ゲンジ通信あげだま
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲンジ通信あげだま(げんじつうしんあげだま)は、テレビ東京系列で1991年10月4日から1992年9月25日まで毎週金曜日6時から6時30分の枠にて放送されたアニメ番組。
目次 |
[編集] 作品概要
前半はごく普通の子供向けアニメだったのだが、中盤以降の悪ノリがすさまじく、オヤジギャグを連発したり、声優の勢いに任せた長セリフの応酬があったり、美少女戦士セーラームーンや魔女の宅急便、果てにはアメリカ横断ウルトラクイズなど古今東西のアニメやテレビ番組のパロディがてんこ盛りと、まさしく怪作の地位を欲しいままにした。
NECがスポンサーとして製作に関わっていた関係で、ワープロの諸機能やICカードによる機能拡張などの設定が目立つのも特徴である。
またNECよりPCエンジン用ゲームソフトとしても発売された。これはアニメとの並行企画であり、そのために原作者・原案設定者の名前としてゲームクリエイターであるさくまあきらと広井王子の名前がある。
[編集] キャスト
-
- 本編の主人公。ヒーロー星の夏休み(地球期間で1年間)を利用して、地球の盛蕎麦市に遊びに来た。合成獣が街の人々を襲うとき、親友のワープ郎と変換(合体変身のこと)し、ヒーロー「あげだマン」となって人々を救う。正義感は強いが、能天気である。いぶきに好意を抱いている。序盤は「いたっきーっす」「サンキー」など、挨拶を独自に略した言葉を使っていた。
- ワープ郎 (声優:渡辺久美子)
-
- あげだまと一緒に地球にやって来たワープロロボット。あげだまの最高の親友。七つの形態に変形可能。だがアニメで特に変化しているのはランドセル、ジェット、ボール、ポケバイの4つのモード。喧嘩をすることもあるが、ひとたび街の危機になるとあげだまと変換してあげだマンとなり、敵のデータを分析して最も的確な対応方法を見つけ出す。「。」を「まる」、「…」を「てんてんてん」など、記号をそのまま発音する。第31話ではノットリダマス一派に拉致され、洗脳・強化改造を受けて「ワープ郎F92」へと変貌。あげだマンと戦わされるが、友情の力で洗脳が解けて元に戻っている。
- 平家いぶき〔へいけ-〕(ワンダーいぶき(仮名)→ハイパーいぶき) (声優:三石琴乃)
-
- あげだまが地球に来て初めて出来たガールフレンド。素直ないい子だが、言動が暴走気味の場合が多々あり。権力を使ってわがままし放題の麗にも臆することなく接する、あげだマンに恋する少女。ジャンケンと金魚すくいの腕は最強レベル。
- 第49話「いぶきちゃん出番です」から、あげだマン同様の変身ヒロイン「ハイパーいぶき」に変身するようになる(登場時は「ワンダーいぶき(仮名)」と自称)。美少女戦士セーラームーンの月野うさぎ役と声優が同じと言う事と、脚本の富田祐弘が美少女戦士セーラームーンの初期の脚本を担当していたということで、変身シーンをほとんどそのまま拝借。動画とタイムシートレベルで変身シーンが酷似している。ちなみに「ワンダーいぶき(仮名)」(わんだーいぶきかっこかめい)で一つの名前。最終回ではスーパーいぶきとも言っている。ちなみに初登場時に「愛と気合の小学生美少女戦士ワンダーいぶき(仮名)、あげだマンに変わっておしおきよ。」というセリフがあるが、これもセーラームーン(有名な決め台詞「愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン、月に変わっておしおきよ」)のパロディ。
- 九鬼麗〔くきれい〕(怨夜巫女〔おんよみこ〕) (声優:玉川紗己子)
-
