品井沼駅
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品井沼駅(しないぬまえき)は、宮城県宮城郡松島町幡谷にある東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 2面2線のホームを持つ地上駅である。中線は使われていない。中線に面するホームは柵で仕切られている。駅舎とは跨線橋で繋がっている。
- 南西から北東に走る線路の北西側に駅舎があり、入り口はこの方面に一か所ある。東側に出るためには駅の北にあるトンネルを潜るか、南の踏み切りを渡る。
- 簡易委託駅(品井沼ステーションサービスに委託)で日中のみの駅員配置。松島海岸駅管理。
- 簡易Suica改札機・POS端末設置。
[編集] 利用状況
2005年度の乗車人員は1日平均387人
[編集] 由来
当駅から北へ3キロほど向かったところにある水田が品井沼だった。元禄10年(1097年)吉田川の遊水池だった品井沼(しないぬま)の干拓が計画され、元禄潜穴(げんろくせんけつ)が作られる。また、明治の末には、品井沼周辺の洪水を松島湾に流すため、新たに明治潜穴を作った。現在沼はない。
[編集] 駅周辺
駅舎がある西側に古くからの小さな町があり、近年さらに住宅が広がっている。駅前に商店がある。駅の東は水田、南は林に覆われた丘陵である。
- 品井沼駅前郵便局
- 松島町立松島第五小学校
- 国道346号
- 県道229号竹谷幡谷線
[編集] 歴史
- 1932年(昭和7年)12月26日 - 開業。
- 1944年(昭和19年)11月15日 - 陸前山王駅~品井沼駅間の海線ルート開業。
- 1962年(昭和37年)4月20日 - 山線ルートの松島駅~品井沼駅間廃止。
- 東北本線は、開業当初岩切駅~品井沼駅間で、利府駅を経由するルートであった。1944年(昭和19年)に、線路増設と勾配改良のため、陸前山王駅経由のルートが開業し、新線が海線、旧線が山線と呼ばれるようになった。その後の線路改良に際して海線が選択され、山線は岩切駅~利府駅を残し廃止されることになった。
- 1984年(昭和59年)10月 - 駅業務を品井沼ステーションサービスに簡易委託。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2003年(平成15年)10月26日 - ICカード「Suica」サービスが開始。