吉野駅 (奈良県)
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吉野駅(よしのえき)は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある、近畿日本鉄道吉野線の終着駅。
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[編集] 概要
桜で名高い吉野山の玄関口。 駅前から吉野大峯ケーブル自動車が運営する吉野ロープウェイに接続しており、吉野山(下千本)まで登ることが出来る。
Jスルーカード・スルッとKANSAI対応カード共に券売機で使用可能(この駅では、駅構内でもアナウンスされている)。
[編集] 駅構造
櫛形3面4線のホームを持つ地平駅。ホーム有効長は4両。駅舎は社殿風。
通常ダイヤでの発着本数が少ないにもかかわらず4線も用意されているのは、桜の時期などの行楽シーズンに対応するためである。便所は改札外にあり、男女別の水洗式。
1 | 橿原神宮前・大阪阿部野橋方面(滅多に使われていないが、行楽シーズンで使われる) |
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(2) | 降車ホーム |
2 | 橿原神宮前・大阪阿部野橋方面(主に特急) |
3 | 橿原神宮前・大阪阿部野橋方面(主に急行) |
(3) | 降車ホーム |
4 | 橿原神宮前・大阪阿部野橋方面(滅多に使われないが、主に行楽シーズンで使われる) |
3面のホームとも島式の構成。1・4番線に降車ホームはない。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は422人。
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、286位。
- 南大阪線・吉野線の駅(43駅、他線接続駅含む)の中では、41位。
- 奈良県内の近鉄の駅(90駅)の中では、86位。
普段は民家も少なく閑散としているが、桜のシーズンには状況が一変する。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1928年(昭和3年)3月25日 吉野鉄道六田~吉野間延伸時に開業。
- 1929年(昭和4年)8月1日 大阪電気軌道が吉野鉄道を合併。大阪電気軌道吉野線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道と参宮急行電鉄の合併により、新発足した関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道吉野線の駅となる。
[編集] その他
第4回近畿の駅百選選定駅。