第2次森改造内閣 (中央省庁再編前)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

第2次森改造内閣 (中央省庁再編前)（だい2じもりかいぞうないかく(ちゅおうしょうちょうさいへんまえ)）は、2000年 7月4日、第86代の内閣総理大臣に指名・任命された森喜朗によって組閣された第2次森内閣の閣僚等を一部交代して同年12月5日に発足した内閣であり、中央省庁再編に伴う各省大臣等の新たな補職辞令が発出された翌2001年 1月6日までの約1か月間のものを指す。省庁統合を控え、大臣・長官間、政務次官間の兼任が多いのが特徴である。

[編集] 大臣

特命事項を担当する国務大臣の職務は【】内に記述する。

内閣総理大臣 - 森喜朗
- 内閣総理大臣補佐官［教育改革担当］ - 中曽根弘文
法務大臣 - 高村正彦
外務大臣 - 河野洋平
大蔵大臣 - 宮澤喜一
文部大臣、科学技術庁長官、国立国会図書館連絡調整委員会委員 - 町村信孝
厚生大臣、労働大臣、【年金問題担当】 - 坂口力
農林水産大臣 - 谷津義男
通商産業大臣、【国際博覧会担当】 - 平沼赳夫
運輸大臣、建設大臣、北海道開発庁長官、国土庁長官、【新東京国際空港、総合交通対策、研究・学園都市、土地対策、首都機能移転担当】 - 林寛子（扇千景）
郵政大臣、自治大臣、総務庁長官 - 片山虎之助
内閣官房長官、【男女共同参画担当】 - 福田康夫
- 内閣官房副長官［政務］ - 安倍晋三
- 内閣官房副長官［政務］ - 上野公成
- 内閣官房副長官［事務］ - 古川貞二郎
- 内閣危機管理監 - 杉田和博
- 内閣法制局長官 - 津野修
国家公安委員会委員長、【危機管理担当】 - 伊吹文明
金融再生委員会委員長 - 柳澤伯夫
防衛庁長官 - 斉藤斗志二
経済企画庁長官、【新千年紀記念行事、情報通信技術（IT）担当】 - 額賀福志郎
環境庁長官、【地球環境問題担当】 - 川口順子
沖縄開発庁長官、【行政改革、沖縄担当】 - 橋本龍太郎
国務大臣 - 笹川堯

※笹川国務大臣はいわゆる無任所大臣。

[編集] 政務次官

改造翌日の12月6日発足。
※1999年（平成11年）9月20日、将来の副大臣制度を見据えた政務次官の権限強化に関する法改正があり、同日以降は「○○総括政務次官」（1省庁に複数置かれる場合は筆頭者のみ）と呼称することとなった。この法改正では権限部分のみで官職名までは改められず、閣議での申し合わせという形で「総括」呼称が導入されたため、法的根拠を要する任命辞令には「総括」を含まない正式官職名が使用された。
※最後の政務次官で1か月後に副大臣制へ移行することもあり、閣議での合意に基づきこの中央省庁再編前の第2次森改造内閣のみ政務次官全員に「総括」が冠された。

法務総括政務次官 - 長勢甚遠
外務総括政務次官 - 荒木清寛、衛藤征士郎
大蔵総括政務次官 - 村上誠一郎、若林正俊
文部総括政務次官 - 河村建夫
厚生総括政務次官 - 桝屋敬悟
農林水産総括政務次官 - 松岡利勝、田中直紀
通商産業総括政務次官 - 中山成彬、松田岩夫
運輸総括政務次官、北海道開発総括政務次官 - 泉信也
郵政総括政務次官 - 小坂憲次
労働総括政務次官 - 増田敏男
建設総括政務次官、国土総括政務次官 - 高橋一郎
自治総括政務次官、総務総括政務次官 - 遠藤和良
総理府総括政務次官、経済企画総括政務次官 - 坂井隆憲
金融再生総括政務次官 - 村井仁
防衛総括政務次官 - 石破茂
科学技術総括政務次官 - 大野功統
環境総括政務次官 - 沓掛哲男
沖縄開発総括政務次官 - 仲村正治

[編集] 外部リンク

首相官邸 - 第2次森内閣改造内閣（中央省庁再編前）

日本国歴代内閣
第2次森内閣	第2次森改造内閣 (中央省庁再編前) 2000年12月5日 - 2001年1月6日	第2次森改造内閣 (中央省庁再編後)