通勤列車 (韓国)
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通勤列車 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 통근열차 |
漢字: | 通勤列車 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
トングンヨルチャ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Commuter Train |
通勤列車(トングンヨルチャ)は韓国鉄道公社の列車の種別。各駅停車~快速に相当。 大韓民国のソウル特別市近郊や地方都市とその周りの中小都市の間を運転している。各駅停車かそれに準じた運行形態が多いが、一部路線・区間では主要駅のみ停車する列車も存在する。座席指定はない。
かつてはトンイル号(統一号)の列車のひとつで、釜山広域市で1997年から運行された「都市通勤列車」で、ラッシュ時などに客車で運行されることもあったが、KTX開業時のダイヤ改正によって整理され、全てCDCと呼ばれる9501系気動車で運行される。
「通勤」とあるが、朝夕だけというわけでなく、終日運行している。統一の「統」と通勤の「通」が朝鮮語では両方とも「トン(통)」であるため、切符の種別を頭文字で記していた韓国鉄道公社が、いちいち変更せずにすむので「通勤」を選んだものといわれる。
[編集] 運行路線
- 京元線:東豆川~新炭里(2006年12月15日までは議政府~新炭里間。詳細は京元電鉄線を参照)
- ソウル郊外線:議政府~日迎~ソウル(休止)
- 京義線:ソウル~都羅山(2008年に龍山~汶山間が電鉄化されるため汶山~臨津江、都羅山間に大幅に区間縮小される予定)
- 大邱線・中央線・東海南部線:東大邱~永川~浦項
- 槐東線:浦項~槐東~製鉄(浦項製鉄所構内)(ポスコ:浦項製鉄所専用列車)4両編成(休止)
- 群山線・全羅線:群山~益山~全州~任実
- 旌善線・甑山~アウラジ(客車運行)
京義線を走る一部の通勤列車は臨津江を渡って坡州市内の非武装中立地帯の中にある都羅山駅まで運行される。 なお、都羅山駅のある地区はもともと長湍郡だったが、長湍郡は南北に2:1ぐらいで分断されており、南側の1/3は1972年に坡州郡に編入、現在の所在地は坡州市の郡内出張所になっている。
[編集] 車両
通勤列車は旌善線を除いて全てCDC(Commuter Diesel Car)と呼ばれる9501系ディーゼル動車(韓国で気動車のこと)で運行されている。