豊明駅

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豊明駅（とよあけえき）は、愛知県豊明市阿野町にある名鉄名古屋本線の駅である。

市の名前を冠した駅名であり、列車の行先にもよく見られるため豊明市の玄関口と思われがちだが、実際は隣の前後駅であってこの駅ではない。市の中心部にある市役所などへは距離的には前後駅より近いが、名鉄バスは前後駅から利用する。市内を巡る豊明市コミュニティバスひまわりバスの発着はある。

豊明駅

[編集] 駅概要

準急停車駅であるが、昼間準急として運転されるのは前後駅から先であり、この駅からの下り岐阜方面は普通のみ毎時6本となっている。（うち2本は豊明始発。豊橋方面は普通4本のほか毎時2本急行の特別停車あり）

かつては普通列車4本のうち2本は豊明折り返しで、急行の特別停車もなかったため、豊橋方面は毎時2本、岐阜方面は毎時4本の発着であった。
2003年3月の改正で豊明折り返しの2本が東岡崎駅折返しになり、昼間に毎時2本急行の特別停車も実施され、豊橋方面・岐阜方面ともに毎時6本になった。
しかし2005年1月の改正で、準急の正式停車駅（しかし通常は下り前後始発、上り知立止のため、豊橋方面行きしか発着しない）になる一方、特別停車していた岐阜行き急行が快速急行に格上げされたため、豊橋方面は毎時8本（急行2本、準急2本、普通4本）、岐阜方面は毎時4本（普通のみ）と、2002年度以前とは逆転してしまった。
その後岐阜方面の利便性を高めるため2006年4月の改正で普通2本は豊明折り返しとなり、代わりに毎時2本の準急が前後以東普通列車となり上り下りとも東岡崎始終着に延長されたため、再び豊橋方面・岐阜方面ともに毎時6本になった。

なお、前後以西準急の東岡崎行き普通は、当駅で快速特急・快速急行の連続待避を行うので、知立・新安城へは前後で快速急行へ乗り換えをしておく必要がある。

原則的に急行は豊橋方面行きのみの停車（早朝・夜間を除く）で、岐阜方面行きは当駅始発のものしか停車しない。

[編集] 駅構造

改札口

島式3面6線の待避可能な橋上駅。かつては終日駅員が配置されていたが、現在は終日無人。自動券売機と自動改札機は以前より存在する。無人化と同時に、駅自動放送も稼動した。
1、2番線は車庫へ繋がっており、鳴海・名古屋・岐阜・犬山方面折り返し列車と出入庫列車が入線する。
駅の南には豊明検車場がある。他に、留置線を数本有する。
当駅始発の上り（知立・東岡崎・豊橋方面）列車は3番線から発車する。
かつて地上駅時代は島式2面4線の構造で、1、2番線が名古屋方面、3、4番線が豊橋方面であったが、橋上化された際、3、4、5、6番線に振り直され（この頃名古屋方面折り返し列車は6番線から発車していた）、豊明検車場の開設と同時に島式1面が追加され、現在の配線になった。

のりば

金山・名古屋・犬山方面（当駅始発）
金山・名古屋・犬山方面（当駅始発）
金山・名古屋・犬山・津島方面（待避線、当駅始発豊橋方面行も発車する）
金山・名古屋・犬山・津島方面（本線）
東岡崎・豊橋・豊川稲荷方面（本線）
東岡崎・豊橋・豊川稲荷方面（待避線）

[編集] 利用状況

愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、平成14年度1,661人、平成15年度1,726人である。愛知県内の名古屋本線の駅では、55駅中29位。

[編集] 駅周辺

国道1号
国道23号（知立バイパス）
豊明インターチェンジ - 伊勢湾岸自動車道
愛知豊明花卉（かき）卸売市場 - 国内最大規模の花卉市場
名古屋鉄道・豊明検車場

[編集] 歴史

当駅に待避線を設ける計画ではなかったが、待避線を設ける計画だった今川駅（現富士松駅）の有力者が待避線を設けるのを嫌がって当駅におしつけられてしまった。

1925年 4月1日阿野駅として開業。
1956年 9月1日豊明駅と改称。
1997年頃橋上駅化。
1998年頃自動改札機設置。
1999年豊明検車場完成。
2003年 3月27日一部の急行（岐阜方面は豊橋発岐阜行きと一部の当駅発弥富行き、豊橋方面は豊川稲荷行き）が正式に停車するようになる。同時に、昼間の普通列車の当駅折り返しをやめ、東岡崎駅まで延長運転するようになる。
2004年 9月15日トランパス導入。同年8月より無人駅化。