ゴールデンライオンタマリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?ゴールデンライオンタマリン | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Leontopithecus rosalia (Linnaeus, 1766) |
||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ライオンキヌザル、シシザル | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Golden Lion Tamarin |
ゴールデンライオンタマリン(Leontopithecus rosalia、シノニムLeontocebus rosalia)は、ブラジル南東部、リオデジャネイロ州に分布するマーモセット科のサル。シシザル(獅子猿)とも。生息地である森林の伐採と、ペット目的の乱獲のために著しく数を減らしたが、その後の保護政策によって徐々に数を回復しつつある。
[編集] 特徴
体長は20~40cm、体重は630~710gと、マーモセット科の動物の中では最大。全身の毛が黄金色をしているという非常に特異な外見で、顔の周辺に雄のライオンのようなたてがみ状の毛が生えることから、この名がつけられている。但し、たてがみは雌雄ともに見られる。
前肢は後肢よりも短く、胴が長く、体型は栗鼠に似る。指のつめは第1指では平らづめであるが、他は鋭いかぎづめ状で、第1指は他の指と平行に伸びている。しりだこと頬袋はなく、尾で物を握りえない。他のサルと異なり、栗鼠の様につめを用いて木に登り、枝から枝にたくみに跳びまわるが、木から降りるときは頭を上にしたまま後ろ向きに降りる。
[編集] 生態
ブラジルからコロンビア、パナマにかけての、低地で湿度の高い熱帯雨林に生息する。樹上で生活し、地上に降りることはまずない。 雑食性で、果実や種子、花、昆虫、鳥の卵などを食べ、小さな群れを作って暮らす。
[編集] Status
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))