プリンス・フィルダー
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プリンス・フィルダー(Prince Semien Fielder, 1984年5月9日 - )は、アメリカメジャーリーグ、ミルウォーキー・ブルワーズに所属する野球選手。カリフォルニア州オンタリオ生まれ。背番号34。身長183cm、体重116kg。右投げ左打ちの一塁手。
かつて阪神タイガースに所属し、アメリカン・リーグの本塁打王に2度(1990年、1991年)輝いた元デトロイト・タイガースのスラッガー、セシル・フィルダーの息子。広角に打ち分けるパワーヒッター。ただし周囲からのそう言った見方と異なり、本人はトニー・グウィンやウェイド・ボッグスのようなライン際に打球を飛ばすアベレージヒッター型と自認しているとニューヨーク・タイムズ紙に語っている。
日本にいた1989年、試合前に父親と一緒に打撃練習をさせてもらったことがあり、その時のバッティングの豪快さに、当時の阪神コーチ陣が「これが5歳児のバッティングか」と驚嘆したという逸話もある。また、12歳の時にはタ軍ホーム球場(タイガー・スタジアム)の2階スタンドに打球を放り込むという親譲りのパワーヒッターぶりを見せた。左打ちは父親のアドバイスによるものという。
2002年のドラフトで、ミルウォーキー・ブルワーズから1巡目指名され、2005年6月14日、対デビルレイズ戦で7番DHとしてメジャー初昇格を果たした(結果は4打数無安打)。当時タンパの野茂英雄とも対戦した。
2006年3月10日、米アリゾナ州で行われたWBC日本代表との練習試合で6回に福岡ソフトバンクホークスの杉内俊哉からホームランを放ち、日本の野球ファンにも存在感をアピールした。
2006年からレギュラーに定着。
[編集] 年度別打撃成績
年度 | チーム | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四球 | 三振 | 打率 | 出塁率 | 長打率 |
2005 | MIL | 39 | 59 | 2 | 17 | 4 | 0 | 2 | 10 | 0 | 2 | 17 | .288 | .306 | .458 |
2006 | MIL | 157 | 569 | 82 | 154 | 35 | 1 | 28 | 81 | 7 | 59 | 125 | .271 | .347 | .483 |
Total | ' | 196 | 628 | 84 | 171 | 39 | 1 | 30 | 91 | 7 | 61 | 142 | .272 | .344 | .481 |