篠ノ井駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
篠ノ井駅(しののいえき)は、長野県長野市篠ノ井布施高田にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・しなの鉄道の駅である。JR東日本の管理駅であり、出札・改札業務はJR東日本が行う。
特急しなのは全列車が停車するが、篠ノ井線の「おはようライナー」、しなの鉄道の「しなのサンライズ号」、「しなのサンセット号」は通過する。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 相対式1面、島式1面のホーム2面3線を持つ橋上駅。1番線と2番線の間にあった中線は撤去されている。
- 自由通路を有する。元々のエントランスは東口であった。
- 橋上駅舎のデッキ部分には、一駅一名物として、雪ん子(未来に向けて)像が建っている。これは、長野オリンピックの開会式で踊られた、「雪ん子」をモチーフにしている。
- 標高356m。
- みどりの窓口設置駅。
- 自動券売機は指定席用が1台、JR線用が2台、しなの鉄道線用が1台ある。
- 改札は自動化されている。(4通路、Suicaは使用できない)
- 他に自動販売機、待合室、立食いそば店、売店などが設置されている。
- 東口側の地平部には長野新幹線が通っており、自由通路に観覧スペースが設けられている。
- 篠ノ井線に沿って1kmほど南下した地点に、日本貨物鉄道(JR貨物)の車両基地である塩尻機関区篠ノ井派出がある。
- のりば
1 | ■しなの鉄道線 | 上田・小諸・軽井沢方面 |
■篠ノ井線 | 明科・松本・塩尻・上諏訪・中津川・名古屋方面 | |
2・3 | ■信越本線 | 長野方面 |
- 2番線は主にしなの鉄道線からの直通列車
- 3番線は主に篠ノ井線からの直通列車
[編集] 発車メロディー
現在は首都圏と同じ発車メロディー(Water Crown)が使用されているが、かつては地元消防団・自衛隊製作による発車メロディーならぬ『発車ファンファーレ』であった。実際、ファンファーレが鳴る前に自動放送で『ファンファーレが鳴り終わりましたら ○番線から、列車が発車します。』という大変珍しい放送も流れていた。
このことが1990年5月に当時TBSラジオで放送されていたラジオはアメリカンのおもしろカセット(おもカセ)のコーナーでも取り上げられ、リスナーの爆笑を誘った。当時のパーソナリティーは『これじゃあ毎日が開通式だね。鳩なんか飛ばしちゃたりして・・・』というコメントまでラジオの中で残している。さらに11月には番組スタッフがリスナーと共に篠ノ井駅でファンファーレを聞くイベントまで行われた。ところが、利用客にはこのファンファーレが大変な不評で、翌年の7月には取り止められてしまった。1,2,3番線すべてで異なったファンファーレを聞くことができた。
[編集] 駅周辺
- 長野市役所篠ノ井支所
- 南部図書館
- 東北信運転免許センター
- 長野県篠ノ井高等学校
- 長野県更級農業高等学校
- 長野俊英高等学校
- アップルランド 五明店
- 長野オリンピックスタジアム(南長野運動公園) - 東口よりタクシー約10分、徒歩約30分、イベント時に有料シャトルバス運行の場合あり
- 茶臼山恐竜公園
- 茶臼山自然動植物園
- 太平洋セメント篠ノ井サービスステーション
[編集] 路線バス
- 長野市営バス(大岡方面行き):篠ノ井駅バス停
[編集] 利用状況
- 2005年度の1日平均乗車人員は9,995名であった。
[編集] 歴史
- 1900年(明治33年)11月1日 - 国鉄の駅として開業。
- 1979年(昭和54年)6月2日 - 修学旅行専用電車と入替作業中の貨車が衝突。中学生350人余が負傷。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
- 1997年(平成9年)10月1日 - 北陸新幹線(長野新幹線)開通に伴い、信越本線、軽井沢~当駅間をJR東日本から、しなの鉄道に移管。
- 2005年(平成17年)3月18日 - 自動改札機使用開始。
- 2002年(平成14年)頃 - 貨物列車の設定廃止。同時に専用線発着車扱貨物の取扱廃止。
[編集] 隣の駅
- しなの鉄道
- しなの鉄道線
- 屋代高校前駅 - 篠ノ井駅