ドラえもんの道具 (め)
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ドラえもんの道具 (め) では、藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「め」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 名刀“電光丸”
名刀“電光丸”(めいとう“でんこうまる”)は、『名刀〔電光丸〕』(てんとう虫コミックス11巻収録)などに登場する。なお、映画『のび太の大魔境』の原作漫画では「秘剣“電光丸”」(ひけん-)と呼ばれていた。
レーダーを装備した刀で、例え目を閉じていても相手の位置を探知して、振り回すだけで斬り合いができる。バッテリー式で、バッテリーが切れるとただの刀でしかない。
[編集] 命れいじゅう
命れいじゅう(めいれいじゅう)は、『命れいじゅう』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』2巻収録)に登場する。
拳銃型の道具。誰かにさせたい仕事などを命令として紙に書き、それをカプセル状の弾丸に入れ、この銃に装填して撃つと、撃たれた相手は意思に反してその命令通りに体が動く。撃つ相手は人間だけでなく犬、猫などの動物でも有効。
[編集] 迷路スゴロク
迷路スゴロク(めいろ -)は、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
「ふりだし」から「あがり」までのコマが迷路仕掛けになっているすごろく。なかなか上がることができないので、1日中たっぷりと遊べる。
[編集] 迷路探査ボール
迷路探査ボール(めいろたんさ -)は、映画作品『のび太とブリキの迷宮』に登場する。
立体迷路や迷宮の突破に使用するボール状の道具。作動させるとボールから煙が出て迷宮全体に行き渡り、それを元にボール内部のコンピューターが迷宮内の構造を正確に分析する。分析完了後は、行き先を指定するとボールがそこへ転がって行くので、ボールの後を追えば迷宮内のどこへでも自在に行くことができる。
ブリキンホテル地下の全長184kmの大迷宮に使用され、突破者が誰もいないというこの迷宮を見事突破した。
[編集] メカ救急箱
メカ救急箱(- きゅうきゅうばこ)は、映画作品『のび太と鉄人兵団』などに登場する。
ロボット等の機械の修理を、人間の怪我の治療のように行なうことのできる薬剤をそろえた救急箱。修理箇所に塗り込むチューブ入りの薬剤、及び修理箇所を保護するプラ膏薬とポリ包帯で構成されており、故障・破損箇所の金属分子を増殖させることで、機械の外装から内部構造に至るまで、破損箇所を元通りに戻すことができる。但し完全に元通りになるには時間を要する。
ちなみに機械類の修理に関しては、復元光線やタイムふろしきを使えば瞬時に行なえるので、それらに比べればこの道具は劣るとも言える。
[編集] メカ・メーカー
メカ・メーカー(メカメーカー)は、『メカ・メーカー』(てんとう虫コミックス22巻収録)に登場する。
紙に描いた乗り物などの絵を実際にメカとして作り出す道具。絵を描いた紙を機械に入れ、鉄製品やプラスチック製品などを入れると、それらを分解して材料とし、紙に描かれた通りのメカが出てくる。大きさは材料として入れた物の量に比例する。絵がいい加減な絵だった場合は、完成品のメカもその通りいい加減な外観になる。完成品は専用の「メカ・コントローラー」でラジコンのように操縦できる。
[編集] めだちライト
めだちライトは、『めだちライトで人気者』(てんとう虫コミックス24巻収録)に登場する。
このライトの光を浴びた者は、まるで大人気スターのように周りに注目され、みんなに些細なプライベートの質問を多数浴びせられたり、追い回されたりしまう。ただし普段から同じような立場である人物(人気アイドルなど)には効力が無く、むしろ匿ってくれたりもする。
[編集] メッセージ大砲
メッセージ大砲(メッセージたいほう)は、『大砲でないしょの話』(てんとう虫コミックス35巻収録)に登場する。
