奈良県立畝傍高等学校
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| 奈良県立畝傍高等学校 | |
| 国公私立の別 | 公立学校 |
| 設置者 | 奈良県 |
| 建学の精神 | 下記公式HP参照 |
| 校訓 | 至誠・至善・堅忍・力行 |
| 教育方針 | 下記公式HP参照 |
| 創立年 | 1896年（明治29年） |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 分校 | なし |
| 課程 | 全日制・定時制 |
| 学科 | 普通科のみ |
| 単位制・学年制 | 学年制による教育 |
| 所在地・連絡先 | |
| 所在地 | 〒634-0078 |
| 奈良県橿原市八木町3-13-2 | |
| 電話番号 | 0744-22-5321 |
| FAX番号 | 0744-25-8325 |
| 校歌 | 作詞：北見志保子 作曲：平井康三郎 |
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外部リンク |
公式サイト |
奈良県立畝傍高等学校（ならけんりつうねびこうとうがっこう）は、奈良県橿原市にある男女共学の公立高等学校。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 全般
- 全日制・定時制をそれぞれ有する。奈良県立奈良高等学校、奈良県立郡山高等学校などと並ぶ伝統校であり、県内トップクラスの公立進学校でもある。
[編集] 校舎・所在地
- 現校舎（本館―北館と南館）は旧制中学時代より使用されているもので、その古風で威厳に満ちた姿から、テレビ番組等のロケ地として幾度も採用された（例：NHK連続テレビ小説『ふたりっ子』―平成8～9年―の主人公野田麗子（菊池麻衣子）が通った名門校「大阪府立紹鴎高校」など）。
- 校長室にはかつて「御真影」と「教育勅語」謄本を保管した金庫（「奉安庫」）が現存する。第二次世界大戦末期の数ヶ月間、校舎が海軍経理学校に貸与され、橿原分校が設けられた。当時校舎の塔屋には十六弁の菊花紋章が掛けられ、屋上には電波探知機、高射機関砲、防空監視施設が設置されていた。校庭外周フェンス等に、目立たないものの、戦時中の金属供出による爪跡が残る。
- 現在の所在地は、藤原京旧跡上に立地している（藤原京の規模については諸説があるが、近年の考古学的発掘により、その規模の大きさが証明されつつある）。三条大路（横大路）西二坊大路（下ツ道）東入ルにほぼ相当。
- 1933年（昭和8年）以前の旧所在地は、現在のスーパー・ヤマトー八木店（旧ニチイ八木店）およびその東向かいにほぼ相当。また旧耳成高校の校地跡は、2009年まで全国高等学校総合体育大会の開催準備及び大会運営本部関連施設として活用されることが検討されている。
[編集] 催事
- 古代日本・朝鮮に関する考古学資料を史料館などに多数所持している。後に東京帝室博物館（現東京国立博物館）の監査官に就任した高橋健自教頭ら、旧制中学時代の教員・学校関係者が収集したものが主である。2007年2-3月、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で、新羅の瓦塼を中心とする特別陳列が実施された。
[編集] 逸話
- 第二次世界大戦末期、1945年（昭和20年）の時点でも、他の多くの学校とは異なり、「敵国語」とみなされていた英語の授業が行われていた（週に12時間）。勝利のためには敵の言語を知ることが不可欠と考えられていたため。
[編集] 教育課程
[編集] 全日制
理型・文型には2年次で、理I～III・文I～II には、3年次で分かれる。 文II は特進コースであり、数学Cや社会科2科目が必要な文系国公立大学受験に特化したカリキュラムである。
[編集] 沿革
- 1896年（明治29年） 奈良県尋常中学校畝傍分校創立。
- 1897年（明治30年） 校舎落成。
- 1899年（明治32年） 奈良県畝傍中学校（旧制）となる。
- 1901年（明治34年） 奈良県立畝傍中学校（旧制）となる。
