ウルトラマンガイア
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『ウルトラマンガイア』は1998年(平成10年)9月5日より1999年(平成11年)8月28日まで全51話が毎週土曜日18:00 - 18:30にTBS系(ただしテレビ山口を除く一部地域では17時台に遅れネット、遅れネットすらしなかったテレビ山口では夏休み等に集中放送)で放映された円谷プロダクション及び毎日放送製作の特撮テレビ番組、あるいはその劇中に登場する巨大変身ヒーローの呼び名である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』に続く平成に入ってから製作されたウルトラマンの連続テレビシリーズ3作。世界観の繋がっていた前2作から一新し、時代設定を放映年代と同じ1990年代末とし、科学考証や人間関係などにおいてリアリティが重視された。さらに本作ではライバル的存在のウルトラマン・ウルトラマンアグルが登場しドラマ性を充実させている。
主人公は科学者集団に属し、「ワームホール」「反物質」など専門用語や造語が頻繁に使われ、メインの視聴者である児童には理解し難い部分があったが、ウルトラマンシリーズの中でもSF要素の強い内容となった。またこれまでの怪獣攻撃隊とはその組織構図が異なり航空部隊(ファイターチーム「チームライトニング」「チームファルコン」「チームクロウ」)、地上部隊「チームハーキュリーズ」、レスキュー部隊「チームシーガル」、海洋探査部隊「チームマーリン」、この他、地上基地のジオ・ベース情報部所属で諜報・特捜活動を専門とする「チームリザード」というように、各3名ずつを基調とした専門チームに別れて任務を遂行するという設定となっている(「リザード」のみ瀬沼チーフ単独で登場)。
このシリーズはこれまでのウルトラシリーズとは異なり、大河ドラマ的な要素を含み、中盤の第23話~第26話(アグルとの決戦・ガイアのヴァージョンアップ編)や終盤の第47話~最終話(エリアルベース基地の墜落と天使の降臨・最終決戦編)といった長編編成となる傾向にあった(ただし第26話に一旦最終回のような要素を持ち込み、第27話以降は「新たなる戦い ヴァージョンアップ・ファイト!」と初回に戻ったような形で再びストーリーを進めるという特徴的な展開が見られる)。また、随所でアドリブめいたギャグも積極的に取り入れているのも、作品の大きな魅力となっている。
シリーズ構成は環境を破壊し、野生生物を絶滅させ地球自身を破滅に追いやるかもしれない現代の人類が描かれている。また怪獣も地球の生物であり、根源的破滅招来体により覚醒させられたという設定である。前半はガイアも怪獣と戦い、倒していたが、後半は一見すると前半と矛盾した内容とも取れる地球生物という自覚のもとにむやみに倒すことはしない展開となる(このコンセプトは怪獣保護というテーマの次作『ウルトラマンコスモス』にもつながる)。
本作も前2作同様に玩具売上、視聴率などでは高い数字を出し、作品としては成功だった。しかし大掛かりなセット費用等で予想以上に番組制作費がかかり、妥協を許さない現場の意向もあって、番組制作費が巨額になったことが問題になっていた。
なおこの作品の企画と並行して、東映が「仮面ライダーガイア」という作品を企画していた。双方で「ガイア」という名前を冠しているが偶然であり、内容上の接点はない。仮面ライダーシリーズの制作局であった毎日放送が持つ土曜18時台(『ウルトラマンダイナ』の後番組)での放送を目指していたが、最終的にこの枠はウルトラマンシリーズの続行が決定。その結果、新仮面ライダーの企画はテレビ朝日・朝日放送系での放送に移行されることとなった。詳しくは仮面ライダークウガ・クウガ誕生の経緯の項を参照。
[編集] 登場人物
[編集] XIG
[編集] オペレーションクルー
- 高山 我夢(たかやま がむ)/ウルトラマンガイア
- 1980年代に世界中で誕生した天才児の一人。17歳の時に量子物理学の博士号を取得している。粒子加速実験中にウルトラマンガイアと出逢いその力を授けられた。これを契機に根源的破滅招来体と戦うためにXIGにアナライザーとして入隊する。ウルトラマンへの変身アイテムエスプレンダーを自作したり、人工知能AIシステム「PAL」を作成したり、非戦闘要員(現場に出ることも多いが)としての活躍が多い、頭脳明晰な点が物語によく生かされるなど、歴代のウルトラマンの主人公でもかなり異彩を放つ(歴代主人公には正式な隊員資格を満たす程の頭脳明晰な人物も数多いので彼のみが際立った存在ではないとする向きもある)。ただし、体は華奢で明らかに肉体労働向きではなく、どちらかといえばひ弱な印象があるため、その点でも歴代主人公と比較して異彩である。城南大学に在籍していたが、XIG入隊後は退学。しかし、大学側が休学扱いにしてくれていたために最終決戦後に復学している。インテリではあるが、歳相応の素直さも持ち合わせ、考え方は意外に柔軟でもある。20歳。
- 石室 章雄(いしむろ あきお、コマンダー)
- XIGの司令官。45歳。既婚者であり、息子が二人いる。我夢がウルトラマンガイアであることに早くから気づいていた。茶道を嗜み、畳に正座こそしないがたまに茶を立て、誰かに振舞うことも。怪獣の命名センスは堤の反応を見る限り、いま一つのようである。なお、彼のみ物語の途中で制服が変わる(『謎の円盤UFO』のストレイカー司令官のファッションをモチーフに、演じた渡辺裕之自らがデザインした)。
- 堤 誠一郎(つつみ せいいちろう、チーフ)
- XIGの行動隊長。33歳。かつては航空防衛隊に所属しており、防衛隊随一の戦略家といわれていた。チームが出動する際は、必ずと言っていいほど、部下と顔を合わせて出動させており、そのためチームからの信頼も厚い。
- 佐々木 敦子(ささき あつこ)
- オペレーター。21歳。当初はチームライトニングの梶尾に好意を持っていたが後に梶尾は姉の律子といい仲になってしまい、身を引く。その後は我夢のことが少々気になるようではあったがキャスの存在もあり結局作中ではティガのレナ、ダイナのリョウのように主人公と親しい関係(寧ろその役割が与えられたのは玲子)までには発展しなかった。非常に明るい性格だが、幼い頃は孤独な日々を過ごしていた。昔はゲーセンあらしだったらしく、ゲームのコントローラーを模して作ったデバイス(ジョジーの作)でエリアルベースに進入したウイルスをたった1人で完全に沈静化させたこともある。
- ジョジー・リーランド
- オペレーター。20歳。日豪のハーフ。我夢とは割と気が合うようで、仲良くやっていた。プリント基板フェチで、回収されたパーセルのハンダづけ(藤宮の手による)を「あまり綺麗じゃない」とバッサリ。XIG-NAVIなどの精密機械に関しては我夢よりも詳しい。
