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岩国飛行場(いわくにひこうじょう)は、山口県岩国市にあるアメリカ海兵隊と海上自衛隊が使用する飛行場・基地。岩国基地(いわくにきち)と呼ばれることが多いが、日本の公的資料では「岩国飛行場」と呼称されている。
現在、沖合1kmの地点に滑走路を移設するための埋め立て工事が進行中。
[編集] 航空管制
CLR |
135.7MHz,310.6MHz |
GND |
121.3MHz,360.2MHz |
TWR |
123.8MHz,340.2MHz |
APP |
128MHz,236.2MHz |
PTD |
134.1MHz,258.6MHz |
MET |
344.6MHz |
ATIS |
128.4MHz,283MHz |
- 航空管制は、米海兵隊が担当
[編集] 航空保安無線施設
局名 |
種類 |
周波数 |
識別信号 |
岩国 |
TACAN |
996.0MHz |
NEU |
- 保守は、米海兵隊が担当
[編集] 海兵隊
[編集] 海上自衛隊
1967年12月1日に航空自衛隊から海上自衛隊に基地が移管された
- 岩国航空基地
- 第31航空群司令部
- 第71飛行隊 - 救難飛行艇US-1Aを保有し、日本近海での海難事故に対応する。
- 第81航空隊 - 電子戦機EP-3と情報収集機OP-3Cを運用。
- 第91飛行隊 - 多用途機UP-3D、U-36A、LC-90を運用。
- 第31整備補給隊
- 岩国航空基地隊
- 航空集団直轄
- 岩国システム通信分遣隊
- 岩国警務分遣隊
- 岩国情報保全分遣隊
[編集] 軍民共用化
岩国基地は、広島西飛行場が出来るまで、民間機が就航していたことがある。そのためIATA空港コードIWJがあった。現在は、米軍関係者の移動にチャーター機が運行されることがある程度だが、地元自治体は軍民共用化の再開を強く要望していた。在日米軍再編に伴って、厚木基地から、空母艦載機部隊が移転する予定になっており、その地元対策のために、軍民共用化を行い、1日最大4往復程度の民間機が運航されることとなった。就航路線や航空会社などについては、これから協議が行われる予定である。
[編集] その他
- 5月5日にはアメリカ海兵隊の主催する航空祭「フレンドシップデー」が催され、海兵隊地区が一般市民へ開放される。多数の航空機が地上展示されるほか、米軍機やブルーインパルス、「エアロックサニー横山」の展示飛行が実施される。動員観客数は催しの内容や連休の並びに影響されるため年によって変化が大きいが、近年では概ね14万~24万人である。
- 9月の第2もしくは第3土曜日には、海上自衛隊地区が一般開放されて海上自衛隊第31航空群の記念行事が行われる。記念式典、海上自衛官によるファンシードリル、航空機体験搭乗、機材(航空機)の地上展示などが行われる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク