四川航空
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四川航空 Sichuan Airlines |
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IATA 3U |
ICAO CSC |
コールサイン Sichuan |
設立日 | 1986年 | |
ハブ空港 | 成都双流国際空港 | |
焦点都市 / 準ハブ空港 |
重慶江北国際空港 | |
保有機材数 | 22機 | |
目的地 | 40都市 | |
本拠地 | 中華人民共和国四川省成都市 | |
代表者 | 藍新国(理事長) | |
ウエブ: http://www.scal.com.cn/ |
四川航空(しせんこうくう。英文表記 Sichuan Airlines)は中華人民共和国四川省成都市に本社を置く航空会社。正式名称は四川航空股份有限公司、略称は川航。中国民航(CAAC)の流れを汲まない航空会社で、国内40都市を結んでいる。2005年、中国外運股份有限公司(シノトランス、本部北京市)が傘下の中外運空運発展股份有限公司を通じて、深圳航空、揚子江貨運航空と共に買収する意向を表明した、と報道された。
目次 |
[編集] コードデーター
- IATA航空会社コード:3U
- ICAO航空会社コード:CSC
- コールサイン:Sichuan
- 中国語コールサイン:四川(Sichuan)
- コールサインは2004年までは英語・中国語ともに川航(Chuanhang)
[編集] 沿革
- 1986年9月19日 四川省の認可を受け、四川航空公司が発足する。
- 1988年7月14日 旅客営業を開始する。メインハブ空港は成都双流国際空港、第2ハブ空港は重慶江北国際空港。
- 2002年8月29日、株式会社となり四川航空股份有限公司が成立する。中国南方航空、上海航空、山東航空、成都銀杏餐飲有限公司と提携を結び、共同発券、コードシェア便などの連携を図ることが、合意される。
- 2003年1月24日 重慶発成都行き四川航空3U434便エンブラエルEMB145(機体番号B-3403)内で、成都双流国際空港の着陸直前に、四川省達州市渠県金鑼郷の男性教師(26歳)が旅客機をハイジャックしようとして、手製の爆弾を爆発させた。乗員5名、乗客11名の合計16名のうち、犯人のみが負傷した。男は機内の保安員に取り押さえられ、機体も一部損傷したが、同機は約10分後の午後1時39分、空港に無事着陸した。
- 2005年4月25日 昆明発重慶行き四川航空3U8670便が重慶江北国際空港に着陸後、ターミナルビルに接触した。負傷者はいなかった。
- 2005年5月12日 重慶-香港間の路線を開設する。
[編集] 保有機材
四川航空の機材は以下の航空機で構成される(2005年6月現在):
- エアバスA319-100型機 2機(4機 発注中)
- エアバスA320-200型機 11機
- エアバスA321-100型機 2機
- エアバスA321-200型機 2機(7機 発注中)
- エンブラエル ERJ 145型機 5機
四川航空の平均的な機材年齢は2006年6月で6.3年である。
[編集] 一口メモ
同航空会社の24時間ホットラインの電話番号は、028-88888888(成都市)である。これは、2003年8月18日、成都市電信局が行った電話番号のオークションで233万元(約3400万円)で同社が落札したものである。中華人民共和国では数字の8が縁起の良い数として珍重されているため、市外局番も含めて8が9つも並ぶ数字は高額となり、話題となった。