大宅壮一ノンフィクション賞
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大宅壮一ノンフィクション賞は、大宅壮一の業績を記念して、各年のすぐれたノンフィクション作品を表彰する文学賞。財団法人・日本文学振興会が主催、株式会社文藝春秋が運営する。選考会は4月中旬、贈呈式は6月中旬。作品は『文藝春秋』6月号に掲載される。
現在の審査員は猪瀬直樹、関川夏央、立花隆、西木正明、藤原作弥、柳田邦男の各氏。
[編集] 過去の受賞作
- 第1回(1970年)
- 尾川正二『極限のなかの人間』
- 石牟礼道子(受賞辞退)『苦海浄土』
- 第2回(1971年)
- イザヤ・ベンダサン『日本人とユダヤ人』
- 鈴木俊子『誰も書かなかったソ連』
- 第3回(1972年)
- 柳田邦男『マッハの恐怖』
- 桐島洋子『寂しいアメリカ人』
- 第4回(1973年)
- 鈴木明『“南京大虐殺”のまぼろし』
- 山崎朋子 『サンダカン八番娼館』
- 第5回(1974年)
- 後藤杜三『わが久保田万太郎』
- 中津燎子『なんで英語やるの?』
- 第6回(1975年)
- 袖井林二郎『マッカーサーの二千日』
- 吉野せい『洟をたらした神』
- 第7回(1976年)
- 深田祐介『新西洋事情』
- 第8回(1977年)
- 上前淳一郎『太平洋の生還者』
- 木村治美『黄昏のロンドンから』
- 第9回(1978年)
- 伊佐千尋『逆転』
- 第10回(1979年)
- 第11回(1980年)
- 春名徹『にっぽん音吉漂流記』
- ハロラン芙美子『ワシントンの街から』
- 第12回(1981年)
- 受賞者なし 該当作品なし
- 第13回(1982年)
- 宇佐美承『さよなら日本』
- 早瀬圭一『長い命のために』
- 第14回(1983年)
- 小坂井澄『これはあなたの母~沢田美喜と混血児たち~』
- 小堀桂一郎『宰相鈴木貫太郎』
- 第15回(1984年)
- 西倉一喜『中国・グラスルーツ』
- 橋本克彦『線路工手の唄が聞こえた』
- 第16回(1985年)
- 吉永みち子『気がつけば騎手の女房』
- 第17回(1986年)
- 杉山隆男『メディアの興亡』
- 第18回(1987年)
- 第19回(1988年)
- 吉田司『下下戦記』
- 第20回(1989年)
- 第21回(1990年)
- 辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』
- 中野不二男『レーザー・メス 神の指先』
- 久田恵『フィリッピーナを愛した男たち』
- 第22回(1991年)
- 家田荘子『私を抱いてそしてキスして』
- 井田真木子『プロレス少女伝説』
- 第23回(1992年)
- ドウス昌代『日本の陰謀』
- 第24回(1993年)
- 塚本哲也『エリザベート~ハプスブルク家最後の皇女』
- 第25回(1994年)
- 小林峻一、 加藤昭『闇の男 野坂参三の百年』
- 第26回(1995年)
- 櫻井よしこ『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』
- 後藤正治『リターンマッチ』
- 第27回(1996年)
- 佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で』
- 吉田敏浩『森の回廊』
- 第28回(1997年)
- 佐野眞一『旅する巨人~宮本常一と渋沢敬三~』
- 野村進『コリアン世界の旅』
- 第29回(1998年)
- 阿部寿美代『ゆりかごの死~乳幼児突然死症候群(SIDS)~』
- 第30回(1999年)
- 小林照幸『朱鷺の遺言』
- +萩原遼『北朝鮮に消えた友と私の物語』
- 第31回(2000年)
- 高山文彦『火花~北条民雄の生涯~』
- 第32回(2001年)
- 平松剛『光の教会~安藤忠雄の現場~』
- 星野博美『転がる香港に苔は生えない』
- 第33回(2002年)
- 米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
- 第34回(2003年)
- 近藤史人『藤田嗣治「異邦人」の生涯』
- 第35回(2004年)
- 渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』
- 第36回(2005年)
- 稲泉連『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』
- 高木徹『大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』
- 第37回(2006年)
- 奥野修司『ナツコ-沖縄密貿易の女王』
- 梯久美子『散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道』