- 1933年（昭和8年） 現校舎落成（岩崎平太郎設計、帝冠様式、日本建築学会より美的建築物として「日本近代建築二千」に選出）。
- 1948年（昭和23年） 奈良県立畝傍高等学校（新制）となる。男女共学化。定時制設置。
- 1983年（昭和58年） 奈良県立耳成高等学校開校。
- 1996年（平成8年） 文化創造館竣工、創立100周年記念式典挙行。
- 2004年（平成16年） 奈良県立耳成高等学校と統合。新・奈良県立畝傍高等学校となる。
[編集] 出身著名人
- 阿波野青畝 - 俳人、『ホトトギス』の中心的同人、校内の金鵄会館（同窓会館）中庭に句碑あり―「狐火やまことかほにも一くさり」
- 保田與重郎 - 文芸評論家、日本浪漫派の中心人物
- 淵田美津雄 - 日本海軍の軍人、空母･赤城飛行隊長として真珠湾攻撃現場指揮者、「トラトラトラ」を打電。戦後キリスト教に入信
- 西光万吉 - 部落解放・社会運動家、全国水平社創立者の一人、「水平社宣言」執筆者（中退後、平安中学へ編入学）
- 前川喜作 - 実業家、和敬塾創設者
- 嶋中雄作 - 中央公論社社長、『婦人公論』創刊。反軍的な自由主義を貫き、1944年言論弾圧事件である横浜事件に連座
- 新谷寅三郎 - 自民党参議院議員、郵政大臣、運輸大臣、自民党両院議員総会長
- 奥野誠亮 - 自民党衆議院議員、文部大臣、法務大臣
- 吉田之久 - 民社党（のち新進党）衆議院議員・参議院議員、国会対策委員長等を務める
- 高市早苗 -自民党衆議院議員、内閣府特命担当大臣
- 服部恵竜 -奈良県議会議員・元議長、自民党奈良県連元会長・顧問
- 森本六爾 - 考古学者、唐古遺跡発掘、東京考古学会主宰者、松本清張作『断碑』のモデル
- 樋口清之 - 考古学者、民俗学者、國學院大學名誉教授
- 網干善教 - 考古学者、関西大学名誉教授、高松塚古墳の発掘調査を指揮
- 秋山日出雄 - 日本古代史、神戸女子大学名誉教授、高松塚古墳、キトラ古墳の発掘に従事
- 山内得立 - 哲学者、京都大学名誉教授、京都学芸大学（現京都教育大学）元学長、『意味の形而上学』、『ロゴスとレンマ』、『随眠の哲学』著者、京都市名誉市民
- ジョセフ・M・キタガワ（ヨセフ・北川三夫） - 宗教学者、シカゴ大学教授（神学・宗教学大学院長）、立教大学名誉博士、『東洋の宗教』著者
- 岸本鎌一 - 精神医学、名古屋大学名誉教授、仏教伝道協会
- 豊田堯 - 西洋史、大阪大学教授、『フランス革命』、『市民革命の時代』著者
- 田村圓澄 - 日本古代仏教史、九州大学名誉教授、『日本仏教史』、『古代日本の国家と仏教』著者、仏教伝道協会仏教伝道文化賞受賞
- 木村逸郎 - ロケット工学、東京大学名誉教授
- 崎山耕作 - マルクス経済学、大阪市立大学元学長・名誉教授、（社）国際経済労働研究所顧問、世界人権宣言大阪連絡会議代表幹事
- 奥野良臣 - ウイルス学、大阪大学名誉教授、『ワクチンと私』著者
- 畑中正一 - 京都大学ウイルス研究所教授・所長、『現代ウイルス事情』著者
- 大峯顕 - 哲学者、俳人（毎日俳壇選者）、浄土真宗教学研究（浄土真宗本願寺派）、大阪大学名誉教授
- 伊瀬敏郎 - 学校法人奈良学園創設者・前理事長、奈良産業大学元学長
- 森一郎 - 『試験にでる英単語』著者、東京都立日比谷高等学校教諭、関西学院大学教授
- 麿赤児 - 俳優・舞踏家・演出家
- 松村又一 - 作詞家、代表作に「お月さん今晩わ」（こまどり姉妹）、「想い出のブルース」（淡谷のり子）等
- 五代ゆう - 小説家、ファンタジア長編小説大賞受賞者
- ソコル・アレックス英人 - ファッションモデル
- 阪本龍児 - 南都銀行元頭取、奈良商工会議所元会頭
- 西川善文 - 日本郵政株式会社初代代表取締役社長、日本郵政公社第二代総裁、三井住友フィナンシャルグループ前社長、三井住友銀行特別顧問、元全国銀行協会会長
- 辻本憲三 - カプコン代表取締役社長
- 奥村太加典 - 奥村組社長
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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