- 金の力で威張り散らす超絶ワガママ少女。しかし両親と離れて暮らしているため、心中に孤独感と寂しさを秘めており、本来は純粋な心の持ち主である。小学生離れしたプロポーションと美貌の持ち主で、パンチラシーンのみならず全裸シーン(ハイパー怨夜巫女変身時)まで晒すなど、お色気キャラの役回りを務める。天然ボケの気もあり。怨夜巫女変身時は、ノットリダマス一派の実働隊長として合成獣を引き連れて作戦を指揮するほか、自らが合成獣になる場合(ドス鯉・鯖威張の2回)もある。合成獣が敗れて爆発する際、合成獣の材料と共に、コスチュームが破けて半裸になりながら空の彼方へ飛んで行くのが通例。主人公のあげだまよりも目立って活躍したため、麗こそが真の主人公とみなすファンも多い。前期・後期ともにED曲が自らのテーマソングだったことも、その理由と言える。第47話より、あげだマンと微妙な形ながら結託。第49話では、さらにワンダーいぶき(仮名)とも共闘関係となり、新たに盛蕎麦市の悪となったモデムとイーハブを倒す決意をする。最後はあげだマンらの完全な味方となった。いぶきとあげだまが一緒にいる際に必要以上に嫉妬してるところを見ると、実はあげだまに好意を持っていたようである。
- 九鬼雷蔵〔くきらいぞう〕(ノットリダマス11世) (声優:滝口順平)
-
- 麗の祖父。どん底の貧乏生活(アニメではバナナを「高価な物」と発言)から、ご先祖が残した「ノットリダマスの大予言書」の「なりあがりの章」を解読し、たった1代で財を築いた。金にあかせて合成獣製造マシーンを造り、「ノットリダマス11世」を名乗って世界征服を画策。その第1段階として、とりあえずご町内征服を企んでいる。第45話で一度破産するが、すぐに幸運で大富豪の地位に返り咲く。しかしそれも束の間、瞬く間にモデムとイーハブによって屋敷をのっとられ、ノットラレダマスとなった(実際に、EDの吹き替えテロップがノットラレダマスに変更された)。ノットリダマス一派の首領にも関わらず、2度も自ら志願して合成獣化している(茄子鎌馬・ダルマ太子)。
- えび天 (声優:安西正弘)
-
- 地球に住む神様夫婦の片割れで、あげだまの保護者的存在。一見ひょうきんな爺さんだが、昔はヒーローとしても活躍していた。
- おかめ (声優:三浦雅子)
-
- 神様夫婦の片割れその2。普段は温厚だが、キレるとえび天もかなわないほど恐い。
- ウーロン茶 (声優:鈴木勝美)
-
- 老け顔。麗派、いぶき派に分かれる主要キャラでの唯一の中立。しかし、その正体はあげだまの出身星である「ヒーロー星」のもう1人の出身者であり、その星の子供たちみんなの憧れの的である「宇宙パトロール隊」の太陽系支部の隊員。
- PC郎[ぴーしろう] (声優:塩屋浩三)
-
- 第31話終盤より登場。ワープ郎をどうしても諦めきれない麗が(当該話でワープ郎を強奪・洗脳するが失敗に終わっている)、合成獣製造マシーンを使って自分で作ったロボット。素材になったのは、麗の宝物のぬいぐるみである「パンちゃん」。なぜか大阪弁を流暢に操り、麗と合体してハイパー怨夜巫女となる能力を持つ。性格は、卑屈・陰険・スケベの三拍子が揃った典型的な中年キャラクター。佐藤・田中・鈴木の三人をことあるごとにイビるほか、合体の際に麗が裸になるのを非常に喜んでいた。雷蔵には媚びへつらうが、彼が失脚すると手の平を返してモデム・イーハブ側に寝返る恩知らずさも持つ。合成獣経験は2回(マル鵜の男・回電)。
- ケンサク先生 (声優:森川智之)
-
- 常に剣道の胴着を着用する、気の弱い先生。だが教育に関しての情熱は人一倍で、学校のどの先生にも負けない。麗の権力には半屈服状態であるが、彼女に「おじいさまに頼んでクビにしてもらいますわ」と言われても、「先生はお前の将来を思って愛のムチを打ってるんだ。クビになってもかまわん」と断言するほどに生徒を思う心は強い。ひとみ先生に好意を寄せるが、ウブな性格がたたり、両想いながら関係はなかなか進展しない。モデルは森田健作(および彼の出演ドラマ)と思われる。なお、合成獣経験が1度ある(吸青師)。
- 秘書3人衆(劇中での正式な呼称が無いため、便宜上こう記述する)
-