大砲の形をした道具。スイッチを入れてメッセージを吹き込み、メッセージを伝えたい人に向けて発射すると、メッセージが雲のようなピンク色の塊になって発射され、障害物も通り抜けて、伝えたい人のところに届き、届いたら塊が破裂し、メッセージをしゃべってくれる。
なお、同作品をアニメ化した話「メッセージ大砲」には、映像を巻き戻す場面が存在する。
[編集] 目鼻ペン
目鼻ペン(めはなぺん)は、『消しゴムでノッペラボウ』(てんとう虫コミックス8巻収録)に登場する。
形状は普通のサインペンと変わらず、顔にいろいろな顔の器官(目、鼻、眉毛、口、皺)などを書き入れられる道具。
原作では取り消しゴムで顔の器官を消した後で、顔の器官を書き入れるために使用。
[編集] メモリーディスク
メモリーディスクは、『メモリーディスク』(てんとう虫コミックス39巻収録)に登場する。
人の脳の記憶を取り出すCDのような道具。まず人の頭目掛けて放ると、その人の頭上にディスクが舞って回転し、1日分の記憶を脳から抜き取り、ディスクへと移す。その後でディスクを専用のプレーヤーで再生すると、その人の体験を画面に表示して見ることができる。さらにディスクを先と同じ要領で相手の頭に放れば、記憶はその人の脳へ戻される。
無意識にとった行動ははっきりしないため、再生時に画面がぼやけるが、ディスクをよく磨けば映すことができる。逆にディスク表面をマジックで塗りつぶせば、記憶を一部だけ消し去ることができる。また、誰かから抜き取った記憶のディスクを自分の頭に乗せ、自分の考えた事をディスクに書き込むこともできる。これを応用し、忘れ物がどこにあるかなど曖昧な体験を鮮明に思い出させたり、都合の悪い他人の記憶を消したり、他人に偽の記憶を植えつけたりと、様々に活用できる。
[編集] メリーゴーラウンドゴマ
メリーゴーラウンドゴマは、『長い長いお正月』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
このコマを室内で回すと、家全体がメリーゴーラウンドのようにぐるぐると回り出す。
[編集] メルヘンランド入場券
メルヘンランド入場券(- にゅうじょうけん)は、『メルヘンランド入場券』(てんとう虫コミックス39巻収録)に登場する。
童話のようなメルヘン世界をテーマとした、22世紀のレジャー施設「メルヘンランド」の入場券。メルヘンランドは、シンデレラや白雪姫といった色んなお姫様が住んでいる城、お菓子の家、花咲か爺さんの管理している桜の薗、昼でも夜が楽しめるナイトゾーン、天の川、虹の橋など、22世紀の科学で作られた施設ではあるが、童心を煽るメルヘン世界がいっぱいに広がっている。
訪問客は皆、自動的に自身に似ている動物に変身するため、施設内には動物を擬人化したような姿の来客が闊歩している。のび太たちが訪れた時は、のび太はカメ、ドラえもんはタヌキ、静香はウサギ、スネ夫はキツネ、ジャイアンはサルに変身した。
[編集] メロディーお玉
メロディーお玉(- たま)は、『シンガーソングライター』(てんとう虫コミックス16巻収録)に登場する。
作曲をしてくれる「お玉」(おたまじゃくし)。水槽の中に数匹のお玉が飼われており、水槽の底に五線譜が書かれている。マイクで歌詞を吹き込むと、それに相応しい曲が作り出され、、お玉が泳ぎ出して五線譜の上に音符を描き出す。ダイヤルによる調整で、テンポや曲調はお好み次第。
ジャイアンのためにプレゼントされた道具だが、ジャイアンは楽譜が読めなかったため、「タイムふろしき」でお玉を成体のカエルにまで成長させることで、お玉が楽譜を描く代わりに、カエルが鳴き声でメロディーを奏でるようにした。
[編集] めんくいカメラ
めんくいカメラは、『めんくいカメラ』(てんとう虫コミックス8巻収録)に登場する。
このカメラには意思があり、美形と認められる人は普通に写すが、そうでない人は顔を消してしまう。
[編集] メンコプリンター
メンコプリンターは、『メンコプリンター・無敵メンコレータム』(「小学二年生」1982年10月号に掲載)に登場する。
好きな写真や絵をカメラで撮影し、オリジナルのめんこを作ることのできる機械。めんこのデザインは円型、角型など自在に作成することができる。