- 鵜飼 彩香(うかい あやか)
- 非常勤オペレーター。20歳。敦子とジョジーの欠員補充要員と思われる。非常勤オペレーターは敦子・ジョジーと異なり、ユニフォームのベース色が白である。
[編集] チーム・ライトニング
若手のエースパイロットで編成される空軍チーム。「雷光」がチーム名の由来。
- 梶尾 克美(かじお かつみ)
- チーム・ライトニングのリーダー。24歳。防衛隊のトップガンであったのを引き抜かれXIGに入隊する。
- 高いプライドを持ち、操縦には絶対の自信を持っており、当初は、我夢に反目していたが次第に打ち解けていった。クールに見えて、仲間のボケに真っ先にツッコミを入れたり、自分も結構大ボケをかます一面も。射撃はヘタだが、第34話時点までにはかなり上達し、ウルフファイアーを1体仕留めている。オペレーターの敦子の姉律子と徐々に接近していく。
- 北田 靖(きただ やすし)
- 23歳。華奢な体格だが、肉体と精神は鍛えられている。戦術面で梶尾に助言するケースもある。
- 我夢には強い関心を持っているらしい。
- 大河原 聡志(おおがわら さとし)
- 25歳。大柄で野放図なタイプ。細かいところはあまり気にしない。ファイターの操縦も力でするタイプ。
- 被弾率は高い。そのため、ガイアに助けられた事があり、誰よりも先に「ガイアは仲間だ」と言った。
[編集] チーム・ファルコン
ベテランパイロットで編成される空軍チーム。チーム名の由来は「隼」。過去に自分達が死ぬ事でエリアル・ベースが救われる未来を見ていた。
- 米田 達彦(よねだ たつひこ)
- チーム・ファルコンのリーダー。34歳。かつての防衛隊トップガン。
- 堤の絶対的な信頼を得ているが、ライトニングといった若い世代を育てる時代であると考えている。
- 林 幸市(はやし こういち)
- 33歳。防衛隊時代は梶尾の直接の先輩であった。
- 若い頃は梶尾のようなタイプだったが、演習時にブラックアウトにより墜落の危機に陥った時、米田により救われた。
- それ以来米田の信奉者となり、志願してXIGに入隊し米田に続いた。
- 演習で落とされたため、やたらチームクロウ(特に三島)につっかかる。
- 塚守 亨(つかもり とおる)
- 32歳。飛行戦術実験の第1人者。飛行時間は同年代のパイロットと比べすば抜けて長い。
- 一見穏和そうだが、自己破壊的な衝動に囚われる瞬間があり、それを克服しようとする強い意志と、彼の中では葛藤がある。
[編集] チーム・クロウ
女性パイロットで編成される空軍チーム。チーム名の由来は「知恵」を司るとされる「カラス」。音楽(ジャンルはロック)好きでそれを生かして戦ったり、通信不能な状況の中、手話信号で連携し空中戦を行うこともあった。登場当初は実戦参加がなかなか認められない事にややヒステリックな反応(理由が理由なので無理もないが)を見せていたが、物語の後半では他のファイターチームと遜色ない活躍を見せた。
- 稲城 美穂(いなぎ みほ)
- チーム・クロウのリーダー。26歳。防衛隊で初の女性F2(F16改)ドライバーとなった、伝説的な存在。
- 男っぽいさっぱりとした性格。
- 三島 樹莉(みしま じゅり)
- 24歳。何故か広島弁。ファイター開発に携わっていたが、マシンそのものに惚れ込んでしまい、米航空機エンジニアから転身してきた。ターボジェットとしてのファイターについては、パイロット随一の知識を持つ。
- 多田野 慧(ただの けい)
- 22歳。影がある風貌。過去のトラウマを克服する為にファイターに乗っていると噂されるが、過去については明らかでない。チーム・ファルコンの米田リーダーに惹かれている。メンバーの中でも一番の音楽好きのようでファイターを操縦中にもロックを流している。
[編集] チーム・ハーキュリーズ
陸戦部隊からの叩き上げで編成した体育会系の地上戦担当チーム。肉体派で待機時はエリアルベース内のトレーニングルーム(ジム)で体を鍛えていることが多い。我夢とは意外に仲が良く、いささか頼りなげに見える我夢を心配して(?)しばしばトレーニングルームに連行してシゴいていた。なお、「ハーキュリーズ」はギリシャ神話の勇者「ヘラクレス」の英語読みである。
- 吉田 悟(よしだ さとる)
- チーム・ハーキュリーズのリーダー。30歳。力押しタイプと思いきや意外に思慮深い一面も。第2話で爆破の嵐に巻き込まれた我夢を助けたが、その代わりにスティンガーの装備を運び込む重労働を押しつけた。が、実際は、オペレートに関わる我夢に装備を把握させる目的があったようだ。後半から髭を生やしている。
- 桑原 孝信(くわばら たかのぶ)
- 28歳。チーム随一の肉体派。チームの若手と言うことからか、我夢の面倒をみる事が多い。彼そっくりの従兄弟がおり、プロレスラーをしている。
- 志摩 貢(しま みつぐ)
- 35歳。劇中で我夢の事を初めて「チューインガム」と呼んだ人。親父くさい反面、面倒見が良い。第35話では我夢のパートナーを務めるが、思いっきりギャグ担当になってしまっていた。
[編集] チーム・シーガル
人命救助専門のチーム。チーム名の由来は「カモメ」。
- 神山 篤志(こうやま あつし)
- 28歳。チーム・シーガルのリーダーで、ピースキャリーのパイロットも兼任している。16歳からレスキュー活動に入っており、松尾に辛さや厳しさもあるが喜びもあるレスキューの意義を教えた。また、堤チーフとよく行動を共にするためか、堤チーフに批判的なKCBの田端に対し、彼の人徳の高さを説いた。
- 松尾 蓮二(まつお れんじ)
- 25歳。レスキューの経験は不足しているようで、神山に師事している。情にもろい。
- マイクル・シモンズ
- 27歳。明るい性格で、主にシーガルフローターの操縦など後方支援に徹する。
[編集] チーム・マーリン
海洋専門チーム。テレビシリーズ本編では何度か出動を検討する場面はあったが実際には一度しか登場せず、続編のオリジナルビデオ『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』で二回目の出演となった。正式な名称は「チームマーリン」だが、石室コマンダーは「チームマリーン」と発音している。なお、発音が似ているため混同されやすいが、「マリーン」は「海洋」の意味であり、チーム名の「マーリン」とは「カジキ」のことである。
- 横谷 勝歳(よこや かつとし)
- チーム・マーリンのリーダー。28歳。冷静で実直な性格。セイレーン7500の設計に携わった。
- 今井 源太郎(いまい げんたろう)
- 25歳。海洋学者でもある。眼鏡をかけた温厚な人柄で、主に分析を勤める。
- 巌 均悟(いわお きんご)
- 32歳。肉体派で、初出動を喜ぶあまり今井を締め上げてしまった事もある。
[編集] G.U.A.R.D.
