モントリオール交響楽団
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モントリオール交響楽団(-こうきょうがくだん、Orchestre symphonique de Montréal、略称OSM)はケベック州モントリオールを拠点とするカナダのオーケストラである。
この名称の音楽団体は、1897年や1930年にも設立されているが、現在の団体とは直接的な関連はない。現在の団体は、ヴィルフリッド・ペルチエ(Wilfrid Pelletier)により1935年に結成された「交響楽団」(Les Concerts Symphoniques)にさかのぼり、1954年から現在のように改名された。1960年代にモントリオールの慈善事業家、ジョン・ウィルソン・マッコネルより、コンサート・マスターのために1727年製のストラディヴァリウスが寄贈されている。
この団体の歴代首席指揮者としてはクレンペラーやメータなどが名を連ねている。しかし、優れたオーケストラトレーナであるデュトワ時代に磨き抜かれた美しい響きと、確かな技術を獲得し、「フランスのオーケストラよりフランス的なオーケストラ」と呼ばれるようになり世界的に飛躍した。現在では世界有数のオーケストラの一つとして数えられる。仏ディスク大賞及びモントルー国際レコード賞に輝いたラヴェルの《ダフニスとクロエ》の録音は楽団の実力を世界に示した名盤として知られている。1996年には、ベルリオーズの《トロイ人》の録音により、グラミー賞にも輝いた。しかし、優れた指揮者ゆえに楽団員への要求水準も厳しかった模様で、2002年にデュトワは楽団員と対立し辞任した。幹部・理事会からは辞任を惜しむ声が出たが、ケベック音楽家ユニオンは彼とは修復不可能なほど関係がこじれてしまった旨を明らかにしている。
労組が交渉の際に契約期限に譲歩をしてから数ヵ月後の2005年5月10日に、楽団員がストライキを決行し、《聖者の行進When The Saints Go Marching In 》を演奏しながら立ち去った。
現在はケント・ナガノの時代が期待されている。
[編集] 主な歴代首席指揮者
- オットー・クレンペラー (1950年 - 1953年)
- ズービン・メータ (1961年 - 1967年)
- シャルル・デュトワ (1978年 - 2002年)
- ケント・ナガノ(2006年 - 2012年)
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