ヤン・ヴァン・デル・ロースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ヤン・フランス・ヨーゼフ・ヴァン=デル=ロースト(Jan Frans Joseph Van der Roost、1956年3月1日 - )は、ベルギーの作曲家。日本においてはジャン・ヴァン=デル=ロースト、ヤン・ファン=デル=ローストあるいはヤン・ヴァン=デル=ローストなどと書かれる。よくJ.ローストやJ.V.デル=ロースト、また単にローストとする標記を見かけるが、Van der Roost が姓であるため、これらは明らかな間違いである。
ベルギーのアントウェルペン州ドゥッフェル(Duffel)生まれ。最初ルーヴェンのレメンス音楽院で、続いて王立ヘント音楽学校とアントウェルペン音楽大学で学んだ。現在はベルギーのレメンス音楽院で教鞭を執るほか、東京ミュージック&メディアアーツ尚美と名古屋芸術大学の客員教授も務める。
日本ではブラスバンドや吹奏楽向けの作品が有名であるが、その他にも声楽曲、室内楽曲なども多く手がけており(例えば、下に挙げられている『プスタ~4つのジプシーダンス』はもともと弦楽四重奏曲であった)、その活動は実に多彩で精力的である。吹奏楽の分野では、現在非常に人気の高い作曲家の1人である。
同じくベルギー出身の作曲家であるベルト・アッペルモントは、レメンス音楽院での彼の教え子である。
[編集] 吹奏楽作品リスト
- 交響曲第1番「シンフォニア・ハンガリカ」 (Sinfonia Hungarica)
- セレモニアル・マーチ (Ceremonial March) 1984年
- シグネーチャー (Signature) 1985年
- リクディム~4つのイスラエル舞曲 (Rikudim) 1985年
- プスタ~4つのジプシー・ダンス (PUSZTA -Four Gipsydances-) 1987年
- 交響詩「スパルタクス」 (Spartacus -Symphonic Tone Poem-) 1988年
- フラッシング・ウィンズ (Flashing Winds) 1989年
- アマゾニア (Amazonia) 1990年
- フラッシュライト (Flashlight) 1990年
- マーキュリー (Mercury) 1990年
- 化学組曲 (Chemical Suite) 1991年
- カンタベリー・コラール (Canterbury Chorale) 1991年
- セント・マーティン組曲 (St.Martin's Suite) 1991年
- ファイヤーワーク (Firework) 1991年
- 祝典序曲「オリンピカ」 (Olympica) 1992年
- スラヴィア (Slavia) 1993年
- マンハッタンの情景 (Manhattan Pictures) 1994年
- アルセナール (Arsenal) 1995年
- 交響詩「モンタニャールの詩」 (Poeme Montagnard) 1996年
- サヨナラ (Sayonara) 1996年
- ダイナミカ (Dynamica) 1997年
- シンガプーラ組曲 (Singapura Suite) 1998年
- ミネルヴァ (Minerva) 1999年
- ヴォルケーノ (Volcano) 2003年
- アルビオン (Albion) 2004年
- シンフォニエッタ~水都のスケッチ (Symfonietta -SUITO Sketches-) 2004年
[編集] ブラスバンド作品リスト
- ライムライト・ファンファーレ(Limelight Fanfare)
- マーキュリー(Marcury)
- アルセナール(Arsenal)
- ミネルヴァ(Minerva)
- オリオン(Orion)
- ファイヤーワーク(Firework)
- フラッシュライト(Flashlight)
- カンタベリー・コラール(Canterbury Chorale)
- アントワープ賛歌(Hymnus Antverpiae)
- 献呈(Homage)
- コンチェルト・グロッソ(Concerto Grosso)
- スラヴィア(Slavia)
- トッカータ・フェスティーバ(Toccata Festiva)
- エクスカリバー(Excalibur)
- ストーンヘンジ(Stonehenge)
- アルビオン(Albion)