- 九鬼コンツェルンの秘書3人組。合成獣の基本要員で、劇中に登場する合成獣のほとんどが彼らのうち誰かを素材としたもの(3人全員が使われた合成獣も2体存在する)。全員が黒いスーツにサングラス姿。見た目は強面ばかりだが、毎度敢行される「ノットリダマスの大予言書」に基づくバカバカしい作戦の被害者に対して同情を見せるなど、敵方のみならず劇中でも希少な良心的キャラクター達である。「秘書」という肩書きだが、雷蔵の世話係というのがその実情。彼ら3人は安月給で、雷蔵と麗にこき使われる毎日を送っている。お目付け役のPC郎登場後は、悩みのタネが1つ増えることになる。物語序盤は忠実に九鬼一族に仕えていたが、徐々に主である雷蔵・麗へのツッコミが冴えるようになった。また、劇中の随所で雇い主に対する不満を漏らしていたが、最終決戦時に雷蔵が屋敷を追い出された際は、何の見返りが無いにも関わらず雷蔵側につく忠義振りを見せる。
・佐藤 (声優:森川智之)
-
- 3人のうち、身長が中間の男。妻子持ちであり、最初の合成獣になった記念すべき人物でもある。最初は寡黙だったが、中盤からは子供にとって誇れる父親であろうとするマイホームパパ的発言が目立つ。
・田中 (声優:高木渉)
-
- 3人のうち、身長が一番高い。性格は潔く、合成獣になる時一番文句が少ない。しかし酒乱の気があるのか、合成獣・安サラリーマンに変身した時はカップ酒で泥酔し、酔っ払いならではの醜態を存分に晒した。
・鈴木 (声優:岩永哲哉)
-
- 3人のうち一番背が小さく、唯一の独身者。本名は鈴木安太。性格は楽天的で、ロリコンの性質もあり。「靴下くるるん」好きで、いぶきに「靴下くるるん」をしようとする描写も見受けられる。なお、実家は用品店。
- ツリパン (声優:島田敏)
-
- 本名原田カツオ。でっぷり肥え太った体に角刈りカット、サスペンダーがトレードマーク。麗の親衛隊長を務めるほか、小学生ながら父親が営む原田不動産の専務でもある。体の太さは親譲り。実家が九鬼コンツェルンの特別姉妹店のため、麗の権力に完全屈服している。ただし、第45話で九鬼コンツェルンが一度破綻して麗の親衛隊員が軒並み彼女から離れていっても、ただ一人麗を慕っていた様子から、異性としても純粋な好意を持っていた様子。しかし、第8話で建前を言えなくする合成獣・蛸磁木にとりつかれた際は、麗のことを思いきり批判していたので、この時はまだ好意が芽生えていなかったと考えられる。
- 吉良々ひとみ (声優:山崎和佳奈)
-
- ケンサク先生が好意を寄せる美人教師。こちらもまんざらではないが、ケンサク先生の気の弱さを心配するあまり、なかなか進展しない。
-
- いぶきの弟。声の担当が大谷に代わった後は、あげだマンオタクになっている。まだ姉と一緒に入浴する程度の子供ではあるが、合成獣・バットマンジュウ出現時にあげだマンを騙って現場に出向くなど、その芯の強さも姉譲り。足の大きさは12.5㎝。
- 白鳥ユリ (声優:白鳥由里)
- モデム (声優:島田敏)
-
- ヒーロー星の異能者。宇宙からイーハブとともに飛来。最初は記憶を失っていたが、アダムとイブの如く禁断の林檎(毎度毎度予言書によって勘違いした雷蔵の作った合成獣が持っていた)を食べて記憶を取り戻す。記憶が戻ったことを隠して雷蔵に仕えていたが、次第に邪悪な本性を現した。麗たちに成り代わり世界征服をもくろむ。合成獣創造能力も雷蔵とは雲泥の差で、唯一手掛けた合成獣・回電(えでん)はあげだマン達を大ピンチに追い込んだ。
- イーハブ (声優:林原めぐみ)
-
- ヒーロー星の異能者で、モデムのパートナー。高飛車で冷酷。その迫力は麗を震え上らせるほど。ワンダーいぶきとのジャンケン対決で熱くなるなど、モデムに比べるとノリが良い面がある。
- 夢小路光 (声優:山口勝平)
-
