ハリー・ポッター魔法薬一覧
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ハリー・ポッター魔法薬一覧は、小説『ハリー・ポッター』シリーズおよび派生作品に登場する魔法薬の一覧。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 魔法薬一覧
[編集] 主な魔法薬
- 賢者の石(Philosopher's Stone)
- 生ける屍の水薬(Draught of Living Death)
- 煙突飛行粉
- 登場巻
- 第2巻、
- 特徴
- キラキラ光る粉。
- 材料
- 不明。
- 効果
- 魔法使いの家の暖炉はネットワーク化されており、この粉を使うことで、暖炉を介して遠く離れた場所へ移動できる。ただしネットワークは魔法省に常時監視されており、ネットワークに組み込まれていない暖炉は利用できない。
- 使い方
- 「入口」の暖炉の炎に粉を一つまみ振りかけ、緑色に変わった炎の中へ入り、望む「出口」の場所名を叫ぶだけ。ただし、出口の場所をはっきり発音しなかったり、途中でむせたりつかえたりすると、「ずれた」場所に出てしまう欠点がある。
- 粉を入れた炎に、体の一部(大抵は頭のみ)を入れることで、部分移動も可能。全身を入れると一方通行だが、部分移動の場合は移動部位を炎から抜くことで元の暖炉に戻れる。
- その他
- 煙突飛行は、魔法界では一般的な移動方法のひとつ。頭のみの部分移動は、マグルの電話のようなものだが、緊急連絡時以外には使われない様子。頭のみを暖炉に突っ込む体勢を長く続けることが、楽ではないせいだろうか。
- ハリーは、ロンの実家からダイアゴン横丁へ新学期の買い物に行くときに初めて使ったが、出口の場所を叫ぶときにむせてしまい、夜の闇横丁の店ボージン・アンド・バークスへ出てしまった(第2巻)。
- ポリジュース薬(Polyjuice Potion)
- 登場巻
- 第2巻、
- 特徴
- 素の状態では水あめ状で黒っぽい泥のよう、変身したい人物の一部を入れるとそれに応じて変色する。飲むと、全身が捩れて溶けるような感覚。
- 材料
- クサカゲロウ、ヒル、満月草、ニワヤナギ、二角獣(バイコーン)の角の粉末、毒ツルヘビの皮の千切り、変身したい人物の一部(髪の毛など)。
- 効果
- 飲むと1時間の間、変身したい人物と全く同じ外見になる。片目や片足などの損傷も再現するが、元の姿への影響はない。ただし変身するのは肉体だけで、衣服や義手などは再現しない。誤って動物の一部を入れたものを飲むと、中途半端に変身し元の姿に戻れなくなる。
- その他
- 秘密の部屋事件(第2巻)のとき、秘密の部屋を開いた犯人をドラコ・マルフォイと考えたハリー、ロン、ハーマイオニーは、マルフォイの証言を取るためにこの薬でスリザリン生に変身する(ただしハーマイオニーのみ変身に失敗)。
- ハリーが4年生のとき(第4巻)、「闇の魔術に対する防衛術」の教鞭を取った元闇払いマッド・アイ・ムーディは、実はこの薬でムーディに化けていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアであった。クラウチJrは投獄され獄死したと思われていたが、実はこの薬で母親と入れ替わって脱獄していた。
- ハリーが6年生のとき(第6巻)
- 真実薬(Veritaserum)
[編集] 第1巻に登場したその他の魔法薬
- おできを治す薬
- ハリーたちが初めて調合した魔法薬。比較的簡単な薬らしいが、調合に失敗した(もしくは調合途中の)薬には逆におできを作る作用がある。
- 材料は干しイラクサ、砕いた蛇の牙、ゆでた角ナメクジ、山嵐の針など。
- いぼつくりキット
- クリスマス・パーティーのクラッカーから出てきたおまけ。
- 忘れ薬(Forgetfulness Potion)
- 学年末試験で、魔法薬の実技試験として調合した薬。
- 賢者の石を守っていた魔法薬
- 黒い炎を通す薬、紫の炎を通す薬、毒薬、イラクサ酒の4種。
[編集] 第2巻に登場したその他の魔法薬
- 肉食ナメクジ駆除剤
- 写真の現像液
- 写真の中の人物が動くようになる現像液。カメラもホグワーツ校内で動作していたことから(マグルの電化製品はホグワーツ校内では動作しない)、専用のカメラを用いるのかも知れない。
- 元気爆発薬(Pepperup Potion)
- 風邪薬。体温が上がって耳から煙が数時間出続けるため、解熱薬と考えるべきか。
- 発光液
- マンドレイク回復薬(Mandrake Restorative Draught)
- 秘密の部屋の怪物(バジリスク)によって石化された生徒たちを元に戻した。
- スケレ・グロ(Skele-Gro)
- 骨生え薬。骨を再生する飲み薬。喉が焼けるような味。
- ふくれ薬(Swelling Solution)
- 触れた部分だけを膨張させる水薬。
- ぺしゃんこ薬(Deflating Draft)
- ふくれ薬の解毒薬。
- 髪を逆立てる薬(Hair-Raising Potion)
- ネズミの尻尾を調合するらしい。
- 愛の妙薬(Love Portion)
- 第2巻では名前のみの登場。
[編集] 第3巻に登場したその他の魔法薬
- 縮み薬(Shrinking Potion)
- 脱狼薬(Wolfsbane Potion)
- Wolfsbane(ウルフスベーン)はトリカブトのこと(第1巻)であると同時に、狼殺しの意味も持つ。
[編集] 第4巻に登場したその他の魔法薬
[編集] 第5巻に登場したその他の魔法薬
[編集] 第6巻に登場したその他の魔法薬
- フェリックスフェリシス
- 生ける屍の水薬
- アモルテンシア
- 魅惑万能薬
- ポリジュース薬
- 真実薬
[編集] 第7巻に登場したその他の魔法薬
[編集] 魔法薬の材料一覧
[編集] 第1巻に登場した材料
[編集] 動物系材料
- ドラゴンの肝
- ドラゴンの血
- 一角獣(ユニコーン)の角
- 一角獣(ユニコーン)の尾の毛
- 一角獣(ユニコーン)の血
- 強力な延命効果、ただし永遠に呪われる
- 蝙蝠の脾臓
- 鰻の目玉
- 黄金虫の目玉
- ベゾアール石
- 山羊の胃から取り出す石、解毒剤
- カサゴの脊椎の粉末
[編集] 植物系材料
- アスフォデルの球根
- ニガヨモギ
- モンクスフード、ウルフスベーン、アコナイト、トリカブト
- ハナハッカ
- 『悪魔の罠』
- 暗闇と湿気を好む蔓草で、生き物に巻きついて絞め殺そうとする
[編集] 第2巻に登場した材料
- ドラゴンの糞(堆肥)
- マンドレイク、マンドラゴラ
- 強力な回復薬、たいていの解毒剤の主成分
- 毒触手草
- 蛙の脳みそ
- ドラゴンの鼻くそ?
- ねずみの腸?
- クモの死骸
- ふぐの目玉
- ネズミの尻尾
- 飛び跳ね毒キノコ
- アビシニア無花果
[編集] 第6巻に登場した材料
- ベゾアール石
- 催眠豆
- カノコソウ
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