雨水
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雨水(あまみず)は雨の水、またはそれが地面にたまったもの。
雨水(うすい)は二十四節気の1つ。2月19日ごろ。および、この日から啓蟄までの期間。
太陽黄経が330度のときで、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。正月中。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。
[編集] 七十二候
雨水の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる):雨が降って土が湿り気を含む(日本)
- 獺祭魚(たつ うおを まつる):獺が捕らえた魚を並べて食べる(中国)
- 次候
- 霞始靆(かすみ はじめて たなびく):霞がたなびき始める(日本)
- 鴻雁来(こうがん きたる):雁が北へ渡って行く(中国)
- 末候
- 草木萠動(そうもく めばえ いずる):草木が芽吹き始める(日本)
- 草木萠動(そうもく きざし うごく):草木が芽吹き始める(中国)