ハリー・ポッター魔法一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハリー・ポッター魔法一覧は、『ハリー・ポッター』シリーズに登場する魔法の一覧である。 *一部、「ふくろう通信号外No.4(下)」等より抜粋
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 魔法一覧
[編集] あ行
- アクシオ(Accio)(来い)
- 「呼び寄せ呪文」。反対呪文は「レラシオ」。ホグワーツでは、4年生の「呪文学」の授業で習う。
- アナプニオ(Anapneo)(気の道開け)
- 気管を開通させ、呼吸ができるようにする呪文。6巻でスラグホーンが使用。
- アパレシウム(Aparecium)(現れよ)
- アロホモラ(Alohomora)
- 鍵を開ける呪文(但し、唱え方は不明だが、この呪文を効かなくさせる魔法がある)。ハーマイオニー曰く『基本呪文集』第七章に載っているらしい。
- インカーセラス(Incarcerous)(縛れ)
- ロープを巻きつけ、相手を縛る呪文。5巻でアンブリッジが使用。
- インセンディオ(Incendio)(燃えよ)
- 炎をつける呪文。
- インパービァス(Impervius)(防水せよ)
- インペディメンタ(Impedimenta)(妨害せよ)
- 妨害呪文。一時的に相手の動きを鈍らせたり、相手を吹っ飛ばしたりする為の呪文で、死喰い人との戦いの時に多用された。
- ウィンガーディアム・レビオーサ(Wingerdium Leviosa)(浮遊せよ)
- 「浮遊術」。フリットウィック先生曰く「魔法使いの基本的な魔法」で、ホグワーツでは、1年生の「妖精の魔法」の授業で習う。ハーマイオニーはすぐに習得したが、「レビオーサ」の発音がなかなか難しい。O・W・Lでも出題された。
- エイビス(Avis)(鳥よ)
- 杖から鳥を出す呪文。4巻でオリバンダー老人が杖調べの際に使用。
- エクスペクト・パトローナム(Expecto patronum)(守護霊よ来たれ)
- 「守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)」。守護霊(パトローナス)を作り出し、吸魂鬼を追い払う呪文。(守護霊の形は個人で異なる。例えばハリーは牡鹿だが、ハーマイオニーはカワウソ)。O・W・Lレベルを遥かに超える非常に高度な呪文で、一人前の魔法使いでさえ、この呪文には苦労するという。しかしハリーは3年生でこの呪文をマスターした。
- エクスペリアームス(Expelliarmus)(武器よ去れ)
- 「武装解除術」。敵の武器(主に杖)を吹き飛ばす。ハリーが得意とする呪文の1つで、4巻のヴォルデモートとの決闘でもこの呪文を使った。呪文を唱えると杖からは赤い光線が出る。また呪文を放った(武器を持っていた)相手も吹き飛ばす効果もある。
- エネルベート(Enervate)(活きよ)
- 「気づけ呪文」。「ステューピファイ」の反対呪文で、失神術にかけられた者の意識を回復させる。
- エンゴージオ(Engorgio)(肥大せよ)
- エバネスコ(Evanesco)(消えよ)
- 「消去術」。「魔法薬学」の授業で、スネイプが失敗した魔法薬を消すのに使用。
- エピスキー(Episkey)(鼻血癒えよ、唇癒えよ)
- 鼻血を止める際、又は唇の傷を治す際に使用される。
- オーキデウス(Orchideous)(花よ)
- 杖の先に花を咲かせる呪文。4巻の「杖調べ」で、オリバンダー老人が使用。
- オパグノ(Oppugno)(襲え)
- 生物などに対して攻撃をけしかける呪文。ハーマイオニーがロンに対して復讐のために使用。
- オブリビエイト(Obliviate)(忘れよ)
[編集] か行
- クワイエタス(Quietus)(静まれ)
- 響いた声を静まらせる呪文。反対呪文は「ソノーラス」。
