ニューアーク・リバティー国際空港

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ニューアーク国際空港
IATA：EWR - ICAO：KEWR
概略
空港種別		公共
運営者		NY&NJ港湾公社
開港日		1928年 10月1日
受け持ち		ニュージャージー州ニューアーク
海抜 AMSL		18 ft (5.5 m)
位置		北緯40度41分31.98秒西経74度10分07.2秒
滑走路
方向	全長		表面
方向	ft	m	表面
04L/22R	11,000	3,353	舗装
04R/22L	10,000	3,048	舗装
11/29	6,800	2,072	舗装
ヘリパット
番号	大きさ		表面
番号	ft	m	表面
H1	40	12	舗装

ニューアーク・リバティー国際空港（-こくさいくうこう、Newark Liberty International Airport）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク市にある国際空港。

[編集] 概要

ニューヨーク三空港（ジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港、ニューアーク国際空港）を構成するニューヨーク市の玄関口の一つ。他の二空港がニューヨーク州にあるのに対して、ニューアーク国際空港はハドソン川を挟んだ対岸のニュージャージー州にある。日本からの直行便はコンチネンタル航空が運行している。

ジョン・F・ケネディ国際空港に比べて離発着枠に若干余裕があるため、比較的に混雑は少ない。ただし、コンチネンタル航空の便が集中する時間帯は離着陸を待つ飛行機で混雑する。

[編集] 名前

英語の発音は "ヌーワーク" であり、日本語のカタカナ表記をそのまま言っても現地では通じない。また2001年には9/11テロ事件の犠牲者を追悼するかたちで従来の名前に「リバティー」が加えられ、「ニューアーク・リバティー国際空港」となった。

[編集] 航空管制

CLR	118.85MHz,132.45MHz
GND	121.8MHz,126.15MHz
TWR	118.3MHz,134.05MHz,257.6MHz
NEW YORK APP	127.6MHz,128.55MHz,132.7MHz,132.8MHz,379.9MHz
NEW YORK DEP	119.2MHz,379.9MHz
UNICOM	122.95MHz
ATIS	115.7MHz,134.825MHz

[編集] 航空保安無線施設

局名	種類	周波数	識別信号	空港からの設置距離
TETERBORO	VOR	108.4MHz	TEB	10.5マイル
TETERBORO	DME		TEB	10.5マイル
LIZAH	NDB	373.0KHz	EZ	5.6マイル

[編集] ターミナル

滑走路のレイアウト

ニューアーク・リバティ国際空港は3つの旅客ターミナルが設けられている。ターミナル A & B は1973年に完成し、最上階が出発、中階が到着、地上階が航空業務に当てられている3層構造からなっている。

それぞれのターミナルは3つの番号が付けられたコンコースが設けられている。例えばターミナル A はコンコース A1、A2、A3 に分かれている。ゲート番号はすべてのターミナルを通して連続している。

[編集] ターミナル A

ターミナル Aは10から39までの27ゲートを持っている。このターミナルには入国管理施設が設置されていないためカナダからの便を除き他国から到着する便は使用できない（国際線の出発には、このターミナルも利用されている。）。

エア・カナダ（モントリオール、トロント、オタワ）
エア・トラン（アトランタ、シカゴ・ミッドウェイ）
エア・ウィスコンシン dba ユナイテッド・エキスプレス（ワシントン/ダレス）
アラスカ航空（シアトル/タコマ）
アメリカウエスト航空（ラスベガス、フェニックス）
アメリカン航空（シカゴ/オヘア、ダラス/フォートワース、ロサンゼルス、マイアミ、サンファン、ヴェイル）
アメリカン・イーグル航空（ボストン、ローリー/ダーラム）
ATA航空（シカゴ/ミッドウェイ）
アトランチックコースト航空 dba ユナイテッド・エキスプレス（ワシントン/ダレス）
カジノ・エキスプレス（チャーター）
Chautauqua Airlines dva USエアウェイズ・エキスプレス（ピッツバーグ）
コンチネンタル航空（アトランタ、シカゴ/オヘア、シカゴ/ミッドウェイ、ダラス/フォートワース）
メサ航空 dba USエアウェイズ・エキスプレス（フィラデルフィア）
PSA航空 dba USエアウェイズ・エキスプレス（ピッツバーグ）
ユナイテッド航空（シカゴ/オヘア、デンバー、ロサンゼルス、サンフランシスコ）
USエアウェイズ（シャーロット）

