ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人
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『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』(ウルトラマンティガがいでん こだいによみがえるきょじん)は円谷プロダクション製作のオリジナルビデオ。タイトルの通りテレビ番組『ウルトラマンティガ』の外伝作品である。2001年1月25日発売。発売日の1月25日は円谷英二の31回目の命日である。
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[編集] ストーリー
スフィア襲来から20年後、ネオスーパーGUTSの訓練生となったかつてウルトラマンティガに変身したダイゴ隊員の息子マドカ・ツバサは、卒業テスト中に遭遇したジョーモノイドとともに時空の裂け目に呑み込まれてしまった。たどり着いた場所は、なんと5000年前の縄文時代であった。ジョーモノイドの攻撃を交わしながら洞窟に逃げ込んだツバサはなぜか落ちていたスパークレンスを使いティガに変身するのだが、、、。
[編集] 作品構造
ウルトラマンが縄文時代で戦うという外伝作品ならではの異色作。『ウルトラマンダイナ』のその後の世界が描かれる唯一の作品でもある。『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』の出演者が縄文人役で出演しており、一説にはテレビシリーズの登場人物の先祖ではないかといわれている。ウルトラマンティガに変身する者が複数いるという点は、後の『ウルトラマンネクサス』のデュナミストを彷佛とさせる。
[編集] 登場人物
- マドカ・ツバサ
かつてティガに変身したマドカダイゴの息子。ネオスーパーGUTSの訓練中にジョーモノイドとともに縄文時代にとばされる。そこでスパークレンスを使いティガに変身するが光の意志が弱く完全なティガにはなれず、スカイ&パワータイプにもならなかった(ならなかったと言うよりはなれなかったと言う方がいい。それでもジョーモノイドを倒してはいる)
- アムイ
ツバサが縄文時代で出会った13歳ぐらいの少年。光の意志が強いため完全なティガに変身した。ツバサではなれなかったスカイ&パワータイプにもチェンジしている。
- マホロバ
- マドカ・ヒカリ
- オサ
- 巫女
- サキモリ
- ティグルー
- 闇の超能力者ドグラマグラ
- ダイダラ
- オロッチ
[編集] 登場怪獣
[編集] 闇の魔神
- 身長:不明
- 体重:不明
ドグーフによく似た魔神で遥か昔に光の巨人と対決し倒された。
[編集] 遮光器土偶魔神 ドグーフ
- 身長:54メートル
- 体重:8万トン
ドグラマグラが復活させた魔神。ジョーモノイドを倒したばかりだったツバサが変身したティガを不意打ちして倒す。その後アムイが変身したティガにスカイ&パワータイプにチェンジされ、敗れる。
[編集] 時空飛来怪獣 ジョーモノイド
- 身長:30メートル
- 体重:3万2千トン
ツバサが訓練中に遭遇した怪獣。ツバサとともに時空の亀裂に巻込まれ、古代へやってくる。ツバサが変身したテイガと戦い、翻弄するが追い返される。2回目に闘ったときにはゼペリオン光線で倒された。
[編集] 古代怪竜 クラヤミノオロチ
- 全長:18メートル
- 体重:1万5千トン
マホロバが遺跡で倒した怪獣。着ぐるみは『ウルトラマンガイア』のミズノエノリュウの改造。アムイが変身したティガにドグーフが敗れたため最終手段として出した怪獣。口から出す火炎や長い体でアムイが変身したティガと戦い、マルチ,スカイ&パワータイプにチェンジされ翻弄されながら倒される。
[編集] キャスト
- ツバサ:山口翔吾
- マホロバ:山崎ゆり
- アムイ:上條誠
- オロロン:大滝明利
- 巫女:高樹澪
- トウヤ:石橋けい
- オサ:川地民夫
- ツバクロ:布川敏和
- トビタカ:加瀬尊朗
- カザハヤ:小野寺丈
- モリヒト:加賀谷圭
- ナニワ:増田由紀夫
- デク:沢木祐介
- ドグラマグラ:友金敏雄
- ダイダラ:高良隆志
- オロッチ:中村浩二
[編集] スタッフ
- 原案、監督、特技監督:村石宏貴
- 脚本:山本優
- 音楽:矢野立美
- 主題歌:「鼓動~for TIGA~」
- 作詞:KATSUMI/作曲、編曲:大門一也/歌:Project DMM