- コロポータス(Colloportus)(扉よくっつけ)
- 扉を完全密閉する呪文。5巻の神秘部の戦いで多用された。
[編集] さ行
- サーペンソーティア(Serpensortia)(蛇出でよ)
- 蛇を出現させる呪文。2巻でマルフォイが、決闘クラブでハリーに対して使用。反対呪文は恐らく「ヴィぺラ・イヴァネスカ」だと思われる。
- シレンシオ(Silencio)(黙れ)
- 相手の声を封じる呪文。
- スコージファイ(Scourgify)(清めよ)
- ものを清める呪文。「清める」とはいっても呪文の対象によって効果は様々らしく、ゴミにこの呪文を使用するとゴミを消失させることが出来るが、人に対して使用すると相手の口から泡が出る。
- ステューピファイ(Stupefy)(麻痺せよ)
- 「失神術」。反対呪文は「エネルベート」。インペディメンタ同様神秘部での戦いの際、多用された。また、ミネルバ・マクゴナガルはこれを4本同時に食らい、聖マンゴ魔法疾患障害病院に運ばれた。
- スペシアリスレベリオ(Specialis Revelio)(化けの皮剥がれよ)
- 対象物の秘密を現させる呪文。
- ソノーラス(Sonorus)(響け)
- 声を響かせる呪文。反対呪文は「クワイエタス」。
- セクタムセンプラ(Sectumsempra)(切り裂け)
- 「半純血のプリンス」が開発した闇の魔術。相手を切り裂く呪文。
[編集] た行
- タラントアレグラ(Tarantallegra)(踊れ)
- クイック・ステップを踏ませる呪文。マルフォイが決闘クラブで、ハリーにかけた呪文。また、神秘部の戦いでアントニン・ドロホフがネビルに対してこの呪文を使用。
- ディフィンド(Diffindo)(裂けよ)
- 物を引き裂く呪文。
- デリトリウス(Deletrius)(消えよ)
- 恐らく、実体のないものを消す呪文だと思われる。4巻で、直前呪文によって現れた「闇の印」のゴーストを消すのに使われた。
- デンソージオ(Densaugeo)(歯呪い)
- 歯を呪う呪文。マルフォイがハリーにかけようとするが、ハリーの「鼻呪い」の光線とぶつかり、ハーマイオニーにかかってしまう。結果、ハーマイオニーの歯がリスの前歯のように伸びた。
[編集] な行
- ノックス(Nox)(消えよ)
- 杖先に灯った明かりを消す呪文。反対呪文は「ルーモス」。
[編集] は行
- パック(Pack)(詰めろ)
- トランクの中などに物を詰め込む呪文。熟練者の場合、かけるだけで独りでに衣服が畳まれ、そのまま収納できる。
- ファーナンキュラス(Furnuculus)(鼻呪い)
- 鼻を呪う呪文。ハリーがマルフォイにかけようとするが、マルフォイの「歯呪い」の光線とぶつかり、ゴイルにかかってしまう。結果、ゴイルの鼻に醜いできものが出来た。
- フィニート(Finito)(終われ)
- 呪文を終わらせる呪文。
- フィニート・インカンターテム(Finito Incantatem)(呪文よ終われ)
- フェルーラ(Ferula)(巻け)
- 包帯を巻く呪文。3巻でルーピンが使用。
- プライオア・インカンタート(Prior Incantato)(直前呪文)
- 杖が最後に使った呪文を現わす呪文。
- フラグレート(Flagrate)(焼印)
- 対象物に対して焼印をつける呪文。神秘部でハーマイオニーが使い、扉に×印をつけた。
- プロテゴ(Protego)(護れ)
- 「盾の呪文」。弱~中程度の呪文を跳ね返し、自分の身を護る(許されざる呪文に対しての効果は薄い)。「失神術」に対して多用される傾向がある。
- ちなみに、この呪文をまともにかけられる魔法使いは驚くほど少ないらしく、フレッドとジョージが発明した「盾の帽子」は魔法省からの注文が相次いだ。
- ペトリフィカス・トタルス(Petrificus Totalus)(石になれ)
- 全身金縛りの呪文。時間がたつと効力は切れる。
- ポイント・ミー(Point me)(方角示せ)
