都営バス千住営業所
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都営バス千住営業所(とえい‐せんじゅえいぎょうしょ)は、東京都足立区梅田2丁目の日光街道沿いにあり、主に足立区内の路線を担当している営業所である。営業所記号は「H」を用いる。なお、東京都交通局の職員住宅である千住寮が隣接している。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 草41系統
- 草41:足立梅田町 - 尾竹橋 - 町屋駅 - 三河島駅 - 鶯谷駅 - 中入谷 - 浅草寿町
- 第二次世界大戦終了時 西新井橋 - 道灌山下が開通する。
- 1958年:足立梅田町 - 浅草寿町 - 東京駅八重洲口に延長。
- 1966年:系統分割を行い、足立梅田町 - 浅草寿町(11系統)と日暮里駅 - 東京駅八重洲口(65系統)になる。
足立梅田町 - 浅草寿町間を三河島駅・入谷鬼子母神経由で結ぶ路線である。 終戦時に、西新井橋(現:千住桜木) - 道灌山下間として開通。その後、西新井橋 - 浅草寿町間、浅草寿町 - 蛎殻町間、足立梅田町 - 西新井橋間、蛎殻町 - 東京駅八重洲口間を延長し、1958年に足立梅田町 - 浅草寿町 - 東京駅八重洲口間となる。しかし、1966年の再編によって、現在の草41系統の前身の11系統:足立梅田町 - 浅草寿町と65系統:日暮里駅 - 東京駅八重洲口間に分割され、1972年の系統番号変更により、旧・11系統を草41系統と改称して現在に至る。 なお、1981年の再建計画では足立梅田町 - 日暮里駅間への短縮・区間変更も検討されたが、再編実施対象から外れている。
中型車による運行が主体のため、混雑している時間帯が多い。2005年4月から中型ロングノンステップバス(MK-27HMのK代600番台)も指定ダイヤに入るようになった。これら以外に、多客時(7月第3木曜日の足立の花火大会や隅田川花火大会など)には大型車両が運用されることがある。 中型車が重用されている理由としては、千住車庫 - 足立梅田町間の回送経路に狭隘区間があるためである。中型車の出庫は千住車庫から一旦日光街道(国道4号線)に出た後、東武伊勢崎線沿いに梅田七丁目を経由して足立梅田町へ向かう。入庫は足立梅田町北側のT字路を右折し、梅島駅南側の交差点から旧日光街道を通って千住車庫に着く。 前述の理由から、ノンステップバス並びに大型車に関しては、千住車庫から荒川沿いを通って放水路土手下を経由し、足立梅田町に至る迂回的な経路をとる。
[編集] 草43系統
- 草43:浅草雷門 - 浅草公園六区 - 三ノ輪駅 - 千住車庫 - 足立区役所
- 草43:浅草雷門 - 浅草公園六区 - 三ノ輪駅 - 千住車庫
- 草43:三ノ輪駅←千住車庫(早朝のみ)
- 2004年1月5日:千住車庫 - 足立区役所間を平日に限り延長
- 2005年3月12日:上記便を土曜・休日の朝夕にも少数設定
草43系統の前身である旧13系統は元を辿ると終戦時まで遡る事ができ、現在千住営業所が担当する路線では草41系統と並んで歴史の長い路線である。昭和24年には旧201系統と統合し、千住車庫-新橋駅間を結ぶ長距離路線となったが、昭和47年に新系統番号の草43に変更された翌48年3月、浅草橋-新橋駅間は廃止された。その後東神田への再延長、平成に入ってから浅草雷門までの再短縮を経たうえ、2004年の千住車庫 - 足立区役所間延伸をもって現在の形態に至る。
足立区役所 - 三ノ輪駅間は日光街道、三ノ輪駅 - 浅草寿町間は国際通りを経由し、足立区・荒川区・台東区をほぼ直線的に結ぶ南北縦断路線となっている。なお、千住車庫 - 足立区役所間の出入庫の際は王49出入系統として運行される。
[編集] 端44系統
- 端44:北千住駅 - 尾竹橋 - 熊野前 - 田端駅 - 駒込病院
- 1951年3月1日:4系統田端駅 - 熊野前が開業する。
- 1952年4月20日:熊野前 - 西新井橋を延長する。
- 1957年8月20日:駒込病院 - 田端駅 - 熊野前 - 北千住駅通に延長