[編集] ターミナル B

ターミナル Bは40から68までの23ゲートを持っている。出入国管理施設があり、国際線、外国籍航空会社に利用されている。

エールフランス（パリ/シャルルドゴール）
エア・インディア（パリ経由ムンバイ）
エア・ジャマイカ（モンテゴベイ）
アリタリア航空（ミラノ/マルペンサ, ローマ/フィウミチオ）
ブリティッシュエアウェイズ（ロンドン/ヒースロー）
コムエア dba デルタ・コネクション（シンシナティ）
チェコ航空（プラハ）
デルタ航空（アトランタ, シンシナティ, ソルトレークシティ）
エル・アル・イスラエル航空（テルアビブ）
エチオピア航空（ローマ, ワシントン/ダレス経由アジスアベバ）
エバー航空（シアトル経由台北）
フータースエア（マートルビーチ）
KLMオランダ航空（アムステルダム）
LOTポーランド航空（ワルシャワ）
ルフトハンザドイツ航空（デュッセルドルフ, フランクフルト, ミュンヘン）
マレーシア航空（ストックホルム経由クアラルンプール）
マイアミ航空（チャーター）
ミッドウエスト航空（ミルウォーキー）
ノースウエスト航空
スカンジナビア航空（コペンハーゲン, ストックホルム）
シンガポール航空（シンガポール）
ソング by デルタ航空（オーランド）
スイスインターナショナルエアラインズ（チューリッヒ）
TAP ポルトガル航空（リスボン）
USA 3000 （フォートローダーデール, フォートメイヤーズ, プンタカナ, セントピータースバーグ）
ヴァージン・アトランティック航空（ロンドン/ヒースロー）

[編集] ターミナル C

コンチネンタル航空専用のターミナルである。出入国管理設備が完成し、国際線も利用することになった。ターミナルCだけでもゲートが足りないため、ターミナルAも一部の路線で利用している。

コンチネンタル航空（アカプルコ, アグアディラ, アムステルダム、アンカレッジ, アンチグア、アルバ、オースチン, バルバドス、北京、バーミンガム（英国）、ボゴタ, ボストン、ブリュッセル, バッファロー、カンクン, シンシナティ、クリーブランド、コロンバス, コズメル、デンバー、デトロイト、ダブリン、エディンバラ、フォートローダーデール、フォートメイヤーズ, フランクフルト, ジュネーヴ、グラスゴー, グアヤキル、ハリファックス、ハミルトン（バミューダ）、へイドン, 香港、ホノルル, ヒューストン/ホビー, ヒューストン/国際、インディアナポリス, ジャクソンヴィル、キングストン, リマ, リスボン、ロンドン/ガトウック、ロサンゼルス, マドリード、マンチェスター（NH）、マンチェスター（英国）、メキシコシティ、マイアミ、ミラノ、ミネアポリス/セントポール、モンテゴベイ, モントローズ/テルライド、ナッソー、ニューオーリンズ, オレンジカウンティ（サンタアナ）, オーランド、パナマシティ（パナマ）, パリ/シャルルドゴール, フェニックス、ポートオブスペイン, ポートランド（OR）、プロヴィデンス、プエルトプラタ, プエルトヴァラルタ, プンタカナ, キト, ローリー/ダーラム, ローマ, セントマーチン, ソルトレークシティ, サンアントニオ, サンディエゴ、サンホセデルカボ, サンノゼ（CR）, サンファン, サンティアゴ（ドミニカ共和国）、サントドミンゴ, サンパウロ, サラソタ、シアトル、シャノン, セントトーマス, タンパ, テルアビブ、東京/成田, トロント, ツーソン, ヴェイル、ワシントン/レーガン, ウエストパームビーチ, チューリッヒ）
コンチネンタル・エキスプレス（オールバニ, アッシュビル, ボルチモア/ワシントン、バーミンガム、ボストン, バッファロー, バーリントン, チャールストン（SC）, シャーロット, シンシナティ, コロンビア、コロンバス, デイトン, デイトナビーチ, デトロイト, ファエットビル（AR）, グランドラピッズ, グリンズボロ, グリーンビル, ハリファックス, ハートフォード, ハンツビル、インディアナポリス, ジャクソンビル, カンザスシティ, ノックスビル、レキシントン, リトルロック, ルイビル, マディソン, マンチェスター（NH）、メンフィス、ミルウォーキー, ミネアポリス/セントポール, モントリオール, マートルビーチ, ノーフォーク, オクラホマシティ, オマハ, オタワ, フィラデルフィア, ピッツバーグ, ポートランド（ME）、プロヴィデンス、ケベック, ローリー/ダーラム, サラソタ, サバナ, セントジョンズ, セントルイス, シラキュース, トロント、タルサ、ワシントン/ダレス）

[編集] アクセス

ニューアーク国際空港はハドソン川を挟んだニュージャージー州側に立地するにもかかわらず、距離的にはケネディ国際空港よりもマンハッタンからは近く、また渋滞も比較的少ない。ニューヨーク市内からニューヨーク市のイエローキャブを利用してニューアーク国際空港に行く場合には、営業許可の関係上イエローキャブは帰路に客をとることができないため、その償還分として「15ドル＋高速とトンネルの料金」を割増し請求される。またニューアーク国際空港からニューアーク市またはエリザベス市のタクシーを利用してニューヨーク市内へ向かう場合には、行き先に応じて45〜50ドルの均一料金が請求される。

マンハッタンへは、主要ホテルなどへ向かう相乗りのシャトルバンや、主要ターミナルとの間を結ぶ直通バスを利用すると比較的安く移動することができる。また空港のターミナルからエアトレインで結ばれているニューアーク国際空港駅からニューヨーク・ペンシルバニア駅へニュージャージー・トランジットの電車が走っている。これを利用すれば、乗り換えはあるもの所要時間はほぼ1時間以内、料金も14.50ドルと手頃である。また空港からニューアーク・ペンシルバニア駅（前述のニューヨーク・ペンシルバニア駅とは異なる）までの路線バスを利用し、ここからPATHトレインを利用する安価な方法もあるが、乗換えが面倒なうえ、時間も非常にかかることが多い。