薬水駅
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薬水駅(くすりみずえき)は、奈良県吉野郡大淀町薬水赤味田にある、近畿日本鉄道吉野線の駅。
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[編集] 駅構造
単式1面1線の無人駅。斜面上にあり、階段で地上と結ばれている。駅舎は設けられていないため、この階段から直接ホームに入ることになる。ホーム有効長は4両分。棒線駅のため、吉野方面行きと阿部野橋方面行きの双方が同じホームに発着する。
カーブがきつく、列車とホームの間の隙間が大きい(但し、ホームが橿原神宮前方向に約30メートル移動したことによりカーブは緩和された。それに伴い、昔は停車時は車掌が集札にあたっていたが、現在は切符を集札箱に投函する)。便所は男女共用の汲取式。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は112人。
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、315位。
- 南大阪線・吉野線の駅(43駅、他線接続駅含む)の中では最も少ない。
- 奈良県内の近鉄の駅(90駅)の中では最も少ない。
[編集] 駅周辺
駅名の由来となった薬水大師がある。
- 薬水簡易郵便局
[編集] 歴史
- 1924年(大正13年)2月7日 吉野鉄道の駅として開業。
- 1929年(昭和4年)8月1日 大阪電気軌道が吉野鉄道を合併。大阪電気軌道吉野線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道と参宮急行電鉄の合併により、新発足した関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道吉野線の駅となる。