- 1961年5月25日:北千住駅通 - 北千住駅に延長
端44系統は、北千住駅 - 駒込病院間を熊野前・田端駅経由で結ぶ。起終点に都立駒込病院がある関係から早くより低床バスが導入され、現在でも車両故障などの例外を除き運行の全てはノンステップバスで行われている。
[編集] 北47系統
- 北47:北千住駅 - 千住車庫 - 足立区役所前 - 島根町 - 竹の塚駅 - 足立清掃工場
- 北47:北千住駅 - 千住車庫 - 足立区役所前 - 島根町 - 竹の塚駅
- 北47:北千住駅 - 千住車庫 - 足立区役所
- 北47:北千住駅 - 千住車庫
- 北47:千住車庫 - 足立区役所前 - 島根町 - 竹ノ塚駅( - 足立清掃工場)
- 1950年:新橋駅 - 秋葉原駅 - 上野駅 - 三ノ輪橋 - 千住車庫の30系統を開設する。
- 1969年:新橋駅 - 上野広小路を短縮する。
- 1971年:106系統が廃止され、代替として当系統が北保間木町まで延長される。
- 1982年12月16日:北47系統を竹の塚駅経由に変更し北48系統を統合する。
足立区の中央部を東武伊勢崎線に交わる形で平行しながら国道4号経由で縦貫する路線である。国道4号から竹の塚駅の間は往復する形で立ち寄るが、竹の塚駅以遠の運行は東武バスと一部経路が重複するため毎時1本弱にとどまっている。区の玄関口である北千住駅と足立区役所を結ぶ役割があるため、平日開庁時間帯の北千住駅方面は区役所構内に乗り入れる。
[編集] 王49系統
- 王49:王子駅 - 王子五丁目 - 鹿浜橋 - 上沼田団地 - 西新井大師 - 島根三丁目 - 梅島駅 - 千住車庫
- 王49折返:王子駅 - 王子五丁目 - 鹿浜橋 - 上沼田団地 - 西新井大師 - 島根三丁目 - 足立区役所
- 王49:王子駅 - 王子五丁目 - 鹿浜橋 - 上沼田団地(平日朝のみ)
- 王49出入:千住車庫 - 足立区役所
- 駒込駅南口 - 王子駅 - 千住車庫間が開業する。
- 1991年11月29日:地下鉄南北線駒込 - 赤羽岩淵間部分開業により、駒込駅南口 - 王子駅間を短縮する。
- 2003年4月1日:王30系統(王子駅 - 西新井大師 - 亀有駅北口)の分割により、王49折返を開通させる。なお、王30系統の亀有側は有30(足立区役所 - 亀有駅:現在は青戸支所担当)に継承されている。
- 2006年4月1日:2006年7月19日までの予定で、平日に限り「雨降りダイヤ」(前日15時時点の気象情報で、翌日の6時-12時の降水確率が50%以上の場合、朝ラッシュ時増便)を導入する。(後に夏期休暇期間を経てほぼ同内容で再開。)
北区の王子駅を始発とし北本通りを北上、王子五丁目(王子神谷駅前)より先、北区神谷町から環七通りに右折、鹿浜橋、椿二丁目、上沼田団地など駅から遠い地域を経由し、西新井警察署(西新井駅西口徒歩5分)で東武伊勢崎線に連絡、島根三丁目にて千住車庫・足立区役所方面へ分岐する路線である。
平日朝夕ラッシュ時は王子駅・王子五丁目 - 上沼田団地間の需要が非常に高く、特に朝の王子駅行は常に満員に近い利用状況である。また、足立区の東西方向は鉄道がないため公共交通機関としては東武伊勢崎線を東西に横切る数少ない存在であり、区内地域間の相互連絡の役割も併せ持っている。
王子駅 - 島根三丁目間のデータイムの運行頻度は毎時5 - 6回程度、以遠は2 - 3回程度である。
[編集] 撤退路線
[編集] 王30系統→有30系統
青戸支所へ移管。
[編集] 墨38系統
青戸支所へ移管。
[編集] 里48系統
巣鴨営業所に一本化。
[編集] 東22乙系統
江東営業所へ移管。
[編集] 備考
指定車種三菱ふそう(例外あり)D221,222・Z284(除籍)=日産ディーゼル X592(92年新製配置、95年転出、除籍)、X425(除籍)、A536・C771・M代=いすゞ自動車 N331=日野自動車(J-BUS)
放送装置:レシップ
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