岐阜県立加納高等学校
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岐阜県立加納高等学校 | |
国公私立の別 | 公立高校 |
設置者 | 岐阜県 |
学区 | 岐阜学区 |
併合学校 | 加納女子高等学校 岐阜第二高等学校 |
設立年月日 | 1916年(大正5年) |
校訓 | 白梅精神(理想 英智 友愛) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科(7クラス) 美術科(1クラス) 音楽科(1クラス) |
学期 | 2学期制 |
所在地 | 〒500-8276 |
岐阜市加納南陽町3丁目17番地 | |
電話番号 | 058-271-0431 |
FAX番号 | 058-274-8025 |
外部リンク | 公式サイト |
岐阜県立加納高等学校(ぎふけんりつかのうこうとうがっこう)は岐阜県岐阜市にある公立高校。第4回全国高等学校クイズ選手権の優勝校でもある。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1916年(大正5年)
- 学科 全日制普通科、音楽科、美術科
- 7クラスの普通科、各1クラスの音楽科・美術科を設置している。
- 所在地 岐阜市加納南陽町3-17
- 校訓
- 白梅精神 (理想(ゆめ)・英智・友愛)
- 制服
- 男子は詰襟の学生服、女子はセーラー服が指定されている。また、スカートの紺色のリボンは、旧加納高等女学から引き継いだものという。
- 校章 白梅を象ったもの。旧岐阜二中から引き継いだもので、旧岐阜中学(現:岐阜高校)の校章の桜に対抗して設定したといわれている。
- スクールカラー
- 「橙色」:誠実・明朗・親愛・進取を示している。
[編集] 沿革
[編集] 加納高等女学校
- 1916年(大正5年) 岐阜県立女師範学校併設の岐阜県立加納高等女学校を創設。(本校ではこの年をもって創立としている)
- 1923年(大正12年) 岐阜県立加納高等女学校へ改称。
- 1945年(昭和20年) 岐阜県立女師範学校から分離独立。
- 1948年(昭和23年) 学制改革により、岐阜県立加納女子高等学校へ改称。
[編集] 岐阜第二中学校
- 1928年(昭和3年) 岐阜県立岐阜第二中学校を創設。
- 1948年(昭和23年) 学制改革により、岐阜県立岐阜第二高等学校へ改称。
[編集] 岐阜県立加納高等学校
- 1948年(昭和23年) 岐阜県立岐阜第二高等学校と岐阜県立加納女子高等学校を統合し、岐阜県立加納高等学校発足。普通科を設置。
- 1949年(昭和24年) 商業科設置。
- 1951年(昭和26年) 商業科の募集停止。
- 1952年(昭和27年) 音楽科設置。
- 1960年(昭和35年) 校歌制定。
- 1963年(昭和38年) 美術科設置。
- 1978年(昭和53年) イタリア・フィレンツェ市ダンテ高校と姉妹校提携。
- 2001年(平成13年) 1限を65分授業制度に変更。
- 2002年(平成14年) 普通科の修学旅行行き先を韓国へ、音楽科・美術科の行き先をヨーロッパへ変更。
- 2004年(平成16年) 普通教室全室に冷房装置を設置。
[編集] 特色
[編集] 学区
- 普通科:岐阜学区の岐阜市、各務原市、羽島市、瑞穂市、本巣市、山県市、岐南町、笠松町、北方町から受験可能。学校特色化選抜では隣接する学区(西濃学区・美濃学区・可茂学区)からの受験も可能。
- 美術科・音楽科:県内全ての学区から受験が可能。
[編集] 教育面
- 岐阜県の高校では一般的な二期制を実施している。
- 2001年からは1限65分・1日5時限(普通科の水曜日と木曜日は50分間の6限目の授業あり)の授業を取り入れている。
- 宿題の量の多さは学区内随一と言われるほどで、自宅での学習習慣の定着を目指している
- 音楽科・美術科は各学年ともそれぞれの専門科目が全授業の三分の一以上を占めている。
[編集] 学校行事
- 音楽科・美術科があることもあり、加納高校の文化祭である白梅祭は近隣の学校の中では最も盛り上がる(一般公開はしていない)。
- 体育祭はないが、球技大会を年に2回行う。
- 音楽科の研修旅行ではプラハやウィーン、美術科はパリやローマへの旅行となる。
[編集] 部活動
部活動では運動系では、空手部、テニス部、バドミントン部などが良い成績を残しており、文化系でも良い記録を残しているところが多い。
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[編集] 進路状況
普通科の9割以上の生徒が4年制大学に進学する。 私立大学にも南山大学、立命館大学などを中心に多数の合格者を出している。また音楽科・美術科の生徒の中には芸術系大学としては最難関である東京芸術大学に進学する生徒もいる。
- 2006年 普通科(卒業者約280名) 国公立大学合格者数 129名 私立大学合格者数 650名
- 2006年 音楽科(卒業者約40名) 国公立大学合格者数 9名 私立大学合格者数 31名 東京芸術大学 1名 愛知県立芸術大学 6名ほか
- 2006年 美術科(卒業者約40名) 国公立大学合格者数 16名 私立大学合格者数 39名 東京芸術大学 2名 愛知県立芸術大学 8名 日本大学 3名ほか
[編集] 著名出身者
- 篠田正浩 - 映画監督(岩下志麻の夫)
- 日比野克彦 - 芸術家
- 国枝孝弘 - NHKフランス語会話講師
- 松田岩夫 - 参議院議員
- 山本尚史 - プロレスラー
- 大澤広樹 - 東海ラジオアナウンサー
- 灘波陽子 - 海上保安庁初の女性機長
- 小栗左多里 - 漫画家
- 中川佳子 - マリンバ奏者