- 千葉 辰巳(ちば たつみ)
- XIGの常任参謀。各国政府との渉外役として活躍。「驚く」ことに関しては人後に落ちない。過激な発言が目立つが、人命尊重を第一に考える穏健派である。
- 柊 博之(ひいらぎ ひろゆき)
- 環太平洋部隊の司令官(准将)。かつて怪獣(ゾンネル)の暴走で部下を失っており、地底貫通弾の展開を柱に怪獣の排除に全力を注ぐが…。
- 乱橋 巧介(らんばし こうすけ)
- XIGファイターの開発責任者。最終決戦では病身を圧して新型ファイターの整備を務める。
- 瀬沼 龍一(せぬま りゅういち)
- ジオ・ベース情報部門に所属する特捜チーム・「リザード」(「トカゲ」に由来)の隊長。
- 樋口チーフ(ひぐち)
- ジオ・ベース化学部門のチーフ。
- 星山博士(ほしやま)
- ジオ・ベース科学研究セクション量子力学部門の博士。アンチマターの出現に伴い、反物質理論のレクチャーをする。
- アルフ・マッケイ
- G.U.A.R.D.アメリカのコマンドチーム隊長。
- ジェレミー・スピノザ
- G.U.A.R.D.アメリカの幹部。
[編集] アルケミー・スターズ
英表記はAlchemy Stars。1980年代に世界中で誕生した天才児たちによって結成された科学者ネットワーク。我夢や藤宮もこの一員である。根源的破滅招来体の襲来を予測し、G.U.A.R.D.やXIGの設立のきっかけとなった。
- 藤宮 博也(ふじみや ひろや)
- 元アルケミースターズの一員。自らが作った光量子コンピューター「クリシス」が予測した『根源的破滅招来体』の脅威へ対処するため答えを探り、やがて「アグル」の力を手に入れた。地球を守るのに人間を犠牲にするという思想を持っていたということでウルトラマンガイアと対立。しかし、藤宮の心はしだいに変わっていったことと、クリシスの予測した答えが外部からの妨害を受けていたことを知り自身の考え方が間違っていたと、ガイアに力を与える。
- 一時は頭が白髪混じりになるほど気の抜けた姿となってしまったが、やがてもう一度戦いたいという藤宮の思いが、再び海の力、そしてアグルの力を取り戻し、ウルトラマンアグルV2となって、今度は人間も視野に入れるようになった。22歳。
- ダニエル・マクフィー
- アルケミー・スターズの議長。24歳。
- 浅野 未来(あさの みき)
- 古代生物の専門家。20歳。両親も古生物学者だったが、彼女が幼い頃にモンゴルで行方不明になった。
- キャサリン・ライアン
- 自然循環保護システム・エントの開発責任者。20歳。通称「キャス」。両親は森で事故死している。初登場時は1話限りのゲストかと思いきや第42話、第46話で再登場。我夢ともかなり親密になっており、敦子をやきもきさせている。
- クラウス・エッカルト
- アルケミー・スターズ初期のメンバーで、クリシス集積回路設計者の一人。エントの設計にも関わっていたらしい。精神寄生獣ビゾームに取り憑かれ、クリシスに細工をして二人のウルトラマンの対立を仕組んだ。
- アラン
- スーパーコンピュータを持つメンバー。対アンチマター変換システムの48時間以内での設計に協力。
- アル
- アランの友人。対アンチマター変換システムの設計に協力。
- ナタリー
- アランの友人。対アンチマター変換システムの設計に協力。
- ミッシェル
- フランスのメンバー。
- メリンダ
- ミッション・ガイアに協力したメンバーの少女。ミッション時のパートナーになった梶尾を見て「ハンサムな人でラッキー!」と喜んだ。
- アジフ
- パキスタンのメンバー。ミッション・ガイアに協力した。その軽いノリに慧がため息をつく。
[編集] KCB
KANTOH COMMUNITY BROADCASTING STATION,LTD(関東コミュニケーションテレビ)の略で、メディアの中心的放送局。
- 田端 健二(たばた けんじ)
- ディレクター。28歳。極秘裏に作られたG.U.A.R.D.に懐疑的な見方をする。第49話から最終話では、玲子やリンブン共々人類の運命を左右する重大な役目を担う事になった。
- 吉井 玲子(よしい れいこ)
- 人気アナウンサー。24歳。藤宮の心の支えとなっていく。
- 井上 倫文(いのうえ みちふみ)
- カメラマン。25歳。本名は「みちふみ」だが、音読みの「リンブン」で呼ばれている。
- 梅沢(うめざわ)
- 支局ディレクターで、田端の先輩。第8話で編集室から出られない田端にかわってアネモスの取材に赴く。
[編集] その他
- サトウ
- 城南大学での我夢の親友。女好きでトラブルに巻き込まれやすい。
- マコト
- 同じく我夢の親友。大学の研究室では我夢の右腕となる優秀な学生。
- ナカジ
- 同じく我夢の親友。現実主義的。
- 高山 重美(たかやま しげみ)
- 我夢の母。息子に対しては放任主義だが、XIGに入隊した我夢の考えを知ろうとしてパソコン(メール)を始める。
- 高山 唯一(たかやま ゆいいち)
- 我夢の父。市役所でケースワーカーの仕事をしている。
- 稲森 京子(いなもり きょうこ)
- 藤宮とともに光量子コンピューター・クリシスの開発に携わった科学者。30歳。自ら開発したパーセルで怪獣を自在に制御しようとするが…。後に彼女のイメージも根源的破滅招来体に利用され、藤宮を翻弄することになる。
- 佐々木 律子(ささき りつこ)
- 敦子の姉。27歳。彼女の夫は防衛隊のパイロットだったが、怪獣(コッヴの事らしい)と戦って死亡した。梶尾が敦子を見舞いに自宅を訪れたことがきっかけで梶尾と徐々に接近する。
- 黒田 恵(くろだ めぐみ)
- 風水師。27歳。田端の友人。ミズノエノリュウ(壬龍)の意思を感じ取れる模様。
- ユキ
- 藤宮に救出された少女。その後も度々出会う事になる。7歳。
[編集] 根源的破滅招来体
宇宙より襲来し、人類の滅亡を望む存在。その実体は一切不明である。ワームホールより多くの尖兵を送り込む。
※詳細はウルトラマンガイアの登場怪獣を参照。
[編集] キャラクターとしてのウルトラマンガイア
[編集] ウルトラマンガイア
