小寒
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小寒(しょうかん)は二十四節気の1つ。1月5日ごろ。および、この日から大寒までの期間。
太陽黄経が285度のときで、寒さが最も厳しくなる前の時期。十二月節。『暦便覧』では、「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説明している。
この日を「寒の入り」、この日から節分(立春の前日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、冬の寒さが一番厳しい時期となる。この日から寒中見舞いを出し始める。
[編集] 七十二候
小寒の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 芹乃栄(せり すなわち さかう) : 芹がよく生育する(日本)
- 雁北郷(かり きたにむかう) : 雁が北に渡り始める(中国)
- 次候
- 水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(日本)
- 鵲始巣(かささぎ はじめて すくう) : 鵲が巣を作り始める(中国)
- 末候
- 雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(日本)雊は{句隹}
- 野鶏始雊(やけい はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(中国)