倶知安町
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倶知安町(くっちゃんちょう)は、北海道後志支庁管内、虻田郡にある町。後志支庁の所在地で、後志支庁南西部の中心都市の役割を果たしている。
目次 |
[編集] 地理
- 札幌市の西50kmほどのところにある。周囲にはニセコアンヌプリや羊蹄山があり盆地になっている。
- 山 : 羊蹄山(後方羊蹄山)(活火山、1898m)、ニセコイワオヌプリ(活火山、1116m)、ニセコアンヌプリ(1308m)
- 河川 : 尻別川、倶登山川
[編集] 隣接している自治体
[編集] 歴史
- 「くっちゃん」という独特の地名はアイヌ語から来ている。「クッ・シャン・イ」(管のようなところを流れ出る場所)の意味とされるが、「クチャ・アン・ナイ」(狩り小屋のある沢)であるとする説もある。
- 1892年 余市などに入植していた徳島県人たちによって開墾が始まった。
- 1893年 倶知安村が設置され、虻田村戸長役場(現在の洞爺湖町)の管轄となる。
- 1896年 倶知安村戸長役場が開庁する。
- 1899年 室蘭支庁(現在の胆振支庁)から岩内支庁へ管轄変更となる。
- 1906年 二級町村制施行。
- 1910年 2月8日、寿都・岩内・小樽の各支庁と室蘭支庁虻田郡の大半を統合し、倶知安村に後志支庁を設置。4月5日、東倶知安村(現在の京極町)を分村し、ニセコアン・曽我・藤山地区を狩太村(現在のニセコ町)の行政区域とする。
- 1916年 町制施行、倶知安町。
- 1991年 開基100年記念式典が行われる。
[編集] 経済
[編集] 産業
ロス・フィンドレー氏が10数年前にニセコに移住し紹介したおかげで、この町がオーストラリアで評判となり、南半球が夏季になる時期にニセコマウンテンリゾート_グラン・ヒラフのパウダースノーを滑るためにオーストラリアからの観光客が近年多く押し寄せるようになった。2006年には東京・名古屋・大阪の三大都市圏の住宅地をさしおいて住宅地地価上昇率日本一に躍り出た。これはオーストラリア人観光客を見込んだホテルや短期滞在用住宅の需要が原因と見られている。その一方で、地価上昇の原因である建設・買収されたホテルの多くがオーストラリア資本によるものであり、それにより地元に金を落としにくい状態にしているため、観光客増加が今後の地元経済にプラスになるかどうかは未知数である。
[編集] 立地企業
- FMニセコ放送株式会社
- 北海道新聞社倶知安支局
- 有限会社二世古酒造
- 道栄紙業株式会社
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 教育
- 高等学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
[編集] 道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 北海道道58号倶知安ニセコ線
- 北海道道271号倶知安停車場線
- 北海道道343号蘭越ニセコ倶知安線
- 北海道道478号京極倶知安線
- 北海道道631号ニセコ高原比羅夫線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 羊蹄山
- ニセコアンヌプリ
- ニセコマウンテンリゾート_グラン・ヒラフ
- 小川原脩記念美術館
- 北海道スピードパーク
[編集] 出身有名人
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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