- 品行方正・成績優秀・スポーツ万能なパーフェクトの少年。登場時はあげだまといぶきを取り合うライバルだったが、漫才で意外に息の合うところを見せた。あげだまの男子唯一の友達。ノットリダマス一派にさらわれて合成獣・ブラハンマンになった経験あり。
- 美香 (声優:横山智佐)
-
- 劇中に時々登場するラブラブカップルの女性。思い込みが激しい。
- カッチ (声優:島田敏)
-
- 島田敏の作中4人目の担当キャラで、劇中に時々登場するラブラブカップルの男性。美香と一緒に登場しては(場所は公園が多い)、ラブラブぶりを見せつけている。
[編集] スタッフ
- 原作:富田祐弘、さくまあきら
- 設定:広井王子
- 企画:杉沢義文
- キャラクター原案:水谷兼之介
- 脚本:山田隆司・早川正・海老沼三郎・柳川茂・富田祐弘
- キャラクターデザイン/総作画監督:辻初樹
- 美術設定:嶋田昭夫・田中貞彦・高橋久嘉
- 美術監督:工藤ただし
- 背景:小林プロダクション
- 作画監督:本橋秀之・梶浦紳一郎・小西洋子・田中良・鳥居愛緒・・沢田正人・立川達文・音地正行・寺野沢麗子・茶話多優兎
- 色指定:完甘幸隆・児玉尚子
- 撮影監督:枝光弘明→小堤勝哉
- 撮影・アニメーション製作:ぎゃろっぷ
- 編集:瀬山武司・足立浩
- タイトル:マキ・プロ
- 現象:東京現像所
- 音楽:佐橋俊彦
- 音響監督:原田一男
- 音響効果:蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
- 選曲:河合尚
- 調整:山田富二男
- 演技事務:八木尚子
- 録音:ニュージャパンスタジオ
- 録音制作:トップ・サウンド
- 文芸担当:鶴田寛
- 製作デスク:小山洋司
- 製作事務:
- 広報:伊藤真理(テレビ東京)
- アシスタントプロデューサー:勝田勝(テレビ東京)・大塚義雄(ぎゃろっぷ)
- プロデューサー:倉林伸介(テレビ東京)・中井岳志(nas)・若菜章夫(ぎゃろっぷ)
- 監督:なみきまさと
- アニメーション制作プロダクション:ぎゃろっぷ
- 製作:TV TOKYO・nas
[編集] 主題歌
この歌は現在カラオケで復活しています。
[編集] 挿入歌
- 地球を届けよう(佐々木望、三石琴乃、全キャラ合唱バージョン)
この歌は本来あげだま役の佐々木望の歌であるが、第49話でいぶきの変換シーンと戦闘シーンで三石バージョンが流れた。50話におけるあげだマンVSモデムの戦いで(怨夜巫女が負け、あげだまが気合を使って戦おうとしたとき)流れた歌でもある。あげだまファンならフルコーラス歌いたい歌とされる。最終回では全キャラでの合唱をした歌であり、あげだまにモデハブ(モデムとイーハブの合体)を倒させるための気合を与えた歌でもあり、挿入歌の中では唯一のフルコーラスが流れた歌である。
[編集] 放映リスト
- 第1話 気合の光だあげだマン
- 第2話 ご町内はグーラグラ
- 第3話 叩けばホコリの悪巧み
- 第4話 雀犬ポンは殺しの番号
- 第5話 いぶきに清き一票を!
- 第6話 カニある木だカニカニ
- 第7話 御町内ダンスパニック
- 第8話 本音はこわい!大嫌い
- 第9話 燃えよ! ケンサク
- 第10話 ハクション大迷惑
- 第11話 過激に特ダネ合戦
- 第12話 桜吹雪がお見通し
- 第13話 F1盛蕎麦グランプリ
- 第14話 学芸会はハレヒレホ
- 第15話 新親衛隊長あげだま
- 第16話 スイスイすー取る墨梟
- 第17話 まぶしすぎるぜ光君
- 第18話 麗は横綱でゴンス
- 第19話 君の瞳にクーラクラ
- 第20話 夢の一戸建1万円
- 第21話 女は元気で外がイイ
- 第22話 クイズ、クイズ、クイズ
- 第23話 タイム虎ベラーすべる
- 第24話 笑い取っチャウチャウ
- 第25話 うまけりゃポンポコ
- 第26話 指名手配!?あげだマン
- 第27話 ここ掘れ、いぶき
- 第28話 ファンクラブを作ろう
- 第29話 麗とあげだま同棲中!?
