中野良子
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中野 良子(なかの りょうこ、1950年5月6日 - )は、日本の女優。本名川崎良子。愛知県常滑市出身。愛知県立常滑高等学校卒業。1970年大映演技研究所を経て三船プロに所属。デビューのきっかけは「われら高校生」(NHK)。1971年「二人だけの朝」初出演デビュー。その後、数々のTVドラマ、映画、舞台出演を経る中で、中国・フランスでも人気を博し、現在、俳優の活動とともに「WILL国際文化交流センター」の代表として「中野良子の地球の志」、「心の豊かさと自然」、「世界の中の日本の魅力」、「日本の社会とその方向性」、「新しい時代に合った、まちづくり語り合う、学び合う」などの課題で日本各地で講演やTV出演。また、トーク・コンサート、執筆などでも活躍。血液型O型。身長160cm、体重50kg。
※オイスカ・インターナショナル総裁:中野 良子(なかの よしこ、1933年-)とは別人。
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[編集] 来歴・人物
- 趣味・特技:歌、英語、ソフトテニス、国際交流
- 1979年、映画「君よ憤怒の河を渡れ」、「お吟さま」が中国で上映され、特に「君よ憤怒の河を渡れ」で演じたヒロイン「真由美」は強い支持を得て、8億人以上が視聴し、中国でも人気女優になる。(このときのヌードは吹き替え)
- 1984年に首相訪中の際のゲストとして、キャスターに起用される。以後、外務省の依頼で世界各国に派遣され、国内外で講演会を多数開催する。
- 1995年、中国・秦皇島中野良子小学校を共同建設。
- 1999年、ニューヨーク市の公立学校の課外授業に「中野良子の地球の志」が採用される。
- 現在、俳優活動と共に「WILL国際文化交流センター」代表として活動中。
[編集] 出演
[編集] テレビドラマ
- 「中学生日記」(NHK)
- 「天下御免」(1971年 NHK)
- 「光る海」(1972年 フジ)
- 「さよなら、今日は」(1973年 NTV)
- 「国盗り物語」(1973年 NHK・大河ドラマ)
- 「赤い迷路」(1974年TBS)
- 「白い影」(1973年 TBS 原作:渡辺淳一・「無影燈」)
- 「たけくらべ」(1973年 TBS、原作:樋口一葉・同名短編小説)
- 「元禄太平記」(1975年 NHK・大河ドラマ)
- 「幻花」-ポーラ名作劇場(1977年、NET・現テレビ朝日)
- 「まひる野」(1977年 フジ)
- 「恋歌」(1977年、原作:五木寛之)
- 「忠臣蔵」- 時代劇スペシャル(1985年 日本テレビ)大石りく役
- 水戸黄門第20部 第7話「怨みを買った女医師・桑名」(1990年 TBS)
- 「外人宿のおカミさん さよならキッド」(1991年 KTV 関西テレビ放送)
- 「山村美紗サスペンス・京都貴船川殺人事件」-土曜ワイド劇場(2000年 テレビ朝日)
- 「LONG LOVE~遠嫁日本~」(2002年 日中平和友好条約締結25周年を記念、アジア明星-ネット配信)
- 「山村美紗サスペンス・京都~札幌雪まつり連続殺人事件」- 土曜ワイド劇場(2002年 テレビ朝日)
- 「山村美紗サスペンス・京都紅葉寺殺人事件」- 土曜ワイド劇場(2002年 テレビ朝日)
- 「ロングラブ」(2003年 フジ)
- 「山村美紗サスペンス・京都祇園殺人事件」- 土曜ワイド劇場(2003年 テレビ朝日)
- 「山村美紗サスペンス・京都祇園祭り殺人事件」- 土曜ワイド劇場(2004年 テレビ朝日)
- 「山村美紗サスペンス・花の棺」- 土曜ワイド劇場(2005年 テレビ朝日)
- 「デザイナー」-ドラマ30(2005年 TBS)
- 「夢縁坂骨董店」-ドラマ30(2005年 ABCテレビ)
- 「山村美紗サスペンス・京都花の艶殺人事件」- 土曜ワイド劇場(2006年 テレビ朝日)
- 「日本の食卓を変えた火の国の女・江上トミ」(2006年 テレビ熊本)