- 四方位を示す呪文。杖が北を指す。
- ポータス(Portus)
- 「移動キー」を作る呪文。この呪文の使用は魔法省によって厳しく制限されている。
[編集] ま行
- マフリアート(Muffliato)(耳塞ぎ)
- 「半純血のプリンス」が開発した闇の魔術。周囲の人に謎の雑音を聞かせ、会話が盗み聞きされないようにするための呪文。
- モースモードル(Morsmordre)
- ヴォルデモートと死喰い人が「闇の印」を上空に打ち上げる時に使用する。
- モビリアーブス(Mobiliarbus)(木よ動け)
- 木を動かす呪文。3巻でハーマイオニーが『三本の箒』で使用し、自分達3人の姿を隠した。恐らく、ハーマイオニーが発明した呪文だと思われる。
- モビリコーパス(Mobilicorpus)(体よ動け)
- 人を運ぶ呪文。3巻でルーピンが使用。
[編集] ら行
- ラングロック(Langlock)(舌縛り)
- 「半純血のプリンス」が開発した闇の魔術。舌を口蓋に貼り付かせる呪文。
- リクタスセンプラ(Rictusempra)(笑い続けよ)
- 相手をくすぐる呪文。2巻で、ハリーが決闘クラブでマルフォイに対して使用。なお、映画ではマルフォイを回転させながら吹き飛ばす効果である。
- リディクラス(Riddikulus)(ばかばかしい)
- まね妖怪(ボガート)を退治する呪文。心の中に滑稽なものを想像しつつ使用する。
- リヴィール・ユア・シークレット(Reveal your secret)(汝の正体を現せ)
- 闇の魔術が使用されている疑いのある品に対し、その正体を明らかにさせる呪文。
- リナベイト(Renervate)(蘇生せよ)
- 失神した生物を蘇生させるための呪文。既に死んでいるものに対しては効かない。
- リベラコーパス(Liberacorpus)(身体自由)
- 「半純血のプリンス」が開発した闇の魔術。「レビコーパス」の反対呪文。
- ルーモス(Lumos)(光よ)
- 杖先に明かりを灯す呪文。反対呪文は「ノックス」。
- レジリメンス(Legilimens)(開心)
- 「開心術」。相手の心をこじ開け、記憶や思考を読み取る。「閉心術」を使うことで防げる。
- レダクト(Reducto)(粉々)
- 対象物を粉々に破壊する呪文。
- レデュシオ(Reducio)(縮め)
- 「縮ませ魔法」。反対呪文は「エンゴージオ」。
- レパロ(Reparo)(直せ)
- 壊れた物を直す呪文。ハーマイオニーはこの呪文を、初めてハリーと会った時に習得していた。
- レビコーパス(Levicorpus)(身体浮上)
- 「半純血のプリンス」が開発した闇の魔術。相手のくるぶしを見えない力で吊り上げて空中に浮かせる呪文。ハーマイオニーは、4巻で死喰い人がマグルを空中で回転させていた呪文と同一視している。反対呪文は「リベラコーパス」。
- レラシオ(Relashio)(放せ)
- 火花で相手を吹っ飛ばす呪文。水中で使った場合、高熱の泡のようなものが飛ぶ。
- ロコモーター・○○(Locomotor)
- 物を浮かせ、杖を向けた方向に運ぶ呪文。
- ロコモーター・モルティス(Locomotor Mortis)
- 半身金縛り(足を縛る)の呪文。1巻でスネイプがクィディッチの審判をやった時、ハリーを守る為に、ハーマイオニーとロンがスネイプにかけようと練習していた。
[編集] わ行
- ワディワジ(Waddiwasi)(逆詰め)
- 逆詰め呪文。3巻でルーピンが使用。
[編集] 「忍びの地図」関連
ムーニー、ワームテール、パッドフット、プロングスの4人が製作したホグワーツの地図・「忍びの地図」に関連する呪文。呪文を知っているのは、製作者4人と、ハリー、ロン、ハーマイオニー、フレッド、ジョージだけと思われる。
- われ、ここに誓う。われ、よからぬことをたくらむ者なり(I solemnly swear that I am up to no good.)