- 第30話 ロマンスチャチャチャ
- 第31話 合成獣が出ない日
- 第32話 嗤うハイパー怨夜巫女
- 第33話 雷蔵の儂について来い
- 第34話 ワテが教師だす
- 第35話 読み書きはダメよ
- 第36話 サラリーマン吼える!
- 第37話 クッキーはつむじ風!
- 第38話 御先祖様はお見通し
- 第39話 お金が欲し~いッ!
- 第40話 誰が未完の大器やねん
- 第41話 おヌシもワルよのう
- 第42話 南の島で夏休み
- 第43話 私を女王様とお呼び!
- 第44話 君がとっても青いから
- 第45話 雷蔵、七転び八起き
- 第46話 恐怖の大王、現る!
- 第47話 私、じつは怨夜巫女!
- 第48話 正義と悪の迷コンビ
- 第49話 いぶきちゃん出番です
- 第50話 あげだま絶体絶命!
- 第51話 宇宙からの贈り物
[編集] 登場合成獣リスト
[上段:合成獣名(読み仮名) 下段:(合成材料の物体/人間:誕生理由)]
- 第1話 冷象虎(れいぞうこ)
(象+虎+冷蔵庫/佐藤:別に無し)
- 第2話 鯰土竜(なまずもぐら)
(ナマズ+モグラ/田中:失言「都合のいい事言っちゃって」)
- 第3話 掃除鬼(そうじき)
(掃除機+牛)
- 第4話 雀犬ポン(じゃんけんポン)
(スズメ+犬+ポン酢)
- 第5話 袋の鼠(ふくろのねずみ)
(ネズミ+袋)
- 第6話 カニある木(カニあるき)
(カニ+木)
- 第7話 お祭りマンボ(おまつりマンボ)
(マンボウ+太鼓+バチ)
- 第8話 蛸磁木(しょうじき)
(タコ+磁石+木)
- 第9話 ア~熊(あ~くま)
(クマ+砂+炭)
- 第10話 子ショービン(こショービン)
(子ヒョウ+コショウ瓶)
- 第11話 カメラッコ(カメラッコ)
(カメ+ラッコ+カメラ)
- 第12話 サイ判官(サイばんかん)
(サイ+桜吹雪の肌襦袢)
- 第13話 四鏡吠犬(フォーミラーワン)
(犬+鏡+エンジン+タイヤ)
- 第14話 見えぬクモ(みえぬクモ)
(クモ+マジックハンド+焼き海苔)
- 第15話 縁の下の力餅(えんのしたのちからもち)
(カエル+もち米+七輪)
- 第16話 墨梟(すみぶくろう)
(イカ+フクロウ+電話帳+百科事典)
- 第17話 エキスパンダ(エキスパンダ)
(パンダのぬいぐるみ+高麗人参エキス)
大エキスパンダ(だいエキスパンダ)
(エキスパンダがスーパーエキスを飲んでパワーアップした姿)
- 第18話 ドス鯉(ドスこい)
(コイ+包丁/麗:本来入るべき鈴木を蹴り落とそうとした際、誤って合成マシーンに転落)
- 第19話 紅クラゲ(べにクラゲ)
(クラゲ+紅しょうが)
- 第20話 マイマイホーム(マイマイホーム)
(かたつむり+ヤドカリ)
- 第21話 妻用事(つまようじ)
(ハリネズミ+爪楊枝+手帳)
- 第22話 ボーガイ(ボーガイ)
(貝+ベレー帽)
- 第23話 タイム虎ベラー(タイムとらベラー)
(トラネコ+置時計+靴べら)
- 第24話 笑い取っチャウチャウ(わらいとっチャウチャウ)
(チャウチャウ+環状蛍光灯)
- 第25話 グルメ舌鼓(グルメしたつづみ)
(タヌキ+鼓)
- 第26話 バットマンジュウ(バットマンジュウ)
(コウモリ+饅頭)
- 第27話 ブルドーザーウルフ(ブルドーザーウルフ)
(犬+ブルドーザー)
- 第28話 ブラハンマン(ブラハンマン)
(ブランド品/夢小路光)
- 第29話 茄子鎌馬(なすがまま)
(馬+鎖鎌+茄子/雷蔵+秘書3人衆)
- 第30話 目ラブ湯ー(アイラブゆー)
(目薬+風呂桶+ハート型チョコ)
- 第31話 カモネギ(カモネギ)
(カモ+ネギ:タイトルコール前の1カットのみの登場)
ワープ郎F92(ワープろうえふきゅうじゅうに)
(ワープ郎が洗脳・強化改造された姿。厳密には合成獣ではない)