高山我夢が粒子加速実験中に出逢った大地の巨人。ガイアにもらった赤い光を収納するため我夢自身が作った変身アイテム「エスプレンダー」を「ガイアァァ!!」と叫び天に掲げる事で変身する。
尚「エスプレンダー」が完成したのは第3話の冒頭であり、第2話では光を粒子加速装置の部品である光電子管に収納していたため変身の際のポーズが違う。
『ガイア』の名前は、ギリシア神話に登場する大地の女神ガイアから。
- 身長:50メートル
- 体重:4万2千トン
- 飛行速度:マッハ20
- 走行速度:マッハ5
- 水中速度:マッハ1
- 潜地速度:マッハ1.2
- ジャンプ力:1200メートル
[編集] ガイアの技
- ガイアスラッシュ
- ガイアが手から発射する光弾。一発の威力は低めだが連続発射する事ができるのが強み。
- ガイアブリザード
- ガイアが両手から発射する冷凍光線。第4話と第34話で火災を消し止めるのに使用。第35話ではスプリームバージョンで使用、アルゴナを凍らせた。
- ウルトラバリヤー
- 両腕から円形のバリアを発生させる。敵の攻撃を受け止め、そのままバリアを前進させて押し戻す事も可能。第31、35、40、44、45、最終話、劇場版で使用。第45話では、ブリッツブロッツに撃ち返されたフォトンエッジを防ごうとしたが、防ぎきれなかった。第18話では巨大なバリヤーを張って、ディグローブの爆発から地上を守った。第36話では宇宙で自爆した藤宮を、球状の小型バリヤーで守っている。
- フォトンエッジ
- ガイアが最も得意とする必殺技。エネルギーを溜め、鞭のようにしならせながら発射する光の刃。頭から発射する。命中すると敵は爆発する。額のランプからではなく頭から発射する光線技はきわめて異例である。本編で我夢が命名した。
- クァンタムストリーム
- ガイア第2の必殺技。腕をT字型に組んでエネルギーを溜め、L字型に構え直した両腕から発射する光線。とどめの一撃よりもつなぎ技として使用することが多いが、コッヴII、サイコメザードII、パズズ、カイザードビシを倒した。
- ガイア突撃戦法
- 体をスピンさせ、ドリルのように頭から敵に突進して貫く。テンカイ(天界)やエンザン(炎山)を貫いた(後者はスプリームバージョンで使用)。
- テレポーテーション
- 瞬間移動。第14話でアグルの力で反物質ウルトラマン化してから使用、アンチマターのシールド内に侵入した。第18話でもエリアルベース内に侵入したアグルと戦うために使用している。アグルにも使用できるかどうかは不明。
- 壁に穴を空ける光線(名称不明)
- 壁に特殊な穴を空けて屋内の敵を吸い込み、屋外に追放する。第18話で使用、エリアルベースに等身大で侵入して破壊しようとするアグルを屋外に追放し、その後を追ってガイアも穴から外に出た。この時、駆けつけたGUARD隊員が穴の吸引に巻き込まれかけたが、ガイアの脱出後に穴が塞がって助かった。
- 光球(名称不明)
- 第21話で海底の砂の中にはまった際に使用した、両手を合わせて放つ光球。ゆっくりと前進して消える。攻撃効果は無いらしい。追い討ちをかけてくるカンデアに放ち、怯ませて後退させ、その隙に砂の中から脱出した。
- 浄化光線(名称不明)
- 第24話でゾンネルIIに使用、闘争本能を静めて地底に帰らせた。第39話ではスプリームバージョンで使用、ツチケラを浄化して成仏させた。
[編集] ウルトラマンガイアV2
ウルトラマンガイアが、藤宮から託されたアグルの光の力をプラスし、パワーアップした状態。胸のプロテクターのラインがブラックになったのが特徴。
- 飛行速度:マッハ20
- 走行速度:マッハ5.5
- 水中速度:マッハ1.2
- 潜地速度:マッハ1.5
- ジャンプ力:1200メートル
[編集] ガイアV2の技
- アグルブレード
- アグルから受け継いだ技。腕から光の剣を発生させる。第34話ではこれを回転させてウルフファイヤーの火炎を防ぎ、ジャンプから斬りつけてダメージを与えた。第42話ではビゾームの光剣に対抗した。ただしこれを使うと大量のエネルギーを消費するという。
- フォトンクラッシャー
- アグルの使っていた必殺光線。頭から発射する。第27話でミーモスが化けた偽ガイアのフォトンエッジを押し戻した他、第36話では対空間レーザーシステムのレーザー砲を受け止めた。
- リキデイター
- アグルの使っていた必殺技。両手の間に作り出した光弾を放つ。クインメザードを倒した他、ミーモスにダメージを与えた。
- 光るパンチ(名称不明)
- 赤熱化させた右腕でパンチする。第31話でのガンQとの戦闘で、変身してすぐに疾走して接近、キックを2連続でくらわした直後にこのパンチを決めて跳ね飛ばした。「ガイアパンチ」と呼ぶことがある。
- 念力光線(名称不明)
- 第31話で使用した、右手から放つ黄色い光線。魔頭鬼十朗にさらわれ、念力で空中に浮かべられている少女・相川洋美を開放し、安全な場所に移動させた。
- 治療光線(名称不明)
- 第48話で、ゼブブの剣に刺されたアグルV2の傷を治療した光線。なお「スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望」では、「ヒール」と名づけられている。
- 連射光弾(名称不明)
- 前に突き出した両手から同時に連続発射する光弾。第49話でドビシの大群に使用。ガイアスラッシュの変形版と思われるが、詳細は不明。
- エネルギー放出(名称不明)
- 両腕をクロスさせて、全身からエネルギーを放出する。第49話で体にまとわりつくドビシ達を取り払った。
この他、旧ガイアの使う技もすべて使う事が出来る。
[編集] ウルトラマンガイアスプリームヴァージョン
ウルトラマンガイアV2がガイアとアグルの光の力を最大に解放した最強の形態。体にアグルを象徴する青いカラーが入っただけではなく体格が一回り大きくなり筋肉質になっており、パワーアップしたことを視聴者に問答無用で納得させる説得力を持たせていた。実際、この姿になったガイアは一度も敗北していない。 ボディカラーに赤、銀、青、黒の4色が使われており、最も派手な色の形態である。
