日 発売)
- ファミ通.com ゲームミュージックダウンロードにおいて、2006年6月14日~7月13日に先行ダウンロード販売が行われた。
- 英雄伝説 空の軌跡 VOCAL VERSION 「空を見上げて」 (NW10102690、2006年8月25日 発売)
- 英雄伝説 空の軌跡 FC&SC SUPER ARRANGE VERSION (NW10102700、2006年9月15日 発売)