- 第32話 ハイパー怨夜巫女(ハイパーおんよみこ)
(麗とPC郎の合体形態。これも合成獣ではない)
- 第33話 蝶鈴台(ちょうれいだい)
(チョウ+鈴+踏み台)
- 第34話 ※合成獣、それに相当するものは登場せず
- 第35話 文拭字上屋(ぶんぶくじあげや)
(釜+雑巾/ツリパンの父親:地上げ屋だから)
- 第36話 安サラリーマン(やすサラリーマン)
(秘書3人衆:PC郎の独断で合成マシーンから直結したホースに無理矢理吸引される)
- 第37話 災いアリ(わざわいアリ)
(アリ+柔道着)
- 第38話 零コン(れいコン)
(キツネ+レンコン)
- 第39話 マル鵜の男(マルうのおとこ)
(鵜+丸太/PC郎:自ら志願)
- 第40話 蜜柑星(みかんせい)
(みかん+金平糖/鈴木)
- 第41話 大印鑑(だいいんかん)
(印鑑+腹掛け)
- 第42話 アドリブヒトラー(アドリブヒトラー)
(ヒトデ+ちょび髭)
- 第43話 鯖威張(さばいばる)
(サバ+イノシシ+湿布/麗:自ら志願)
- 第44話 吸青師(きゅうせいし)
(吸血コウモリ/ケンサク先生)
- 第45話 ダルマ太子(ダルマたいし)
(ダルマ+タニシ+旧一万円札/雷蔵:予言書の文言に従い志願)
- 第46話 リンゴ蛇(リンゴじゃ)
(ヘビ+リンゴ)
- 第47話 亀ん武道貝(かめんぶとうかい)
(亀+貝+武道着:モデムの提案で甲羅に「ん」を書き加える)
- 第48話 回電(えでん)
(土佐犬/PC郎:モデムが遊び半分でPC郎を合成獣に)
- 第49話 ※合成獣、それに相当するものは登場せず
- 第50話 ※合成獣、それに相当するものは登場せず
- 第51話 モデハブ(モデハブ)
(モデムとイーハブが合体した、龍の姿をした巨大な怪物)
[編集] ネット局
- 同時ネット局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TXN九州(現、TVQ九州放送)
- 時差ネット局:岩手放送(現、IBC岩手放送)、秋田放送、仙台放送、チューリップテレビ、山陰放送、広島テレビ放送(途中で視聴率低迷により打ち切り→数年後広島ホームテレビで改めて全話放送)、テレビくまもと
[編集] パロディ・オマージュ
-
- えび天、おかめ、あげだま、ワープ郎、ウーロン茶の出身星である「ヒーロー星」があるところが「銀河英雄系」。
-
- いぶきが変換する際の変換シーン、変身後のセリフなど。セーラームーン=月野うさぎといぶきを担当する声優が同じであることから。またあげだま原作者として名を連ねる富田祐弘は、セーラームーンシリーズ初期のメイン脚本家でもある。
-
- 少年時代の鈴木の顔が上杉達也の顔に酷似。
-
- 第19話に登場した「紅クラゲ団」は、「ねるとん紅鯨団」内での段取りをそのままパロディ化したもの。
-
- 第22話で麗の買い取ったクイズ番組「盛蕎麦横断イケイケクイズ」が、このウルトラクイズのパロディ。司会者の声は島田敏。司会者の元ネタは福澤朗と思われる(番組中での福澤朗の叫び、「ジャストミート!」をこちらの司会者も叫んでいたため)。
-
- 第29話で麗が記憶を無くした際、おかめによって着替えた時の姿が主人公キキに酷似。似ているのは姿だけで、顔は前髪を下ろしている。
-
- 第30話に登場した鈴木の彼女(になるはずだった)白鳥ユリの姿は、タエ子に酷似している。作品を超えた恋(「タッチ」と「おもひでぽろぽろ」が本作によって恋となった)と解釈される。
-
- 第37話で九鬼雷蔵がオートジャイロから降り歩きながら着替えたりするシーンなど、誰が見ても明らかにパロディだというシーンがいくつかある。しかし、少しコミカルに描かれている。
-
