伊豆・三津シーパラダイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊豆・三津シーパラダイス(いず・みとシーパラダイス)は、静岡県沼津市にある水族館。伊豆箱根鉄道が運営している。
1930年(昭和5年)に「中之島水族館」として、日本で5番目の水族館として開業。 1954年(昭和29年)に「三津天然水族館」と改称。 1977年(昭和52年)5月3日に新装開業を機に「伊豆・三津シーパラダイス」称となった。
イルカやシャチのショーが有名。2001年7月から2004年5月31日まで、吉本興業プロデュースによる「お笑いアシカショー」(構成:桝本壮志)が催されていた。
施設内から、遊覧船龍宮丸(定員250名・全長27.2m)が発着しており西浦湾を周遊できる。
隣県の横浜市にある横浜・八景島シーパラダイスと同じく、親会社を通して間接的にコクド・プリンスホテルグループに入るためか、施設(水族館)のポスターを相互に掲示しているが、ハナゴンドウのスバル(♂)が1993年4月の八景島シーパラダイスのオープン時に移転した程度で、それ以上の提携関係は特に見られない。
一方、同じくコクド・プリンスホテルグループの箱根園内にある箱根園水族館の海水館で使われる海水は、毎日当園で汲み上げたものを使用している。1日2回、専用タンクローリーを使用して輸送されている。
繁忙期を除いて無料で移動水族館を実施している。
[編集] 飼育している生き物
- イルカの海
- ハンドウイルカ、オキゴンドウ
- ラッコ館
- ラッコ、オウサマペンギン、イワトビペンギン
- 海獣の広場
- アシカ、トド、カマイルカ
- シャチの海
- シャチ
- 海獣の国
- アザラシ、オタリア、セイウチ
- オットセイの海
- キタオットセイ、ゴマフアザラシ
- 魚の国
- 40トン水槽で駿河湾の約400種の魚介を飼育
- ほか
- ケープペンギン、フンボルトペンギン、スナメリ
1930年(当時、中之島水族館)日本で初めてハンドウイルカの飼育を開始。 1982年ラッコの飼育を日本で始めて開始し、繁殖にも日本で始めて成功した。 2002年8月と2003年8月連続してオウサマペンギンの孵化に成功している。 2004年10月14日にハンドウイルカが出産した。 2005年8月オウサマペンギン孵化。 2005年12月おたる水族館から16才の♀のラッコ(トマト)を譲り受ける。