第72回全国高等学校野球選手権大会

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**第72回全国高等学校野球選手権大会**
出場校	49
参加校数	4,027校
優勝	天理（奈良）
試合数	48
開会式司会	---
閉会式司会	---
国歌独唱	---
総入場者数	約929,000人（1試合平均:約19,354人）
1日最高入場者数

1990年の第72回全国高等学校野球選手権大会は阪神甲子園球場で行われた。

[編集] 概要

[編集] 日程

6月下旬 - 沖縄県予選開幕
7月末までに - 全代表校決定
8月8日 - 本大会開幕。
8月21日-　奈良県代表の天理が優勝、沖縄県代表の沖縄水産が準優勝。

天理は奈良県勢としても4年ぶり2回目の全国制覇を果たす。沖縄水産は沖縄県勢としては初の決勝に進出するも、わずか1点の僅差で惜しくも準優勝に終わった。

[編集] 出場校

北海道

北北海道代表　中標津（初出場）
南北海道代表　函館大有斗（6回目）

東北

青森県代表　八戸工大一（3回目）
岩手県代表　花巻東（2回目）
宮城県代表　仙台育英（10回目）
秋田県代表　秋田経法大付（5回目）
山形県代表　日大山形（9回目）
福島県代表　日大東北（2回目）

関東

茨城県代表　竜ヶ崎一（8回目）
栃木県代表　葛生（初出場）
群馬県代表　高崎商（10回目）
埼玉県代表　大宮東（初出場）
千葉県代表　成田（6回目）
東東京都代表　関東一（2回目）
西東京都代表　日大鶴ヶ丘（初出場）
神奈川県代表　横浜商（7回目）
山梨県代表　甲府工（4回目）

北信越

新潟県代表　高田工（初出場）
富山県代表　桜井（3回目）
石川県代表　星稜（9回目）
福井県代表　大野（初出場）
長野県代表　丸子実（7回目）

東海

岐阜県代表　美濃加茂（2回目）
静岡県代表　浜松商（8回目）
愛知県代表　愛工大名電（4回目）
三重県代表　海星（7回目）

近畿

滋賀県代表　八幡商（3回目）
京都府代表　平安（26回目）
大阪府代表　渋谷（初出場）
兵庫県代表　育英（4回目）
奈良県代表　天理（15回目）
和歌山県代表　星林（2回目）

中国

鳥取県代表　境（5回目）
島根県代表　津和野（初出場）
岡山県代表　岡山城東（初出場）
広島県代表　山陽（初出場）
山口県代表　宇部商（7回目）

四国

徳島県代表　徳島商（15回目）
香川県代表　丸亀（2回目）
愛媛県代表　松山商（23回目）
高知県代表　高知商（18回目）

九州・沖縄

福岡県代表　西日本短大付（2回目）
佐賀県代表　佐賀学園（2回目）
長崎県代表　海星（14回目）
熊本県代表　済々黌（5回目）
大分県代表　藤蔭（初出場）
宮崎県代表　都城（6回目）
鹿児島県代表　鹿児島実（10回目）
沖縄県代表　沖縄水産（6回目）

[編集] 試合結果

[編集] 1回戦

成田 6 - 2 都城
沖縄水産 7 - 1 高崎商
浜松商 12 - 6 岡山城東
甲府工 12 - 7 佐賀学園
境 3x - 2 八戸工大一
竜ヶ崎一 3 - 1 大野
横浜商 5 - 1 津和野
仙台育英 4 - 2 藤蔭
松山商 4 - 2 海星

天理 6 - 1 愛工大名電
鹿児島実 9 - 0 日大山形
日大東北 3 - 0 海星
高知商 11 - 7 大宮東
宇部商 3 - 2 美濃加茂
徳島商 7 - 2 丸子実
平安 5 - 3 関東一
済々黌 7 - 5 花巻東

[編集] 2回戦

八幡商 6x - 5 高田工
秋田経法大付 3x - 2 育英（延長13回）
西日本短大付 8 - 0 桜井
山陽 5x - 4 葛生
星林 5x - 4 中標津（延長10回）
日大鶴ヶ丘 7 - 3 星稜
丸亀 6 - 3 函館大有斗
宇部商 8 - 4 渋谷（延長10回）

天理 3x - 2 成田
松山商 3 - 1 竜ヶ崎一
横浜商 4 - 1 日大東北
仙台育英 9 - 1 浜松商
平安 5 - 0 境
沖縄水産 12 - 5 甲府工
鹿児島実 4 - 3 高知商（延長12回）
徳島商 5 - 2 済々黌

[編集] 3回戦

天理 6 - 0 仙台育英
山陽 6 - 1 星林
横浜商 3 - 2 秋田経法大付（延長12回）
丸亀 1 - 0 平安（延長14回）

沖縄水産 5 - 2 八幡商
日大鶴ヶ丘 5 - 3 徳島商（延長10回）
鹿児島実 4 - 2 松山商
西日本短大付 4 - 2 宇部商

[編集] 準々決勝

山陽 4 - 2 日大鶴ヶ丘
西日本短大付 4 - 3 鹿児島実

沖縄水産 8 - 5 横浜商
天理 7 - 0 丸亀

[編集] 準決勝

沖縄水産 6 - 1 山陽
天理 5x - 4 西日本短大付

[編集] 決勝

天理 1 - 0 沖縄水産

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
天理	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1
沖縄水産	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0

[審判]（球）三宅（塁）永野・広沢・相沢

決勝戦は天理が5安打に対し、沖縄水産は8安打。どちらかと言えば沖水の方が押し気味に試合を進めていた。4回表、天理が犠牲フライにより1点先取したが、結果的にこれが決勝点となった。沖水はこの試合走者を出して再三チャンスを作りながらも要所を抑えられホームは遠い。最後の9回ウラ沖水2死2塁から、沖水の打者は左翼へ痛烈なライナーを放ち、一瞬土壇場で同点かと思われた矢先、天理の左翼手がランニングしながらキャッチする好プレーにより万事休す。天理が全国制覇を決め、沖水は僅か1点の差で沖縄勢悲願の初優勝を逃した。

[編集] 関連項目

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