- 「忍びの地図」を使用する時に唱える呪文。
- いたずら完了(Mischief managed)
- 「忍びの地図」を使った後、地図を羊皮紙に戻す呪文。
- ディセンディウム(Dissendium)(降下)
- ホグワーツ城からホグズミード村への抜け道(ハニーデュークスに通じている)を開ける為に、石像に向かって唱える呪文。
[編集] 映画オリジナル
- アセンディオ(Ascendio)(昇れ)
- 映画「炎のゴブレット」で登場。自分を宙に浮かせる呪文で、ハリーが「第二の課題」の際、湖から脱出するのに使用。
- アラニア・エグズメイ(Arania Exumai)
- 映画「秘密の部屋」で登場。蜘蛛を吹き飛ばした。
- アレスト・モメンタム(Aresto momentum)
- 映画「アズカバンの囚人」に登場。ダンブルドアが、クィディッチの試合で吸魂鬼に襲われ落下するハリーに対して使用したことから、動きを一時、遅らせる呪文だと推測される。
- イモビラス(Immobulus)(不動せよ)
- 映画「秘密の部屋」で、ハーマイオニーがピクシー妖精の動きを止めるのに使用。
- 映画「アズカバンの囚人」では、ルーピンが暴れ柳の動きを止めるのに使用するシーンがある。
- ヴィペラ・イヴァネスカ(Vipara Evanesca)
- 映画「秘密の部屋」で登場。決闘クラブでマルフォイが出現させた蛇を、スネイプがこの呪文を唱えて退治した。恐らく、反対呪文は「サーペンソーティア」。
- エヴァーテ・スタティム(Everte Statum)
- 映画「秘密の部屋」で登場。決闘クラブで、マルフォイがハリーに対して使用した結果、ハリーが宙を舞った。また、原作でも、同じシーンでマルフォイはハリーに呪文をかけているが、どのような呪文かは明示されていない。恐らく「エヴァーテ・スタティム」だと推測される。ちなみに、ハリー曰くその呪文で攻撃された時、「まるで頭をフライパンで殴られたような気がした」らしい。
- オキュラス・レパロ(Oculus Reparo)
- 壊れた眼鏡を直す呪文。原作では、眼鏡を含め、物を直すのには、「レパロ」を使用する。
- システム・アペーリオ(Cistem Aperio)
- 映画「秘密の部屋」で登場。「リドルの日記」の中で、リドル(当時16歳)がアラゴグを隠してあった箱にかけたことから、一種の破壊呪文と推測される。
- フェラベルト(Vera Verto)
- 映画「秘密の部屋」で登場。「変身術」の授業で、ロンがネズミをゴブレットに変えようとこの呪文を唱えたが、杖が折れていた為に失敗する。
- ペリキュラム(Periculum)
- 映画「炎のゴブレット」で登場。「第三の課題」でハリーがフラーの救出の為に、同じく「第三の課題」でセドリックがクラムの救出の為(後者は原作のみ、呪文の名前は未登場)に、それぞれこの呪文を使用し、杖先から赤い花火を打ち上げた。
- ボンバーダ(Bombarda)(砕けよ)
- 映画「アズカバンの囚人」に登場。ハーマイオニーが、シリウスを閉じ込めている牢を破壊するのに使用。
- ラカーナム・インフラマレイ(Lacarnum Inflamarae)
- 映画「賢者の石」で登場。ハーマイオニーの十八番の呪文。クィディッチの試合で、スネイプの気を逸らす為、ローブの裾を炎上させるのに使用した。ちなみに原作では「ジャムの瓶に入れて持ち運びできる火をつける」呪文があり、この呪文ではないかと思われる。
- ルーモス・ソラルム(Lumus Solarum)
- 映画「賢者の石」で登場。日の光を出す呪文で、ハーマイオニーが悪魔の罠を退治するのに使った(原作では火をつけた)。
- ルーモス・マキシマ(Lumos Maxima)(強き光よ)
- ルーモスよりも強い光を灯す呪文。反対呪文はルーモスと同じく「ノックス(消えよ)」。
