インディアナポリス
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位置 | ||||
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インディアナ州におけるインディアナポリスの位置 | ||||
座標: 39° 46′5.88″N 86° 9′29.52″W | ||||
行政 | ||||
成立日 | 1821年 | |||
市長 | Bart Peterson (民主党) | |||
地理 | ||||
面積 | ||||
市域 | 963.5 km² (372 mi²) | |||
陸上 | 945.6 km² (365.1 mi²) | |||
水面 | 17.9 km² (6.9 mi²) | |||
標高 | 218 m (715 ft) | |||
人口動勢 | ||||
人口 | ||||
市域 (2000年) | 791,926人 | |||
人口密度 | 837人/km² (2,169人/mi²) | |||
市街地人口 | 人 | |||
都市圏 | 1,939,349人 | |||
都市圏人口密度 | 人/km² (人/mi²) | |||
等時帯 夏時間 |
東部標準時 (UTC-5) 東部夏時間 (UTC-4) |
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公式ウェブサイト: http://www.indygov.org/ |
インディアナポリス(英:Indianapolis)は、アメリカ合衆国・インディアナ州中央部に位置する同州最大の都市である。2000年現在の国勢調査によると、インディアナ州内で最も人口が多くアメリカ合衆国内で12番目に大きな都市である、ここの人口は791,926人である。2004年7月1日アメリカ合衆国統計局はインディアナポリス市の統合都市が794,160人であると見積もっていて大都市圏 (9つの郡地域と呼ばれる塊) は2百万人に迫る人口である。インディアナポリス市はマリオン郡の郡庁所在地である。2004年現在、マリオン郡の人口は863,596人である。外資系を含めた自動車工業の成長によって、五大湖周辺の都市にしては人口増加を続けている珍しいケースの都市といえる。
目次 |
[編集] 歴史
インディアナポリス市は w:Indiana General Assembly の活動によって1821年に州都として設立された。ワシントンD.C.を模した都市開発が特徴的である。19世紀頃から全米における地位を高める。その後停滞するが天然ガスの発見により工業が発展。一時は都市化の波に乗り遅れたが、再開発に成功。大規模ショッピングセンターやコンベンションホールの建設、そして教育、文化への熱心さも相俟って、目覚ましい発展を遂げている。今日では郊外に点在する自動車工業が市況を牽引し、他に電機、機械関連工業も発達している。
[編集] 地理
アメリカ合衆国統計局によると、この都市 (他の自治体の一部を含まずマリオン郡の一部である) は総面積953.5 km² (368.2 mi²) である。このうち936.2 km² (361.5 mi²) が陸地で17.3 km² (6.7 mi²) が水地域である。総面積の1.81%が水地域となっている。4つの除かれたコミュニティーを含まない、インディアナポリスの統合した総面積はおおよそ966.3 km² (373.1 mi²) である。
インディアナポリス市の中央部は東、西、北、及び南通りと接する1マイル広場である。
[編集] 人口動勢
2000年現在の国勢調査GR2で、この都市は人口791,926人、320,107世帯、及び192,704家族が暮らしているが、大都市圏人口は150万人近くになる。人口密度は835.1/km² (2,163.0/mi²) である。376.4/km² (975.0/mi²) の平均的な密度に352,429軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人69.09%、アフリカン・アメリカン25.50%、先住民0.25%、アジア1.43%、太平洋諸島系0.04%、その他の人種2.04%、及び混血1.64%である。ここの人口の3.92%はヒスパニックまたはラテン系である。白人以外の人口の大多数は市内地区の一部中央部及び北部に住んでいる。
この都市内の住民は25.7%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.2%、25歳以上44歳以下が32.9%、45歳以上64歳以下が20.3%、及び65歳以上が11.0%にわたっている。中央値年齢は34歳である。女性100人ごとに対して男性は93.7人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は90.2人である。
この都市の世帯ごとの平均的な収入は40,051米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は48,755米ドルである。男性は36,302米ドルに対して女性は27,738米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入 (per capita income) は21,640米ドルである。人口の11.9%及び家族の9.1%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の16.2%及び65歳以上の8.1%は貧困線以下の生活を送っている。
[編集] 文化的特徴
インディアナポリス市は豊かな文化的遺産を誇りにしている。いくつかの先導は芸術及び文化を目的にインディアナポリス市の魅力を高める為に近年にインディアナポリス市役所によって作られた。この都市は "文化地区" としていくつかの地域を指定した:Indiana Avenue、Broad Ripple Village、The Canal & White River State Park、w:Fountain Square、w:Massachusetts Avenue、及び The Wholesale District。
[編集] マサチューセッツ・アベニュー
