ダームストラング専門学校
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ダームストラング専門学校(Durmstrang Institute for Magical Study)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の学校である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
ホグワーツ魔法魔術学校、ボーバトン魔法アカデミーに並ぶヨーロッパ三大魔法学校の1校。作中におけるドラコの発言からは、同校が純血の魔法族の学生しか入学させず(少なくともマグル出身者は除かれ)、カリキュラムも闇の魔術に力を注いでいることが伺える。
なお、以上の理由から、ルシウス・マルフォイは息子・ドラコを同校に入学させようとしたが、妻ナルシッサの反対により諦めた。
4巻ではイゴール・カルカロフが校長を務めていたが、彼はヴォルデモートの復活を知って逃亡した。このため、現校長が誰であるかは不明である。
映画では男子校であるかのように描写されているが、原作では女子生徒も登場する。
[編集] 所在地
「制服に厚い毛皮のケープが付いている」「冬季は、大変に寒く、昼が短い」という記述と、作品に登場する同校の生徒の名がみなスラヴ系であり、ゲルマン系の諸国の生徒を受け入れていないと考えられることから、ゲルマン系であるスカンジナビアを除くヨーロッパ北部にあると考えられる。また学校名"Durmstrang"はスラヴ系ではなく、ゲルマン系の起源を匂わせるので、歴史上ドイツの影響を受けた地域も考慮に入ろう。だとすると、例えば、バルト三国からロシア西南部にかけての地域が想定される。
なお、映画では、衣装はロシア風であり、衣装、および同校の船には帝政ロシアを思い起こさせる「双頭の鷲」の紋章が描かれている。この点も、同校の所在地について示唆を与えている。
また、4巻で「三大魔法学校対抗試合」代表選手になったビクトール・クラムは、クィディッチのブルガリア代表チームのシーカーであり、ブルガリア語で家族と話すシーンも出てくるので、所在地がブルガリアに近い可能性もある。但し、ブルガリアだとすると、「冬季は、大変に寒く、昼が短い」という気候の描写には全く合わない。
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