[編集] ゲームオリジナル
- アビフォース(Avifors)
- PS2及びGC版「秘密の部屋」で登場。物を一時的に鳥に変える変身術。
- インセンディオ(Incendio)
- 物体を動かす呪文。
- グレイシアス(氷河となれ)
- PS2及びGC版「アズカバンの囚人」で登場。ハーマイオニーのみ使用できる呪文である。水を凍らせる呪文。
- スポンジファイ(Spongify)(衰えよ)
- PS2及びGC版「賢者の石」で登場。このときは、ハリーが授業中に使用していたが、「アズガバンの囚人」では、ロンのみが使用できる。恐らく相手の戦闘能力を衰えさせる呪文だと思われる。
- フリペント(huripent)
- ハリーポッターゲーム全てに登場。唯一の攻撃呪文。壷なども破壊できる。
[編集] 失敗例
- お日さま、ひな菊、とろけたバタ~ デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ(Sunshime, daisies, butter mellow, Turn this stupid, fat rat yellow)
- フレッドがロンに教えたインチキ呪文。ロンはこの呪文でスキャバーズを黄色くして見せようとしたが失敗に終わり、ハーマイオニーに馬鹿にされる。お日様もひな菊もバターも黄色いことにかけていると思われる。
- ウィンガディアム・レビオーサ(ウィンガーディアム・レビオサー)
- ロンが「妖精の魔法」の授業で、「浮遊術」をしようとするが、発音を間違え失敗。ハーマイオニーに「『ガ~』と長くキレイに言わなくちゃ」と注意される。
- 映画「賢者の石」では( )のように間違え、ハーマイオニーに「いい?『レビオーサ』。あなたのは『レビオサー』」と注意される。
- 日本語では到底間違えるとは思えないような違いのある発音だが、英語では気を抜くと間違うほど似た発音なので、多少理解しにくい。
- 兎の目、ハープの音色、この水をラム酒に変えよ(Eye of rabbit, harp string hum. Turn this water into rum.)
- 映画「賢者の石」で、シェーマスが水をラム酒に変えようと使った呪文。最初は紅茶に変わり、次の日には爆発した。恐らく、フレッド&ジョージ辺りが教えたインチキ呪文だと思われる。
- ペスキピクシ・ペステルノミ(Peskipiksi Pesternomi)(ピクシー虫よ去れ)
- 2巻で、ロックハートがピクシー妖精を退治しようとして、杖をかなり大げさに振りながらこの呪文を唱えた。しかし何も起こらず、ピクシーから反撃で頭上のシャンデリアを破壊され、危うく死にかけた。
- ヴォラーテ・アセンデリ(Aiarte Ascendare)
- 映画「秘密の部屋」で登場。ロックハートが、マルフォイが出現させた蛇を、スネイプに止められるのにも構わず退治しようとして唱えたが、ゴムが弾けるような音とともに蛇は宙を高く舞い、地面に叩きつけられ更に激昂する結果に終わった。
- ブラキアム・エンメンドー(Brackium Emendo)
- 映画「秘密の部屋」で登場。クィディッチの試合で骨折したハリーの右腕を治そうとしてロックハートが使ったが、これは"骨抜き呪文"だったらしく骨がなくなってしまった。
[編集] 許されざる呪文
以下の3つの呪文は『許されざる呪文』と呼ばれ、これを同類であるヒトに対して使用するだけでも、アズカバンで終身刑に値する。マッド・アイ・ムーディに化けたクラウチJr.は4巻で、3つの呪文を蜘蛛相手に実演して見せ、さらに死喰い人への抵抗の術を身につけさせるため、犯罪になるのを承知で生徒全員に服従呪文をかけた。しかし彼自身も死喰い人であり、なぜわざわざそんなことをしたのかは不明。