- 第39話に登場した合成獣・マル鵜の男は、映画「マルサの女」の主人公のパロディ。神出鬼没のマル鵜の男は、麗と秘書3人衆の資産を、映画さながらに手段を選ばず押収(鵜のように口から丸呑みする)していく。
- 菅原都々子の曲「月がとっても青いから」
-
- 第44話の予告の時に「君がとっても青いから、遠回りして帰っちゃダメだぞ」と言うフレーズがあるが、これは「月がとっても青いから」の歌詞「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」を使ったと思われる。しかし歌自体が大分古いため、単なる偶然かもしれない。
-
- 美香とカッチという登場人物が出演する作中でのドラマがある。美香はリカ、カッチはカンチに相当するものと思われる。
-
- 最終話が、あげだマンの正体が自分であることをあげだまがいぶきに告白するシーン(実はあげだまの妄想)によく似ている。
[編集] コミカライズ
-
- アニメとは全く話の違う初期設定の話を元にマンガにした。バンダイビジュアルの「ゲンジ通信あげだま」の資料にマンガ2話が載っている。
- ストーリーは、漢字族の永栄王による地球全部の漢字支配(多分世界征服)のために、幹部である怨夜巫女(日本名九鬼麗)と君令官美風(日本名美風薫)が動いて地球を征服しようとする。漢字族に対抗できるのは地球にある神器。それを動かすためには人並みはずれた気合が必要であるが、学校の男子は麗に完全屈服、そして女子はそれを非難するだけで、誰もその神器を動かすための気合を持っていなかった。漢字族の敵対者であるひらがな族のい段継承者のいぶきはそれにもどかしさを感じてはいたが1人で麗に対抗していた。が女の子だけあって取り巻きの男の子にはかなわない。
- そこで転校してきた1人の気合あふれる男の子。源氏あげだま。そのあふれんばかりの気合によってついに学校にあるひらがな族の神器が反応し、目を覚ました。それに気づいた麗は木と虎を合体させキドラ(木へんに虎)を作りあげだまを抹殺しようと立ち上がった。いぶきはあげだまがそのキドラに狙われているといち早く気づき一緒に逃げようとする。があげだまは逃げるのは絶対嫌だとやり取りをしてる際、ついに神器があげだまのところに現れた。そしてその時あげだまの頭の中にある呪文が聞こえてきた。その呪文を唱えるや否やあげだまはたちまちアゲダマンに変換する。神器の正体はワープ郎であった。そしてあげだまはキドラを退け、いぶき達に、「あなたはあ段継承者であり私達の仲間なの。一緒に戦いましょう」と言われ戦う決意をする。バトルスーツはアニメで出てくるえび天のバトルスーツと同じである。いぶきの髪型はアニメ初代のオープニングテーマの最後に出る髪型(ツインテール)と同じ。
-
- ストーリーとしてはアニメと大体同じであるが、雷蔵そっくりのノットリダマス1世が登場する。あげだまといぶきは幼馴染のようだが、アフリカに昔行ってしまったあげだまが戻ってきて再会するという導入となっている。えび天とおかめは、あげだまといぶきにしか見えない。いぶきはあげだま=あげだマンということを知っている。佐藤・田中・鈴木の他にもう1人男がいた(後半には消えている)。合成マシーンは存在するが、合成するのは物ではなく漢字を合成して合成獣を作るなど、様々な違いがある(初期設定を引き継いだバージョンと言える)。この西東栄一 版にしろ島本和彦版 にしろ、漫画版のあげだまの1人称は「おいら」で統一されている。なお、アニメ版では「僕」「俺」「私(変換時)」が混在している。
[編集] 関連項目
テレビ東京系 金曜18時台前半 | ||
---|---|---|
前番組 | ゲンジ通信あげだま | 次番組 |
トキメキ応援TV ※土曜18:00へ移動 |
姫ちゃんのリボン |
カテゴリ: テレビ番組に関するスタブ | アニメ作品 け | 1991年のテレビアニメ | テレビ東京系アニメ | ぎゃろっぷ | コミックボンボン