- 「家族善哉」-ドラマ30(2006年 MBCテレビ)
[編集] 映画
- 「二人だけの朝」(1971年三船プロ)
- 「無宿人御子神の丈吉 川風に過去は流れた」(1972年東京映画)
- 「花心中」(1973年 松竹)
- 「小林多喜二」(1974年 多喜二プロ)
- 「青い山脈」(1975年 東宝映画)島崎雪子役
- 「竹久夢二物語 恋する」(1975年 松竹大船)
- 「君よ噴怒の河を渉れ」(1976年 松竹配給、永田プロ=大映映画)
- 「北の宿から」(1976年 松竹=サンミュージック )
- 「八つ墓村」(1977年 松竹)
- 「お吟さま」(1978年 宝塚映画)
- 「野性の証明」(1978年 角川春樹事務所)
- 「遙かなる走路」(1980年 日本シネセル=アビプロ)
- 「震える舌」(1980年 松竹)
- 「ヘッドフォン・ララバイ」(1983年 東映=ジャニーズ事務所)
- 「孫文」(1986年 松竹 )
- 「燃ゆる街」(1987年)
- 「シベリア超特急5」(2005年 M&T)
- 日中合作映画「鶴よ!翔べ」(2006年 北海道ロケ)
[編集] 舞台
- 「罪と罰」
- 「ロミオとジュリエット」(1974年 帝国劇場 )
- 「ハムレット」(1978年)
- 「菱の花咲く」(1981年 名鉄ホール)
- 「花の生涯」
- 「宮本武蔵」(1985年 歌舞伎座)
- 森進一公演「絢爛義経絵巻 この愛よ 永遠に」(1995年、新宿コマ劇場)
- 大阪人情喜劇の会「ブルーシートのぬくもり」(2005年)
- どんちょう会公演「天神橋」(2005年 国立文楽劇場)
[編集] ドキュメンタリー
[編集] CM
- 「ニッカウヰスキー オールモルト」(1990年 「女房を酔わせてどうするつもり?」という台詞が話題となった。)
[編集] 他の活動
- 1983年:日本各地で「心の豊かさと自然」「日本の魅力とその方向性」「新しい時代のまちづくり」について研究を始める。
- 1986年:講演や随筆などでの提案が日本各地で採用さる。国連の「国際平和年」にドキュメンタリードラマを共同制作。文化人を日本に招聘、「平和文化フォーラム」を共催。
- 1994-5年:親善大使として、アメリカ、フランスを訪問。「日本女性の昨今」「地球の志」を講演、相互理解に貢献、映画「お吟さま」を上映。愛知県の高齢者施設に協力。「互いに学び合う」ことの大切さから太陽熱吸収構造の小学校を共同建設。
- 1996年:アメリカの地域社会を視察、「地球の志」を講演、理解と親善を深める。「次世代の生活と社会を考える懇談会」委員。アメリカの地域社会を視察、「地球の志」を講演、理解と親善を深める。「次世代の生活と社会を考える懇談会」委員。
- 1998年:日本各地の地域社会を応援。教育課題「世界の文化と子供たち」共催。
- 1999年:「発展途上国に学校をつくる会」に寄贈、多くのボランティア活動にも参加。ニューヨーク市公立学校の課外授業に「中野良子の地球の志」が採用される。
- 2000年:人権教育啓発推進センターのポスター。「自然と心」講演。
- 2002年:フォーラム「アジア古都物」、「実用化をめざす燃料電池の社会」、「教室から広げよう世界の国のトモダチ」、日本農業を応援するトーク・コンサート。
- 2003年:「教職員生涯生活設計」(教職員生涯福祉財団ビデオ)、「緑の平和大使」として、中国の徐州市で開催された植樹式に出席。
- 2004年:孔子祭(主催・ユネスコ他)、「旅の香り・時の遊び」
- 2006年:フォーラム「アジア観光ビッグバン」、「教職員生涯生活設計」(教職員生涯福祉財団ビデオ)「緑の平和大使」として、中国の徐州市で開催された植樹式に出席。
- (この項出典公式HP)
[編集] 著書
- 「星の詩-国際交流への芽生え-」(2000年 NHK出版)
- 「論座(エッセイ)」(2006年 朝日新聞社)
- 「楽歳」(2006年 山と渓谷社)
- 「エデュコ」(2006年 教育出版)
- 「大人の旅BRAVI」(2006年 昭文社)