イタリア奇想曲
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イタリア奇想曲(または綺想曲、 - きそうきょく)は
- ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキー作曲の管弦楽曲。本項で説明。
- イタリアの文学者エドアルド・サングイネーティの小説。
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イタリア奇想曲( - きそうきょく、 Capriccio Italien)作品45は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが1880年に作曲した管弦楽のための楽曲。イタリア様式の伝統的な奇想曲(カプリッチョ)スタイルの作品である。
チャイコフスキーは1870年代後半から1880年代初期にかけてイタリアに滞在しており、そこで見聞した様々な祭りや民謡、舞曲などのテーマ(それらの中にはコルネットで演奏されるものもある)がこの曲に盛り込まれている。この曲はチャイコフスキーの他の作品と比べて明るい雰囲気をもっているのが特徴的である。1882年にニコライ・ルビンシテインの指揮によってモスクワで初演された。
なお、英語圏での題名“Capriccio Italien”は、イタリア語(Capriccio)とフランス語(Italien)の混ざった名前になっている。
[編集] 曲の構成
曲は5つの部分から構成される。演奏時間は約15分である。
- Andante un poco rubato イ長調 6/8拍子
- Allegro moderato 変ニ長調 4/4拍子
- Presto イ短調 6/8拍子
- Allegro moderato 変ロ長調 3/4拍子
- Presto - Piu presto - Prestissmo イ長調 - 変ホ長調 - イ長調 6/8拍子 - 2/4拍子
[編集] 編成
フルート3(第3奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、コルネット2、トランペット2、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、大太鼓、シンバル、トライアングル、タンブリン、グロッケンシュピール、ハープ、弦五部
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