千葉県立千葉高等学校
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千葉県立千葉高等学校(ちばけんりつちばこうとうがっこう)は、千葉県千葉市中央区葛城にある県立高等学校。
千葉県立千葉高等学校 | |
過去の名称 | 千葉中学校 千葉県尋常中学校 千葉県千葉中学校 千葉県立千葉中学校 千葉県立千葉第一高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 千葉県 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
所在地 | 〒260-0853 |
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電話番号 | 043-227-7434 |
FAX番号 | 043-227-7435 |
外部リンク | 公式サイト |
目次 |
[編集] 概要
全国公立高校でも有数の進学校。通称は「千葉高」、「県千葉」。かつて千葉一高だった名残で「一高」と呼ぶ人もいる。 千葉県公立高校の御三家の一つと呼ばれる事もある。(他に県立船橋高校、県立東葛飾高校) また、公立高校御三家(首都圏)としても、浦和高校・湘南高校とならんでいる。 教育方針としては受験に囚われない「真の学問の追求」。自由闊達・質実剛健の伝統の下、独特の「千葉高的」な校風が生み出されて来た。入学試験(特色化選抜)では独自の試験問題(5教科)も利用されている。
2008年度から中高一貫校化される予定。定時制は2007年度から募集停止となり、3部制定時制を設置している千葉県立生浜高等学校に2008年統合予定。
[編集] 交通
[編集] 沿革
- 1878年8月 - 千葉県師範学校構内(現NHK千葉支局敷地)に千葉中学校と称して創立。修業年限3ヶ年。
- 1886年8月 - 千葉県師範学校女子部の校舎(現教育会館敷地)に移転する。
- 1886年10月 - 千葉県尋常中学校と改称。
- 1899年4月 - 千葉県千葉中学校と改称、同年7月現在地に校舎を新築移転。同年11月1日新築落成式を挙行(創立記念日の由来)。
- 1901年5月 - 千葉県立千葉中学校と改称。
- 1944年4月 - 千葉市立商業学校夜間部を本校第二部(3年制、旧制中学校)として移管設置する。
- 1947年4月 - 新学制の実施に伴い、第4・第5学年生徒は千葉県立千葉中学校生徒、第2・第3学年生徒は千葉県立千葉中学校併設中学校生徒とし、第1学年の生徒募集を停止する。第二部は4年制の中学課程とする。
- 1948年4月 - 学校教育法による高等学校となり、千葉県立千葉高等学校となる。全日制修業年限3ヶ年生徒定員1,040名、定時制修業年限4ヶ年、生徒定員320名とする。
- 1949年4月 - 男女共学制を実施する。
- 1950年4月 - 千葉県立千葉第一高等学校と改称。
- 1961年4月 - 千葉県立千葉高等学校と改称。
- 1975年4月 - 新入学生から学校群制度を実施、第1学校群に編入される。
- 1978年4月 - 単独選抜制に改められる。
- 2001年4月 - 千葉県内のほとんどの市町村に通学区域拡大。
- 2003年4月 - 特色ある入学者選抜(学校独自問題)を開始。
- 2003年10月 - 創立125周年記念事業 トレーニングルーム、ビオトープ、校歌碑、記念館改修竣工。
[編集] 学校行事
- 4月 - 入学式、強歩大会
- 5月 - 体育大会
- 9月 - 文化祭
- 10月 - 体育祭
- 2月 - マラソン大会、特色ある入学者選抜、一般入試
- 3月 - 卒業式
[編集] 強歩大会
- 創立100周年を記念して始められた行事。九十九里浜を歩く。新1年生はこの行事でクラス間の親睦を深めることが多い。当初は男子30km、女子20kmであったが、現在は男女共に直線距離で約17km歩くこととなっている。しかし、実際は20Kmほどある。
[編集] 体育大会
- 体育祭実行委員会(通称・体実)が中心となって行う。年3回あり、1学期は5月に球技大会、2学期は10月に体育祭、12月に球技大会がある。
[編集] 文化祭
- 生徒会が学生運動により廃止されているため、文化祭実行委員会(通称・文実)が中心となる。まずは、当年度に文化祭を実施するかどうかから採決をとる。否決されれば文化祭自体行われない。文化祭の名称は毎年文実が行う生徒へのアンケートによって決定する。2006年文化祭の名称は「千秋祭(せんしゅうさい)」(なおこの名称は6年目)
[編集] 部活動
- 陸上競技部
- 水泳部
- バレーボール部
- バスケットボール部
- サッカー部
- 卓球部
- ソフトテニス部
- 硬式テニス部
- 野球部
- 柔道部
- 剣道部
- 弓道部
- 山岳部
- ラグビー部
- バドミントン部
- 女子サッカー部
- 空手拳法玄気道部
- 文学部
- 郷土研究部
- 化学部
- 写真部
- 天文部
- 書道部
- 美術部
- オーケストラ部
- 合唱部
- クラシックギター部
- 演劇部
- 英語部
- 園芸部
- 華道部
- 茶道部
- 工芸部
- 放送部
- 家庭部
- フォークソング部
- 将棋部
- 囲碁部
- 生物研究部
- 鉄道研究部
- 漫画研究部
- 弁論部
- 落語研究同好会
- クイズ研究同好会
- 自動車部(廃止)
[編集] 著名な出身者
- 飯島滋弥 - (元プロ野球選手・監督)
- いしかわこうじ - (イラストレーター、絵本作家)
- 石井菊次郎 - (外務次官、駐米大使 / 石井・ランシング協定締結者)
- 木内重四郎 - (朝鮮総督府農商工部長官、貴族院議員)
- 石井四郎 - (軍医中将)
- 大田実 - (海軍中将、沖縄方面根拠地隊司令官。「沖縄県民斯ク戦ヘリ~」)
- 市原悦子 - (女優)
- 伊藤アキラ - (作詞家)
- 臼井日出男 - (衆議院議員、自民党)
- 宇津井健 - (俳優)
- 海保博之 - (筑波大学教授、筑波大学附属高等学校校長)
- 木之本興三 - (日本サッカーリーグ (JSL) 事務局長)
- 大村敦志 - (東京大学大学院教授、民法)
- 神崎武法 - (衆議院議員、公明党前代表)
- サエキけんぞう - (ミュージシャン、パール兄弟)
- 佐藤脩 - (JFE商事ホールディングス社長)
- 志位和夫 - (衆議院議員、日本共産党中央委員会幹部会委員長)
- 白鳥庫吉 - (東京帝国大学教授、東洋史)
- 祖父江義明 - (元東京大学教授、天文学)
- 中庸助 - (俳優・声優)
- 沼田武 - (前千葉県知事)
- 町田公志 - (リクルートコスモス(現 コスモスイニシア)社長)
- 松崎康弘 - (日本サッカー協会審判委員長)
- 水野修孝 - (作曲家、千葉大学名誉教授)
- 横澤彪 - (東京NSC校長、元フジテレビプロデューサー、横浜翠嵐高から編入)
- 寮美千子 - (作家)
- ヨシダプロ - (漫画家、イラストライター)
[編集] 著名な教師
[編集] 施設
- 千葉高校美術館(美術館登録)
- 絵画・書画・各種工芸作品など
- 比田井天来・田中一村・鈴木信太郎・金子聴松・浅見錦龍・種谷扇舟・石井林響・青木滋芳などを所蔵
- 連絡先 043-227-7434 美術館事務局
- ビオトープ