Monument Circle のいくつかのブロックの北東に位置する、マサチューセッツ・アベニューはダウンタウンの4つの原形対角通りとして1821年に計画された。これは取り囲んでいる住宅地域に主にサービスする商業地域の始まりであった。この通りは路面電車路線の発達に加えてビジネスが発展するサービスを重視した事で人気を博した。いくつかの路面電車及び都市間路線の間に定められた、この通りは1870年及び1930年の間で成長を続けた。
現在、この通りの再開発はレストラン、劇場及び店舗を独自に所有した上で開発する事に焦点を当てている。
[編集] 運河及びホワイト川州立公園
インディアナポリス市内に位置している長く現存しない中心的運河は一新され都市レクリエーション地域で再開した。この新しい姿はベネチア風の水路として作られた。徐々に、文化的呼び物は1990年代に水路沿いに作られるようになった。現在、水路の北部端は州の中心的なテクノポリス (w:Technopolis) と成っていて、生物科学先導の目を出す本拠地となっている。拡張しているホワイト川州立公園の中心部へこの水路の拡張が1996年に完成する事となった。この拡張はw:National Road の一部として1916年に作られた、古いワシントン・ストリート橋の掛け替えを含む2,000万米ドル社会基盤改良工事プロジェクトの一部であった。
[編集] 博物館
- インディアナポリス子供博物館 (Children's Museum of Indianapolis)
- Colonel Eli Lilly Civil War Museum
- コナープレーリー (Conner Prairie)
- アイテルジョーグ美術館 (Eiteljorg Museum of American Indians & Western Art)
- インディアナ州立博物館 (Indiana State Museum)
- インディアナポリス・モーター・スピードウェイ・ホール・オブ・フェイム博物館 (Indianapolis Motor Speedway Hall of Fame Museum)
- インディアナポリス美術館 (Indianapolis Museum of Art)
- NCAAホール・オブ・チャンピオンズ (NCAA Hall of Champions)
[編集] スポーツ
インディアナポリス市はインターナショナルリーグのマイナーリーグチーム「インディアナポリス・インディアンズ」(ピッツバーグ・パイレーツ傘下)、NBAの「インディアナ・ペイサーズ」、WNBAの「インディアナ・フィーバー」とNFLの「インディアナポリス・コルツ」の本拠地。それに加えて、全米大学体育協会 (NCAA) の本部がある。この都市は「世界のアマチュア・スポーツの首都」と呼ばれる。1987年にはパンアメリカン競技大会、2002年にはFIBAバスケットボール世界選手権が開催された。
インディアナポリス市はアメリカの中で一番大きな市営公園の一つである「イーグルクリーク公園」(Eagle Creek Park) を含む、大きな市営公園システムを持っている。
[編集] インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
スピードウェイにあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイは 1周2.5マイル(約4km) のオーバルコース上で、毎年「戦没者追悼日」の週末に開かれる自動車レース「インディ500」の開催地である。
スピードウェイは NASCAR Brickyard 400 ストックカーレース(8月開催)及びF1アメリカGP (6月開催)の開催地にもなっている。
なお、スピードウェイの所在地であるスピードウェイ市は、独立した市となっている。
[編集] ローカルメディア
インディアナポリス・スターはこの都市内で最も幅広く読まれている日刊新聞である。w:Gannett が所有者である。他の人気のある出版物は w:Nuvo Newsweekly、Indianapolis Monthly、w:IndyScribe、及び Indy Men's Magazine が含まれる。Gannett はインディアナ州北部及び郊外向けローカルとコミュニティ関連ニュースを扱う The Topics という名称の週刊新聞も発行している。
インディアナポリスは以下の主要なローカル・テレビジョン放送局によってサービスされている:
[編集] 社会基盤
[編集] 教育
インディアナポリス市はバトラー大学、インディアナポリス大学、マリオン大学とインディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校の本拠地。
[編集] 交通
空港
- インディアナポリス国際空港がインディアナポリス及びマリオン郡をサービスしている。
高速道路
- インディアナポリス地域をサービスしている6つの主要なインターステイツは I-70、I-74、I-65、I-69、I-465 環状道路、及び I-865 接続道路である。
鉄道
[編集] その他
もっとも共通したインディアナポリス市のニックネームは「インディ」。
[編集] 姉妹都市
インディアナポリスはSister Cities International, Inc. (SCI)によって指定された、5つの姉妹都市を有している:
[編集] 外部リンク
[編集] 州政府
[編集] 文化及びレクレーション
- Indianapolis Convention & Visitors Association(英語版)
- Children's Museum of Indianapolis(英語版)
- The Indianapolis Museum of Art(英語版)
- White River State Park(英語版)
[編集] ビジネス
[編集] メディア
- Indianapolis Star(英語版) 日刊新聞
- Nuvo(英語版) 週刊ローカル新聞
- Southside Times(英語版) 週刊ローカル新聞
- Indianapolis Business Journal(英語版) 週刊ローカルビジネス
- おでかけ.US(インディアナ生活情報ポータルサイト)
[編集] 地図
アメリカ合衆国の州都 | |
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