SMK (戦車)
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SMK | |
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性能諸元 | |
全長 | 9.60 m |
車体長 | |
全幅 | 3.20 m |
全高 | 3.20 m |
重量 | 45 t |
懸架方式 | トーションバースプリング |
速度 | 32.2 km/h |
行動距離 | 150 km |
主砲 | 16.5口径76.2 mm戦車砲 ×1 |
副武装 | 42口径45 mm戦車砲 ×1 7.62 mm機関銃 ×3 |
装甲 | |
エンジン | BD-2、V12気筒ガソリンエンジン 400 馬力 |
乗員 | 7 名 |
SMK重戦車とはソ連の試作多砲塔戦車。当初は3砲塔型として開発されたが、多砲塔戦車の効率の悪さをデパートになぞらえて批判したスターリンの言葉によって設計変更され、2砲塔型のSMKと、単砲塔のKV-1が開発されることとなった。本車のレイアウトは同時期のT-100重戦車に似ているが、全くの別設計である。
1939年の冬戦争(第1次ソ連・フィンランド戦争)に1輌が投入され、その装甲は敵の対戦車砲に耐え抜いたが、雪溜りにはまり込んで行動不能となり放棄の已む無きに至った。その後2ヶ月の間、地形と大重量のためフィンランド軍もこれを捕獲できず、またソ連軍は後にT-28戦車を6輌も使って牽引、現場からの移動には成功したものの、結局そのまま輸送することは叶わず溶断して回収、その後SMK自体が不採用となりスクラップ化されてしまった。
SMK自体は失敗作であったが、これと同時に開発されていた単砲塔・装甲強化・軽量型であるKV重戦車は量産されることとなった。
[編集] 関連項目
第二次世界大戦のソ連の装甲戦闘車両 | |||
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軽戦車 | 快速戦車 | ||
T-26 | T-50 | T-60 | T-70 | T-80 | BT-5 | BT-7 | BT-8 | ||
豆戦車 | 装甲牽引車 | ||
T-27 | T-26T | T-20コムソモーレツ | ||
水陸両用戦車 | 中戦車 | ||
T-37 | T-38 | T-40 | T-28 | T-34 | T-44 | ||
重戦車 | |||
T-32 | T-100 | T-35 | SMK | KV-1 | KV-2 | KV-85 | IS-1 | IS-2 | IS-3 | |||
自走砲 | |||
ZiS-30 | SU-5 | SU-76 | SU-76i | SU-122 | SU-85 | SU-100 | SU-152 | ISU-122 | ISU-152 | |||
装甲車 | |||
BA-11 | BA-20 | BA-21 | BA-27 | BA-64 | BA-30 | |||
自走式対空砲 | |||
ZSU-37 | |||
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