大寒
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大寒(だいかん)は二十四節気の1つ。1月20日ごろ。および、この日から立春までの期間。
太陽黄経が300度のときで、寒さが最も厳しくなるころ。十二月中。『暦便覧』では、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明している。
寒の真ん中で、一年で最も寒い時期である。武道ではこのころ寒稽古が行われる。
[編集] 七十二候
大寒の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 款冬華(ふきのはな さく) : 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)
- 鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) : 鶏が卵を産み始める(中国)
- 次候
- 水沢腹堅(さわみず こおりつめる) : 沢に氷が厚く張りつめる(日本)
- 鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)厲は{勵-力}
- 末候
- 鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) : 鶏が卵を産み始める(日本)
- 水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)