岸辺駅
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岸辺駅(きしべえき)は、大阪府吹田市岸部南にある西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR京都線)の駅。アーバンネットワークエリアに入っており、Jスルーカード・ICOCA及びSuica(東日本旅客鉄道)・PiTaPa(スルッとKANSAI協議会)利用可能駅でもある。
ラッシュ時は近くにある大阪学院大学と大阪学院大学高等学校の学生で駅が混雑している。大学生など不定期に乗り降りする乗客も多く、改札を出れば学生が多い印象を受ける。阪急電鉄の正雀駅へは、直線距離で400m程にあり、その駅も学生の乗り降りが大変多い。
駅の北側には広大な吹田操車場跡地が存在する。
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[編集] 駅構造
- 2面4線の島式ホーム。ホームへは地上にある改札口から一旦階段を降りて、再びホームへあがるという地上駅方式。現状では、エスカレータやエレベータは設置されておらず、バリアフリーな駅とは呼べない(いずれは、橋上化で解消される予定)。4線とも停車可能だが、各駅停車しか停車しない岸辺駅では基本的に内側の2番・3番ホームのみが乗降に使われる。このため、外側のホームは柵がされている(ただし、JR吹田工場からの線や貨物線は除く)。ホームの幅が狭い。前述の通り、改札機はJスルーカード・ICOCA・JR東日本のSuica対応。
- 吹田操車場跡地の再開発に合わせ、バリアフリー化工事も兼ねて橋上駅とするまちづくり計画が吹田市役所などから持ち上がっている。ただ、跡地買収や貨物線・貨物機能移転問題などで手間取っており、橋上駅となるにはしばし時間がかかる様子である。
- のりば
- (下り通過線のため閉鎖)
- ■ 新大阪・大阪・三ノ宮・宝塚方面
- ■ 高槻・京都・草津方面
- (上り通過線のため閉鎖)
[編集] 駅周辺
- JR貨物吹田機関区
- JR西日本吹田工場
- 大阪学院大学
- 大阪学院大学高等学校
- 大阪人間科学大学
- 大阪薫英女学院中学校・高等学校
- 大阪薫英女子短期大学
- 星翔高等学校
- 阪急電鉄 正雀工場
- オッペン化粧品本社
- 吹田岸辺駅前郵便局
- ジャンボカラオケ広場 正雀店
- イズミヤ
- マクドナルド
- ハートイン 岸辺店(ICOCA電子マネー使用可能)
- キヨスク
- 岸部地下道
2005年11月に、駅前の近畿コンクリートの工場跡地が再開発され、商業施設、特別養護老人ホームなどが建った。 再開発後の商業施設の中心は平和堂になる。
- 平和堂、フレンドマート岸辺店
- サーティワン(アイス)
再開発は引き続き進んでおり、パチンコ屋も近く開店する予定である。
[編集] バス
阪急バス(いずれも吹田市内線)
- 10系統 JR吹田行き(大曽根経由)
- 10系統・15系統 吹田市役所前(阪急吹田)行き(大曽根・JR吹田経由)
- 10系統 桃山台駅前行き(亥子谷・南千里経由)
- 14系統 吹田市役所前(阪急吹田)方面行き(下山田・山田樫切山・新小川・亥子谷・上山手町・市民病院前・JR吹田北口経由)
- 16系統 千里中央行き(下山田・新小川・阪急山田経由)
- 18系統 阪急山田行き(下山田・山田樫切山・新小川経由)
- 18系統 千里中央行き(下山田・山田樫切山・新小川・阪急山田経由)
[編集] 利用状況
2004年の1日平均の乗車人員は約14,600人(大阪府統計年鑑より)
[編集] 歴史
- 1947年(昭和22年)4月11日 - 国鉄の駅として開業。旅客取扱のみ。
- 1970年(昭和45年)6月25日 - 新駅舎完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 駅名と周辺地名
- 駅名は岸辺だが周辺地域の地名は岸部である。駅ができた時に、当時の国鉄が駅名に簡便で間違いにくい表記を採用したため、町の名前と駅の名前の表記が違っている。さらにいうならば、町の名前自体も簡略化されたもので、歴史をさかのぼれば周辺の地名は吉志部と表記する。