銀杏BOYZ
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銀杏BOYZ | ||
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基本情報 | ||
出身地 | 日本 | |
ジャンル | パンク・ロック | |
職業 | パンク・ロックバンド | |
活動期間 | 2001年~ | |
レーベル | 初恋妄℃学園 | |
公式サイト | http://www.hatsukoi.biz/ | |
メンバー | ||
峯田和伸(ボーカル、ギター) 安孫子真哉(ベース) チン中村(ギター) 村井守(ドラム) |
銀杏BOYZ(ぎんなんボーイズ)は、日本の4人組パンク・ロックバンドである。前身のバンドGOING STEADYの時に設立したレーベル「初恋妄℃学園」に所属し活動している。何のオブラートにも包んでいない裸の歌詞、性的衝動を書きなぐった歌は多くのファンに支持されている。バンドのメインテーマは「恋と退屈」。所謂青春パンクバンド、及び下北系の代表格として挙げられる。
バンドとしての交友関係は広く、その関係はサンボマスター、ガガガSP、オナニーマシーン、水中、それは苦しいの様な青春パンク、フォークバンドから、Idol PunchやRAZORS EDGE、ギターウルフ、BREAKfASTのようなハードコアバンドにまで多岐に渡る。
目次 |
[編集] メンバー
- 峯田和伸(みねた かずのぶ、1977年12月10日 - 、A型)
- ボーカル、ギター。山形県東村山郡山辺町出身。東京情報大学卒。
- 実家は年商5億の電気販売店「峯田電器」。すべての曲の作詞、作曲を担当する。ライブ中は、上半身裸になったり暴れまわったり涎を垂らしまくったりマイクを咥える等、過激なパフォーマンスを見せる。2003年12月公開、みうらじゅん原作映画『アイデン&ティティ』に出演し主人公中島役を熱演。お笑いに関して造詣が深く、立川談志の落語を見に行ったりする。みうらじゅん、田口トモロヲ、YO-KING、曽我部恵一、コザック前田(ガガガSP)、岸田繁(くるり)、山口隆(サンボマスター)など彼を高く評価するミュージシャンは多く、また多くのミュージシャンに影響を与えている。また、自身の女性観については有名で、特に好きな女性タレントはアイドルの杏さゆり。最も尊敬する歌手はみうらじゅん。
[編集] 来歴·概要
2003年1月、GOING STEADY解散後、峯田和伸が新たに結成した。当初は峯田和伸のソロ名義で、エレファントカシマシの企画盤「花男」にボーカルのみで参加など活動していたが、元GOING STEADYのベースの安孫子真哉とドラムの村井守を誘い、チン中村をギターに迎え4人編成で活動を開始。
2003年、2004年とコンスタントにライブ活動をし、その間にレコーディングを行う。そして、2年弱続いたレコーディングも全工程を終え、2005年1月15日、『DOOR』『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』を2枚同時発売。そして、インディーズのデビューアルバムとしては異例のオリコンチャート6位と7位にランクインする。
2005年2月から全国ツアー「銀杏BOYZ 世界ツアー 2005」を開始。最初のライヴ中に峯田が肋骨を骨折し数公演が延期、6月には右足を骨折し再度数公演が延期になるも、9月10日Zepp Sendaiをファイナルにし全日程を終了(ただ、実質的なツアーファイナルの9月23日の日比谷野外大音楽堂の公演にて、治りかけてた右足を骨折)。その間の8月7日に出演した「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で、峯田がライブ中全裸になり、書類送検された。
2005年11月、下北沢の再開発計画を考えるプロジェクト「S.O.S.(The Sound of Shiomokitazawa)」に峯田が弾き語りで出演し、その後、チン中村とブログで募集した女性4人と共に"敏感少年隊"を結成した。 下北沢の再開発については下北沢の「下北沢駅周辺地区街づくり」の項を参照。
2007年4月11日にドキュメンタリーDVD「僕たちは世界を変えることができない」を発売する。 発売に先駆けて3月24日から4月6日まで東京、吉祥寺バウスシアターにて先行上映される。追加上映として、京都みなみ会館(4月10日のみ)が決定。
現在は「世界ツアー 2005」の映像を収めたドキュメント作品第2弾「世界平和祈願DVD」をメンバー主導で製作中である。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] アルバム
- 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 2005年1月15日
- 日本人
- SKOOL KILL
- あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す
- 童貞フォーク少年、高円寺にて爆死寸前
- トラッシュ
- なんて悪意に満ちた平和なんだろう
- もしも君が泣くならば ※
- 駆け抜けて性春 ※
- BABY BABY ※
- 漂流教室
- You & I VS.The World ※
- 若者たち ※
- 青春時代 ※
- 東京
- DOOR 2005年1月15日
- 十七歳 (…cutie girls don’t love me and punk.)
- 犬人間
- 日本発狂
- 援助交際
- メス豚
- あの娘は綾波レイが好き
- SEXTEEN
- リピドー
- 夢で逢えたら
- 銀河鉄道の夜 ※
- 惑星基地ベオウルフ ※
- 夜王子と月の姫 ※
- NO FUTURE NO CRY
- 人間
- なんとなく僕たちは大人になるんだ
- こちらもGOING STEADY時代の楽曲も収録。田口トモロヲなどがゲストボーカルとして参加している。
- 「十七歳」の冒頭部分に大槻ケンヂの青春小説「グミ・チョコレート・パイン」のタイトルが登場しており、その歌詞の一部分がパイン編(文庫版)の帯文に採用されている。
- 「援助交際」の終盤で演奏される曲はTHE JAMの「IN THE CITY」のイントロである。
- 「あの娘は綾波レイが好き」では、マネージャーが電話で直接GAINAXに許可を得たという話がある(綾波レイはGAINAX製作アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の登場キャラクターのため)。それ以前のタイトルは、「あの娘は中谷美紀が好き」だったがこちらは許可を得られなかったようである。
- ※印は、GOING STEADY時代の楽曲(歌詞や曲調が改編されているものもある)