- 飛行速度:マッハ25
- 走行速度:マッハ7
- 水中速度:マッハ1.5
- 潜地速度:マッハ2
- ジャンプ力:1500メートル
[編集] ガイアSVの技
- フォトンストリーム
- ウルトラマンガイア最強の光線。発射の体勢が両手を合わせてから右手を下にずらすという、異例なものである。
- シャイニングブレード
- 両手から発射する光のブーメラン。ゾグ・第1形態にダメージを与え、エアロヴァイパー、パスギークを倒した。
- スプリームキック
- 右足を赤熱化させて、急降下キックを放つ。Xサバーガ、イザクを倒した。
- スプリームクロスカウンター
- 突進してのカウンターパンチ。ビゾームを倒した。
この他、ガイアV2の使う技もすべて使う事が出来る。
[編集] ウルトラマンアグル
ウルトラマンアグルはテレビ番組『ウルトラマンガイア』に登場するキャラクター。海の力をもつ、クールでシャープな蒼いウルトラマンである。初期は半悪役、ダークヒーロー的なウルトラマンという位置づけであったため、見方次第では顔が優しくないようにも見えるデザインとなっている(ただし極端な悪役面というわけではない)。その斬新でクールなキャラクターとデザイン故に、一部のファンからはガイア以上の人気を得た。元アルケミー・スターズの藤宮博也が変身アイテム「アグレイター」で変身する。 アグルとは、マサの人ヤケの子アグルのこと。聖書の登場人物。
- 身長:52メートル
- 体重:4万5000トン(V2は4万6000トン)
- 飛行速度:マッハ19
- 走行速度:マッハ5.5
- 水中速度:マッハ1.2
- 潜地速度:マッハ1.5
- ジャンプ力:1100メートル
[編集] アグルの技
- フォトンクラッシャー
- 頭から放つ必殺光線。ガイアのフォトンエッジと同等の威力を持つ。クァンタムストリームの通じないアパテーを倒した他、サイコメザード、ギールII、アルギュロスが化けた偽アグルを倒した。
- リキデイター
- 両手の間に作り出した光弾を放つ。ガイアのクァンタムストリームと同等の威力を持つ。ボクラグを蒸発させた。アルギュロス戦では6連射した。
- アグルブレード
- 右手に発生させる、光の剣。第5話、第18話で使用。
- アグルスラッシュ
- 手から発射する光弾。ガイアのガイアスラッシュと同系統の技だが、こちらの方が威力は上である。一発の威力は低めだが連続発射する事ができるのが強み。
- ウルトラバリヤー
- 両腕からバリアを発生させる。第24話では飛行しながら半球状のバリアを使用、GUARD戦闘機の攻撃を防いだ。最終話ではガイアスプリームバージョンと共に円形のバリアを使用、バリアを重ねてゾグの波動弾を押し戻した。
- 反物質化光線(名称不明)
- アンチマター戦で使用。ガイアの体を反物質化させて、アンチマターのシールドの中でも戦えるようにした。
- 地中にエネルギーを送り込むパンチ(名称不明)
- 第24話で、世界各地の地底に眠る怪獣達を暴走させるために使用。エネルギーを右腕に集中させて大地を殴り、地中に眠っている怪獣にエネルギーを送り込む。これを世界各地で行った結果、ゾンネルIIとギールIIが目覚めた。
- アグル突撃戦法(名称不明)
- 体をスピンさせ、ドリルのように頭から敵に突進する。第25話でガイアとの戦いで使用。最終話ではガイアスプリームバージョンと共に使用、ゾグ第2形態を貫いてダメージを与えた。
[編集] ウルトラマンアグルV2
藤宮が再び戦う力を欲したとき、目の前に広がる海が彼に力を与えてよみがえったアグル。下半身に初期はなかったラインが入っており、変化した証を視聴者に分かりやすい形で示している。(再度のアグルの光は赤い光も帯びており、変身後の技発動前にも僅かながら赤い光を混じえる。V2同士ならアグルの性能の方が優れている事もあり、僅かながら地球がガイアの光も与えてくれたと解釈できるかもしれない)
- 飛行速度:マッハ23
- 走行速度:マッハ7.4
- 水中速度:マッハ1.5
- 潜地速度:マッハ1.8
- ジャンプ力:1300メートル
[編集] アグルV2の技
- フォトンスクリュー
- スクリュー状の波動弾。リキデイターの発展版と思われる。Σズイグルを倒した。
- アグルセイバー
- アグルブレードの発展型。アグルブレードよりも細長い。第41話ではΣズイグルの胸に捕らえられた我夢をくりぬいて救出するために、第49話ではカイザードビシの触手を斬るために使用。
- アグルストリーム
- 全身のエネルギーを右腕に集めて放つ、アグル最強の光線。超パズズとカイザードビシを倒した。
- バーストストリーム
- 最後の敵・ゾグを倒した合体技。ガイアのフォトンストリームと、アグルのアグルストリームを合体させて放つ。この名称はゲームソフト『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』で名づけられたものである。一部の文献では、「ダブルパワー」また、「ダブルストリーム」と記載されている。
- ボディバリヤー
- 防御力の高さを活かして、敵の攻撃を全身で受け止める。Σズイグルの速射砲や超パズズの電撃を体で受け止めた。
- タッチアンドショット
- ガイアの右掌とアグルの左掌を合わせる事で二人の精神を統一し、二人が空いているほうの手から同時に放つ光線。ガイアスラッシュとアグルスラッシュの威力を、二人の心と技を合わせる事で数十倍に高めたもので、これだけでも並みの怪獣なら倒せる威力があるらしい。『新世紀ウルトラマン伝説』で、天空魔との戦いで使用、敵を怯ませた。
- アグルV2キック(名称不明)
- 右足を赤熱化させて、急降下キックを放つ。ゾグとの最終決戦でガイアのスプリームキックと共に敵の左右から同時に使用、ゾグの角を破壊した。
- エネルギー放出(名称不明)
- 両腕をクロスさせて、全身からエネルギーを放出する。第49話で体にまとわりつくドビシ達を取り払った。
この他、旧アグルの使っていた技もすべて使う事が出来る。
[編集] XIG
