ヒギエア (小惑星)
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ヒギエア (10 Hygiea) は、火星と木星の間のメインベルトにある、大型の小惑星である。代表的なC型小惑星であり、炭素物質を多く含んでいるため反射率は非常に低く、黒っぽい表面をしている。ヒギエアはヒギエア族に属している。
ヒギエアは、メインベルトの小惑星の中ではケレス、パラス、ベスタに次ぎ4番目の大きさである。 しかし、メインベルトの外側の領域に位置する上に反射率が低いため、大きさの割には見かけの等級が暗い。そのこともあって発見はかなり遅れた。
ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、ヒギエアは球形に近い外観をしていることが確認された。
[編集] 命名
ヒギエアは1849年4月12日に、イタリアの天文学者アンニーバレ・デ・ガスパリスよって発見された。この名前は、ギリシア神話に登場する医神アスクレピオスの娘で健康の女神、ヒュギエイアにちなんで名づけられた。
[編集] 外部リンク
- ヒギエアの軌道(英語)
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