DFS
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DFS(ディーエフエス、Duty Free Shoppers)は、世界各国に展開している免税店チェーン。
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[編集] 概要
[編集] 世界最大の免税店
1960年にアメリカ人のチャールズ・フィーニーとロバート・ミラーによって設立された。その後のハワイにおける独占免税販売権利の獲得以降、アジア太平洋地区やアメリカ、ヨーロッパに店舗を展開する。また、空港以外に所在する免税店や、都市の中心地に立地する「ギャラリア」店を展開するなど世界最大の免税店チェーンとなる。
1996年にはフランスのLVMHが大株主となり、以降同グループ傘下のクリスチャン・ディオールやロエベ、フェンディやタグ・ホイヤーなどの高級ブランドを本格的に扱うようになる。
[編集] 販売商品
主にLVMH傘下の高級ブランドとファッションブランド、お土産品や特産品を販売している。香港やシンガポールなど輸入関税が免除されるエリアでは、他の店舗と同様に商品を販売し、酒やたばこなどが課税対象となるエリアではそれらの商品を免税で、それ以外の商品を非免税品として販売する(国や地域により異なる)。
[編集] 主な取り扱いブランド
(店舗により異なる)
- ルイ・ヴィトン
- フェンディ
- ロエベ
- クリスチャン・ディオール
- タグ・ホイヤー
- ダンヒル
- グッチ
- エルメス
- サルヴァトーレ・フェラガモ
- ショーメ
- ブルガリ
- カルティエ
- ショパール
- トッズ
- ラルフ・ローレン
- トゥミ
[編集] 主な顧客
設立当初より現在に至るまで日本人観光客を主な顧客とするが、1990年代以降のアジアにおける急速な経済発展を背景に、近年では大韓民国や中華民国、香港などのアジアの先進工業国の観光客をはじめ、ロシアや中華人民共和国などの新進工業国の富裕層の顧客も急増している。
[編集] データ
- 設立:1960年
- 本社:香港
- 会長兼CEO:エド・ブレナン
- 従業員数:約5000人(2005年)
[編集] 主な店舗所在地
- 東京(成田国際空港)
- 沖縄(DFSギャラリア・沖縄)
- 台北
- 香港
- ソウル(仁川国際空港)
- シンガポール
- サイパン
- グアム
- ホノルル
- ハワイ島
- マウイ島
- サンフランシスコ
- サンノゼ
- ロサンゼルス
- ダラス
- ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)
- マイアミ
- ケアンズ
- オークランド
- クライストチャーチ
- ニューカレドニア
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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