撫養バスストップ
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撫養バスストップ(むやバスストップ)とは、徳島県鳴門市撫養町の高速道路上にあるバス停留所である。神戸淡路鳴門自動車道上の道路標識では「撫養」、時刻表上やバス車内では「高速鳴門」、一般道路の道路標識では「鳴門撫養」とそれぞれ表記される。(同じバスストップに3様の表記がある理由については以下概要を参照)
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[編集] 概要
当BSは、1987年5月の本四道路(現・神戸淡路鳴門自動車道)鳴門北IC~鳴門IC開通時に徳島~福良・津名港間特急バスの停留所として「本四撫養」の名で開設された。(当時同道路内に開設されたバス停は一部を除き「本四」を頭につけていたが道路内の標識では本四を外して表記していた。そのため開設時以降一貫して同道路上では「撫養」の表記である。)その後東京行き夜行バスや神戸・大阪行き高速バスが開設されここを経由するようになり、1998年の明石海峡大橋開通時にバス停上での名称が「鳴門撫養」に変更された。(一般道路上の標識はこのころ設置されたと思われる)その後経由するバスの本数が年を追うごとに増加した。そのため、「県外からの旅行客には『撫養』が読みにくいのでは?」という声が挙がり、現在の「高速鳴門」に変更された。現在では徳島駅と京阪神等を結ぶ高速バスの大部分が発着する。1日の発着回数は230回[1]を数え、徳島県の玄関としての機能も果たすと同時に、徳島県において最も重要なバス停留所の一つとなっている。とりわけ鳴門市では、今や鉄道駅の鳴門駅を上回る交通拠点となっており、このような事例(高速バスのターミナルが単独で地域交通の中核となる事例)は東四国や淡路島等の地域に限って起こる特異な現象である。
[編集] 設備
当バスストップは丘陵地に位置するために、麓とを結ぶ無料のモノレール(写真参照)が設置されている(徒歩での移動も可能)。そのモノレールの乗り場とバスストップの間には屋根やトンネルが設置されており、雨にさらされることなく移動することができる。麓には、観光案内所や駐車場の他、コンビニエンスストアやレンタカー等がある。敷地内の駐車場を利用すれば、パークアンドライドが可能である。
[編集] 路線
主な出発地・到着地 | 時間[2] | 運賃[3] | 便[4] |
---|---|---|---|
高速舞子 | 0:50 | 2,450円 | 50 |
学園都市駅 | 1:10 | 2,450円 | 9 |
三宮駅 | 1:18 | 2,750円 | 30 |
新神戸駅 | 1:28 | 2,750円 | 15 |
神戸空港 | 1:54 | 2,950円 | 10 ~ 13 |
梅田駅 | 1:55 | 3,150円 | 43 ~ 45 |
難波駅 | 1:55 | 3,150円 | 26 ~ 28 |
高槻バスストップ | 1:55 | 3,250円 | 7 |
大日駅 | 2:00 | 3,300円 | 2 |
関西空港 | 2:20 | 3,600円 | 10 |
寝屋川市駅 | 2:22 | 3,500円 | 2 |
京都駅 | 2:24 | 3,750円 | 7 |
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™ | 2:45 | 3,150円 | 4 ~ 5 |
枚方市駅 | 2:57 | 3,500円 | 2 |
栄駅 | 4:30 | 6,300円 | 2 |
名鉄名古屋駅 | 4:45 | 6,300円 | 2 |
霞ケ関駅 | 8:17 | 9,800円 | 0 ~ 1 |
渋谷駅 | 8:20 | 9,220円 | 1 |
東京駅 | 8:23 | 9,800円 | 2 |
浜松町駅 | 8:35 | 9,310円 | 2 |
新宿駅 | 8:50 | 9,800円 | 1 |
品川駅 | 8:55 | 9,310円 | 2 |
(2006年7月1日現在)
そのほか、当バス停開設以来の路線である徳島~津名港特急バスも1往復経由する。(一般路線バス扱いのため、この便のみ唯一徳島方面からの下車、徳島方面への乗車も可能。)
[編集] 周辺
- 鳴門市観光情報センター
- サークルKサンクス(サンクス高速鳴門バス停前店)
- トヨタレンタリース(トヨタレンタリース東四国鳴門営業所)
- 撫養橋
- 小鳴門橋
- 小鳴門海峡
- 大塚製薬(鳴門倉庫)
- 徳島バス(鳴門営業所・小鳴門橋バスストップ。大阪天王寺・奈良・天理行き(徳島バス・奈良交通共同運航便)と洲本・津名港行き急行バスはこちらを経由するので注意が必要)
- 鳴門競艇場(日本一高速バスのターミナルから近い競艇場といえる)
- マルナカ(パワーシティ鳴門。以下の店舗はパワーシティ内)
- 大創産業
- ゲオ
- マクドナルド
[編集] 脚注
- ^ 2006年7月1日現在のものを記載した。
- ^ 最短の時間を記載した。なお道路事情の影響等により、記載した所用時間を前後することが、しばしば起こる。また往復や運行会社の違いによって、所要時間の設定が元々異なる場合もある。特に難波及び梅田とを結ぶ路線に関しては、運行会社によって経路が違うため、所要時間が大幅に異なる。
- ^ 大人・片道の運賃を記載した。また子供は大人のほぼ半額となり、生徒・学生は大人の2割引(ただし学生割引の設定路線のみに適用される)となる。なお、運賃は運行会社を問わず基本的に同じ価格に設定されているが、例外的に渋谷、品川及び浜松町とを結ぶ路線に関しては、運行会社が同じであっても車両によって運賃が異なるため、その中で最も安いものを記載した。
- ^ 1日あたりの往復数について、運行会社を分けずに合計を記載した。舞子や三宮等とを結ぶ路線については、経由便も数に含めた。また上下線で運行本数が異なる場合は「 ~ 」と表現した。
[編集] 関連項目
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