- 服従の呪文:インペリオ(Imperio)(服従せよ)
- 相手を思いのままに操ることができる呪文。受けたものは、まるで浮いているかのような気持ちになり、ヴォルデモートや死喰い人は、これを多くの魔法使いに使用し、心を操った。魔法省は、誰がヴォルデモートに従い、誰が操られているのかを見抜くことがほとんどできなかった。結局うまく省を言いくるめ逃れた、狡猾な死喰い人もいる(ルシウス・マルフォイがその代表格)が、自分からそれを肯定し、重い刑を受けることを覚悟で、死んだかもしれないヴォルデモート側に永遠につくことを宣言した死喰い人もいる(ベラトリックス・レストレンジなど)。この呪文には心が強ければ抵抗、場合によっては打ち破ることができるが非常に難しい。(例としてハリー・ポッター、バーテミウス・クラウチ親子など)
- 磔の呪文:クルーシオ(Crucio)(苦しめ)
- 相手に、死の方がましだと思わせるほどの苦痛を与える呪文。ヴォルデモートや死喰い人(デス・イーター)は、これで多くの魔法使いや魔女を拷問した。ネビルの両親は、レストレンジ夫妻に拷問され、発狂してしまった。ベラトリックス・レストレンジいわく「その苦痛を与えるのを楽しまなければ、長続きはしない」。シリウスを殺害しそれをものともせず、ハリーがその復讐をしようとしているのに感づき赤ちゃん扱いしながら高笑いしたべラトリックスに対し、彼は激昂と悲愴から彼女にこの呪いをかけている。
- 死の呪文:アバダ・ケダブラ(Avada Kedabra)(アラム語にて、「我話すなり,よって破壊するなり」)
- 相手を一瞬にして殺す呪文。反対呪文は勿論、対処方法も無い。傷も無ければ、痛みも無いかもしれない(しかし、この呪文が反射したヴォルデモートは、痛みを超えた痛みだったと語っているため、痛みを感じる間もなく死ぬということであろう)。マグルがこの呪文で殺害された事件の捜査に同行した検死官によると、何も健康に生きている状態と変わらず、ただひとつ違っていたのは心臓が止まり死亡していた、という事実だけだったらしい。これをかけられて生き残った者はただ一人、ハリー・ポッターのみである。映画『ハリーポッターと秘密の部屋』ではルシウス・マルフォイがハリーに対し「アバダ……」と叫びかけたが、直前まで自分の屋敷しもべ妖精だったドビーに妨害され、あっけなく失敗、逃走した。映画『ハリーポッターと炎のゴブレット』では「息絶えよ」と訳された。
|
|
---|---|
各作品: | 賢者の石 - 映画 | 秘密の部屋 | アズカバンの囚人 | 炎のゴブレット | 不死鳥の騎士団 | 謎のプリンス | 死の秘宝 |
魔法・魔法薬・人物: | 魔法一覧 - ホークラックス - 破れぬ誓い | 魔法薬一覧 - ポリジュース薬|人物 |
用語: | マグル - スクイブ - 秘密の守人 - パーセルタング- パーセルマウス |
地理・建造物等・汽車等: | ダイアゴン横丁 - ホグズミード - リトル| 魔法省 - アズカバン - 漏れ鍋 - 病院 - 9と3/4番線| ホグワーツ特急 |
学校: | ホグワーツ - ダームストラング - ボーバトン |
架空の生物: | 吸魂鬼 - 屋敷しもべ妖精-魔法生物一覧 |
クィディッチ: | クィディッチ - 箒 - シーカー - ブラッジャー |
植物・お菓子・ジュース: | 鰓昆布 | 蛙チョコレート - 百味ビーンズ | かぼちゃジュース| 悪戯グッズ一覧 |
教育令・ペット: | 教育令第24号 | ヘドウィグ - クルックシャンクス |
組織・寮: | 不死鳥の騎士団 - 死喰い人 - ダンブルドア軍団| グリフィンドール - スリザリン - レイブンクロー - ハッフルパフ |
書籍: | 書物一覧 |
ファン・作者関係: | ポッタリアン | 松岡佑子 - J・K・ローリング |