仁木町
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仁木町(にきちょう)は、北海道の後志支庁の北部に位置し、果樹栽培が盛んな町である。
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[編集] 地理
町域は余市川流域とその周りの山地である。余市川は「し」の字を描くように、町の南東から入って北に抜ける。川は上流で赤井川村を流れ、下流部の河口付近は余市町中心部なので、仁木町は余市川の中流に広がっていることになる。仁木町内で両岸に1、2キロメートル幅の平地があり、最も川下にあたる町境付近では幅4キロメートルほどにもなる。その平地は、川上の大江地区までは主に水田に利用され、仁木地区では山の裾野とともに果樹園に利用されている。町の中心市街は仁木地区の仁木駅前と国道5号沿いに広がる。
余市川沿いの住所地名は川上側から、尾根内、長沢南、銀山、その川下に大江、さらに下流の平野に南町・東町・西町・北町となる。余市川下流で、平地は川の東に発達し、西は狭い。その狭い西側流域には、川上側から、然別川の合流点付近に然別、砥の川の合流点付近に砥の川、仁木町中心部と川をはさんで向かい合い旭町がある。
- 山: 大黒山(724.8m)、二ツ森(679.7m)、銀山(640.5m)、頂白山(460.8m)
- 河川: 余市川、砥の川、然別川、ポン然別川、大黒川、土木川
- 湖沼・ダム:
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
1879年(明治12年)11月に、仁木竹吉(にきたけよし)ら360余名が徳島県(現在の徳島県吉野川市)から集団で入植したのが日本人の定住の始まりで、翌年に仁木村が成立した。仁木町の名は仁木竹吉にちなむ。山口県からの移民を中心に、1883年(明治16年)3月に大江村が成立した。大江は、山口県を支配した毛利氏の先祖とされる大江広元にちなむ。1920年の人口は、5476人であった。仁木では早くからリンゴの栽培が盛んで、現在まで果樹園が広がる。一方、大江では米作りが盛んであったので、稲と林檎が町の産業の二つの柱であった。20世紀後半になるとさくらんぼ、ぶどうも加えた果樹の比重が高まった。
[編集] 沿革
- 1880年(明治13年) 仁木村が成立した。
- 1883年(明治16年)3月 大江村が成立した。
- 1899年(明治32年) 大江村から赤井川村が分立した。
- 1902年(明治35年)4月1日 仁木村、大江村、山道村が合併して二級町村制の大江村になった。
- 1915年(明治15年)4月1日 大江村が一級町村制を施行した。
- 1964年(昭和39年)11月1日 大江村が改称して町になり、仁木町になった。
[編集] 行政
- 町長 三浦敏幸
- 一般職職員数74人。(2004年4月1日)
[編集] 経済
[編集] 産業
山が多いため、耕地は町の面積の10.5%(2002年)しかないが、主な産業は農業である。特に仁木地区で果樹の栽培が盛んで、りんご、ぶどう、さくらんぼが作られる。野菜も盛んに作られる。水田は耕地の半分近くだが、農業産出額の中では13%(2002年)にとどまる。
- 産業別就業者数
第1次産業 | 1,048人 | |
第2次産業 | 218人 | |
第3次産業 | 900人 |
[編集] 立地企業
- 倉島乳業株式会社仁木工場
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
徳島県の川島町が仁木村を作った仁木竹吉の出身地にあたることから、1974年に姉妹町になった。川島町が合併して吉野川市の一部になったことに伴い、姉妹町関係は解消になった。
[編集] 地域
[編集] 教育
- 仁木商業高等学校
- 仁木中学校
- 大江小学校
- 仁木小学校
- 銀山小学校
- 銀山中学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 道路
最も重要な道路は町を南北に通る国道5号で、北に余市町、小樽市を経由して札幌市に通じ、南には共和町と連絡して遠く函館市まで通じる。北の余市町の近くとは平地続きのため道路網が発達しているが、他の町村との連絡は経路が限られる。国道5号は稲穂峠の下の稲穂トンネルによって南の共和町に出る。稲穂峠に向かうため余市川を離れる国道5号からは、北海道町1022号仁木赤井川線が分岐して、なお東に余市川沿いに走り、隣の赤井川に入る。北海道道36号余市赤井川線は冷水峠によって赤井川村と余市町を結ぶもので、仁木町を通るのは冷水峠付近のごく一部である。余市川の左岸(西岸)を余市町から南に然別川まで通じるのが北海道道755号然別余市線で、この道道は北西に折れてポン然別川の上流にある然別の廃坑そばまで通じる。
- 一般国道
- 国道5号(稲穂国道)
- 北海道道
- 北海道道36号余市赤井川線
- 北海道道455号仁木停車場線
- 北海道道755号然別余市線
- 北海道道1022号仁木赤井川線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 農村公園 フルーツパークにき
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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