XIGはeXpanded Interceptive Guardiansの略である。若き天才科学者集団である「アルケミー・スターズ」と国連が連動して完成させた、汎地球防衛機構のG.U.A.R.D.(対根源破滅地球防衛連合)のエリート隊員により構成される。オペレーションと複数の攻撃チームからなる。任務の案件に隊員の身内が関わっている場合は該当者はその任務から外れるという規則がある。活動の拠点は高山我夢が開発した反陽子浮揚メカニズム「リパルサーリフト」を用いた巨大空中浮遊基地「エリアル・ベース」である。
常時空中に浮かんでいるというエリアル・ベースの基本コンセプトは、1967年のイギリス作品「キャプテン・スカーレット」に登場する「クラウドベース」の影響が強いと見られる。
エリアルベースは最終回直前に破滅招来体の兵器モキアンの攻撃により壊滅的ダメージを受け、リパルサーリフトによる牽引で大気圏外まで上昇した後自爆・崩壊したため、拠点を東京湾に建造された地上基地「ジオベース」へ移転した。その後日談であるビデオ作品「ガイアよ再び」では、エリアル・ベース2号が完成間近である事が語られている。
[編集] 武装
- ジェクターガン
- 小型のレーザーガン。HYPOP弾という六角柱のカートリッジを取り替えると機能が変わる。作品中ではレーザーと麻酔弾が使用された。
- XIGバルカン
- HYPOP弾を3つ装填する大型銃。第11話より登場。
- XIGコンバーツ
- 隊員用のスーツ。耐熱、耐寒性に優れる。女性オペレーターは着用していない。
- (ただし、第33話で我夢に随行しカナダに渡ったジョジーが1回着用している)
- XIG-NAVI
- 腕時計型の小型コンピューター。通信機能も備える。
[編集] メカニック
- XIG所属のメカニックはすべて規格が統一されており、エリアルベースやピースキャリーに格納される際はコンテナ・ビークルと称する六角柱型に変形する構造となっている。
- ピースキャリー
- 主に神山が操縦し、堤チーフが作戦の現場指揮のため搭乗する大型指令機。「キャリー」の名称のとおりファイターや陸戦メカなど作戦に応じてコンテナ・ビークルを最大3機まで搭載する輸送機であるが、AWACSと同様、回転式のレドームを装備していることから優れた警戒・指揮・管制能力を併せ持っていると推測される。作戦に当たる各搭乗者のワークロードを軽減するため作戦目標の近くまでコンテナ・ビークルを搭載して輸送、各搭載機を投下して展開させた後、本機は作戦空域の後方で統括と支援に当たるのが基本的な用法である。
- XIGファイターEX(エキサイター)
- 指揮官が搭乗する指令機で、偵察機ないし電子戦機としての性格が強い戦闘機である。本来は堤チーフの専用機であったが、第4話で我夢が無断発進して以後、自分の専用機にしてしまった。我夢は本機のリモートフライング装置を人工知能 (PAL)に制御させて無人飛行を可能とし、変身時のアリバイも作っていた。第50話では我夢を救うためにゾグに立ち向かい破壊された(その後PALは我夢のPC内で復活)。
- XIGファイターSS(スカイサーファー)
- ファイターチームのリーダーが搭乗する単座戦闘機。EX・SS・SGとも揚力ではなくリパルサーリフトで飛行する新しい概念の航空機で、ホバリングや超成層圏飛行が可能である。また、同じくリパルサーリフトによる3次元のモーメントを持ち、高い機動性を誇るが、本機はSG機の誘導と援護に当たるためスピードが最速となっている。
- XIGファイターSG(スカイゲイナー)
- リーダー以外が搭乗する単座戦闘攻撃機で、両翼部分に多数のミサイルを搭載し、投射火力はSS機を大きく上回る。ファイターチームはXIGファイターSS1機と本機2機の3機編隊での行動を基本とする。本機はコクピットを含む機種部分が撥ね下ろし式に180度回転してコンテナ形態から飛行形態に変形するため、シートも上下回転していると推測されるが、変形時に搭乗者の姿勢がどのように変化するのかについては劇中での描写がなかった。
- XIGファイターST
- 第48話にて登場し、乱橋チーフにより開発された新型ファイターでSSの進化形。飛行性能・攻撃性能がアップしたがゼブブに破壊され最終話までは登場しなかった(ビデオ作品「ガイアよ再び」にて正式に実戦配備された)。
- XIGファイターGT
- STと同じく第48話にて登場。SGの進化形。梶尾・稲城両リーダーが搭乗しゼブブやドビシと応戦。かなり無理な飛行が可能で、最終話ではリパルサーフィールドで我夢と藤宮に怪獣の光を送った。
- MLRSバイソン
- 第2話と第45話に登場。陸戦メカでチームハーキュリーズが搭乗し、ギールと応戦。G.U.A.R.D.の柊はブリッツブロッツと戦った。ギール戦では2台が使用されている。
- GBTスティンガ−
- 第11話より登場。チームハーキュリーズの専用陸戦メカ。アルティメートナパーム・グレネードミサイルが武器。
- 着地の際、必ず振動で自転車を倒してしまうため「スティンガー被害者の会」が結成された。
- シーガル・フローター
- 第9話でチームシーガルのレスキュー用航空メカとして登場したが、ジオベースにも配備されている。戦闘用装備はないが、麻酔弾は搭載している。
- シーガル・ファントップ
- 第30話で登場。チームシーガルが地上での活動で使用した。消火弾を搭載。
- セイレーン7500
- テレビシリーズでは第21話のみの登場となった。チームマーリンの海底探査艇。「ガイアよ再び」ではEXのPALが操縦した。
- ベルマン
- XIG隊員が地上での移動に使用する自動車。基地が空中という設定なのであまり登場はしない。武装しているが、劇中では使用しなかった。ジオベースにも同型の車両が配備されているが、ボンネット上のマークが異なる。ベースはアコードワゴン。
- ダヴ・ライナー
- エリアルベース職員が地上との往来に搭乗する航空機。モキアンの攻撃による退艦で多数使用された。商品化された玩具の胴体部分の金型(フォルム)は、上記のセイレーンと共通、もしくは流用である。
[編集] G.U.A.R.D.
G.U.A.R.D.とはGeocentric Universal Alliance against the Radical Destruction(対根源的破滅地球防衛連合)の略で、根源的破滅招来体に対抗するため結成された防衛組織。都内の湾岸地区に建造された基地「ジオ・ベース」を本部とする。
[編集] メカニック
- G.U.A.R.D.戦闘機
- G.U.A.R.D.が使用する戦闘機。米国製のF15戦闘機がベースと思われ、劇中ではノーマルファイターと呼ばれている。
- 地底貫通弾
- 地底怪獣への攻撃に使用された兵器。地中貫通爆弾、地中貫通ミサイルとも呼ばれる。有害物質を含んでおり、使用した土地に悪影響を及ぼす。
- 大型ミサイル
- 第44話に登場。コッヴ達の住む惑星を破壊しようとした。ミサイルの映像は「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」にも登場した。
[編集] 出演者
- 高山我夢隊員(ガイア):吉岡毅志
- 藤宮博也(アグル):高野八誠
- 石室章雄コマンダー:渡辺裕之
- 千葉辰巳参謀:平泉成
- 堤誠一郎チーフ:宇梶剛士
- 佐々木敦子:橋本愛
- ジョジー・リーランド:マリア・テレサ・ガウ
- 梶尾克美リーダー:中上雅巳
- 米田達彦リーダー:賀川黒之助
- 稲城美穂リーダー:川嶋朋子
- 吉田悟リーダー:松田優
- 神山篤志リーダー:権藤俊輔
- 横谷勝歳リーダー:庄司哲郎
- 塚守亨隊員:石川真
- 吉井玲子:石田裕加里
- 井上倫文:角田英介
- 田端健二:円谷浩
- ナレーション:磯部弘
[編集] 主なゲスト、その他
- 内閣総理大臣:小沢象(第1話、第2話)
- 浅野未来:今村雅美(第8話、第44話)
- 黒田恵:大寶智子(第11話、第38話、第45話)
- 稲森京子:久野真紀子(第16話、第23話、第36話、第37話、第41話、第51話)
- 吉田:不破万作(第29話)
- 庄司:寺島進(第29話)
- 橋本真也:橋本真也(第34話)
- 教祖:今田耕司(第46話)
- 信者1:上戸彩(第46話)
- KCBニュースキャスター/死神:堀内正美
- G.U.A.R.D.幹部:赤星昇一郎(第50話)
[編集] スタッフ
- 製作:円谷一夫
- 監修:高野宏一
- 企画:笈田雅人、丸谷嘉彦、大野実
- プロデューサー:小山信行、諸冨洋史、高城一典
- サブプロデューサー:渋谷浩康、竹田菁滋(クレジットなし)
- シリーズ構成:小中千昭、江藤直行
- 脚本:小中千昭、長谷川圭一、川上英幸、吉田伸、武上純希、太田愛、古怒田健志、右田昌万、大西信介、増田貴彦
- 監督:村石宏實、高野敏幸、原田昌樹、児玉高志、根本実樹、北浦嗣巳、市野龍一、石川整、八木毅
- 特技監督:佐川和夫、神澤信一、北浦嗣巳、満留浩昌、村石宏實、原田昌樹、八木毅
- 音楽:佐橋俊彦
- メカニカル & アイテムデザイン:プレックス
- 操演:亀甲船
- 光学アニメーション:日本エフェクトセンター
- 音響:スワラプロダクション
- 造型:開米プロダクション
- スタジオ:東宝ビルト
- 現像・テレシネ:IMAGICA
- 車輌協力:本田技研工業、ホンダアクセス
[編集] 放映リスト
※各怪獣の詳細はウルトラマンガイアの登場怪獣を参照
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | スタッフ |
---|---|---|---|---|
1998/9/5 | 1 | 光をつかめ! | 宇宙戦闘獣C.O.V(コッヴ) | 監督-村石宏實 特技監督-佐川和夫 脚本-小中千昭 |
1998/9/12 | 2 | 勇者立つ | 宇宙戦闘獣C.O.V(コッヴ) マグマ怪地底獣ギール |
|
1998/9/19 | 3 | その名はガイア | 金属生命体アパテー | 監督-高野敏幸 特技監督-神澤信一 脚本-小中千昭 |
1998/9/26 | 4 | 天空の我夢 | 超空間波動怪獣メザード | 監督-高野敏幸 特技監督-神澤信一 脚本-長谷川圭一 |
1998/10/3 | 5 | もう1人の巨人 | 大海魔ボクラグ | 監督-原田昌樹 特技監督-北浦嗣巳 脚本-小中千昭 |
1998/10/10 | 6 | あざ笑う眼 | 奇獣ガンQ(コードNo.01) | 監督-原田昌樹 特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
1998/10/17 | 7 | 地球の洗濯 | 自然コントロールマシーン テンカイ(天界) | 監督-児玉高志 特技監督-佐川和夫 脚本-吉田伸 |
1998/10/24 | 8 | 46億年の亡霊 | 超空間共生怪獣アネモス 超空間共生怪獣クラブガン |
監督-児玉高志 特技監督-佐川和夫 脚本-武上純希 |
1998/10/31 | 9 | シーガル飛びたつ | 光熱魔石レザイト | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-太田愛 |
1998/11/7 | 10 | ロック・ファイト | 宇宙戦闘獣コッヴII(ホワイトバージョン)(複数) | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-小中千昭 |
1998/11/14 | 11 | 龍の都 | 地帝大怪獣ミズノエノリュウ(壬龍) | 監督-原田昌樹 特技監督-満留浩昌 脚本-古怒田健志 |
1998/11/21 | 12 | 野獣包囲網 | 獣人ウルフガス | 監督-原田昌樹 特技監督-満留浩昌 脚本-川上英幸 |
1998/11/28 | 13 | マリオネットの夜 | 超空間波動怪獣サイコメザード | 監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-長谷川圭一 |
1998/12/5 | 14 | 反宇宙からの挑戦 | 反物質怪獣アンチマター | 監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-武上純希 |
1998/12/12 | 15 | 雨がやんだら | 奇怪生命マザーディーンツ 奇怪生命ディーンツ |
監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-右田昌万 |
1998/12/19 | 16 | アグル誕生 | 金属生命体アルギュロス | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-吉田伸 |
1998/12/26 | 17 | 天の影 地の光 | 甲殻怪地底獣ゾンネル 超巨大天体生物ディグローブ |
監督・特技監督-村石宏實 脚本-古怒田健志 |
1999/1/9 | 18 | アグル対ガイア | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-小中千昭 |
|
1999/1/16 | 19 | 迷宮のリリア | 超空間波動怪獣サイコメザードII | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-長谷川圭一 |
1999/1/23 | 20 | 滅亡の化石 | 絶対生物ゲシェンク | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-川上英幸 |
1999/1/30 | 21 | 妖光の海 | 無酸素怪獣カンデア | 監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-大西信介 |
1999/2/6 | 22 | 石の翼 | 宇宙雷獣パズズ | 監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-太田愛 |
1999/2/13 | 23 | 我夢追放! | 剛腕怪地底獣ゴメノス | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-吉田伸 |
1999/2/20 | 24 | アグルの決意 | 甲殻怪地底獣ゾンネルII マグマ怪地底獣ギールII |
監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-長谷川圭一 |
1999/2/27 | 25 | 明日なき対決 | ― | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-右田昌万 |
1999/3/6 | 26 | 決着の日 | 巨獣ゾーリム | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-小中千昭 |
1999/3/13 | 27 | 新たなる戦い ~ヴァージョンアップ・ファイト!~ |
金属生命体ミーモス | 監督-児玉高志 特技監督-佐川和夫 脚本-古怒田健志 |
1999/3/20 | 28 | 熱波襲来 | 自然コントロールマシーン エンザン(炎山) | 監督-児玉高志 特技監督-佐川和夫 脚本-川上英幸 |
1999/3/27 | 29 | 遠い町・ウクバール | 守護獣ルクー(ルクーリオン) | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-太田愛 |
1999/4/3 | 30 | 悪魔のマユ | 宇宙怪獣ゴキグモン | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-増田貴彦 |
1999/4/10 | 31 | 呪いの眼 | 奇獣ガンQ(コードNo.02) | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
1999/4/17 | 32 | いつか見た未来 | 時空怪獣エアロヴァイパー | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-武上純希 |
1999/4/24 | 33 | 伝説との闘い | 伝説怪獣シャザック(親子) | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-長谷川圭一 |
1999/5/1 | 34 | 魂の激突! | サイボーグ獣人ウルフファイヤー | 監督・特技監督-村石宏實 脚本-川上英幸 |
1999/5/8 | 35 | 怪獣の身代金 | 古代怪獣アルゴナ | 監督-市野龍一 特技監督-佐川和夫 脚本-太田愛 |
1999/5/15 | 36 | 再会の空 | 宇宙忍獣X(クロス)ザバーガ | 監督-市野龍一 特技監督-佐川和夫 脚本-吉田伸 |
1999/5/22 | 37 | 悪夢の第四楽章 | 超空間波動怪獣クインメザード | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-長谷川圭一 |
1999/5/29 | 38 | 大地裂く牙 | 地殻怪地底獣ティグリス(アルブームティグリス) | 監督・特技監督-原田昌樹 脚本-古怒田健志 |
1999/6/5 | 39 | 悲しみの沼 | 泥怪人ツチケラ | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
1999/6/12 | 40 | ガイアに会いたい! | 大宙魔パスギーク | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-小中千昭 |
1999/6/19 | 41 | アグル復活 | 宇宙捕獲メカ獣Σ(シグマ)ズイグル | 監督-石川整、村石宏實 特技監督-村石宏實 脚本-吉田伸 |
1999/6/26 | 42 | 我夢VS我夢 | 精神寄生獣ビゾーム 巨大異形獣サタンビゾー |
監督・特技監督-村石宏實 脚本-小中千昭 |
1999/7/3 | 43 | 銀色の眼のイザク | アルテスタイガー怪獣イザク(イザクプラチアード) | 監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-太田愛 |
1999/7/10 | 44 | 宇宙怪獣大進撃 | 宇宙戦闘獣スーパーコッヴ 宇宙雷獣スーパーパズズ |
監督-根本実樹 特技監督-佐川和夫 脚本-武上純希 |
1999/7/17 | 45 | 命すむ星 | 破滅魔人ブリッツブロッツ 地殻怪地底獣ティグリスII |
監督-原田昌樹 特技監督-満留浩昌 脚本-古怒田健志 |
1999/7/24 | 46 | 襲撃の森 | 自然コントロールマシーン シンリョク(深緑) | 監督-原田昌樹 特技監督-満留浩昌 脚本-長谷川圭一 |
1999/7/31 | 47 | XIG壊滅!? | 超巨大単極子生物モキアン 死神 |
監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-右田昌万 |
1999/8/7 | 48 | 死神の逆襲 | 破滅魔人ゼブブ(死神) | 監督・特技監督-北浦嗣巳 脚本-川上英幸 |
1999/8/14 | 49 | 天使降臨 | 破滅魔虫カイザードビシ 根源破滅天使ゾグ(第1形態) |
監督・特技監督-村石宏實 監督・特技監督-八木毅 脚本-吉田伸 |
1999/8/21 | 50 | 地球の叫び | 根源破滅天使ゾグ(第1形態) 破滅魔虫カイザードビシ 地殻怪地底獣ティグリスIII 伝説怪獣シャザック(親子) 剛腕怪地底獣ゴメノスII 甲殻怪地底獣ゾンネルII マグマ怪地底獣ギールIII |
監督-村石宏實 特技監督-佐川和夫 脚本-小中千昭、長谷川圭一 |
1999/8/28 | 51 | 地球はウルトラマンの星 | 根源破滅天使ゾグ(第1・第2形態) 破滅魔虫カイザードビシ 地帝大怪獣ミズノエノリュウ(壬龍) 地殻怪地底獣ティグリスIII 伝説怪獣シャザック(親子) 剛腕怪地底獣ゴメノスII 甲殻怪地底獣ゾンネルII マグマ怪地底獣ギールIII |
監督-村石宏實 特技監督-佐川和夫 脚本-小中千昭 |
[編集] 映画等
- ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦(劇場版:1999年)
- ウルトラマンガイア ガイアよ再び(ビデオ版:2001年)
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
※オープニングの映像はストーリーの展開上、初期とバージョンアップとアグル再登場の3パターンに分けられる。
[編集] エンディングテーマ
- 『Lovin' You Lovin' Me』
- 『Beat on Dream on』
[編集] 挿入歌
- 『ガイア ノ チカラ』
- 作詞:青木久美子/作曲:小杉保夫/編曲:大門一也/歌:田中昌之 & 大門一也
[編集] 関連項目
MBS·TBS系 土曜18:00枠 | ||
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前番組 | ウルトラマンガイア | 次番組 |
ウルトラマンダイナ | ゾイド -ZOIDS- (アニメ枠復帰) |