御崎公園球技場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御崎公園球技場 | |
---|---|
ホームズスタジアム神戸![]() |
|
所在地 | 兵庫県神戸市兵庫区御崎町1-2-2 |
開場年 | 2001年 |
収容人数 | 34,000人 |
フィールド | 長さ 105 m × 幅 68 m |
使用チーム | ヴィッセル神戸(サッカー) 神戸製鋼(ラグビー) |
アクセス | JR神戸線・兵庫駅 JR和田岬線/地下鉄海岸線・和田岬駅 地下鉄海岸線・御崎公園駅 |
神戸市御崎公園球技場(こうべし・みさきこうえんきゅうぎじょう)は、兵庫県神戸市兵庫区の御崎公園内にある球技場。愛称神戸ウイングスタジアム。Jリーグのヴィッセル神戸、ジャパンラグビートップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズなどがホームスタジアムとして使用している。施設は神戸市が所有し、神戸市とヴィッセル神戸の運営法人・クリムゾンフットボールクラブが共同で運営管理を行っている。
命名権(ネーミングライツ)売却に伴い、2007年3月1日から呼称をホームズスタジアム神戸に変更した(詳細は後述)。
目次 |
[編集] 歴史
1970年、旧神戸競輪場跡地に神戸市立中央球技場(こうべしりつ・ちゅうおうきゅうぎじょう)として開場。国内初の夜間照明を備えた本格的な球技場で、当初は13,000人収容、メインスタンドが座席、バックスタンドは立見、ゴール裏は芝生席という造りだった。 2002年のワールドカップ日韓大会開催(尚、メインスタンドには当時、使用されていた『FIFA WORLD CUP/KOBE』の看板がある)に合わせて、4万人規模の収容能力を有するスタジアムとして改築される事になった。しかし1995年に発生した阪神・淡路大震災による予算難で、一時は改築を中止し、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場を改修する代替案も検討されたものの、結局当初の計画通り中央球技場の改築に取り掛かることになった。
2001年11月にまずゴール裏の仮設席を含めたW杯規格の4万2000人収容のスタジアムとして第1次オープン。同月のJ1リーグ・ヴィッセル神戸-横浜F・マリノス戦でこけら落としが行われた。 2003年に仮設席を撤去し、3万4000人収容で、開閉屋根やパノラマレストラン、スポーツジム施設などを整備してグランドオープン。正式にヴィッセル神戸のホームスタジアムとなった。
[編集] 施設概要
- フィールド:天然芝、105×68m
- 収容人員:34,000人
- 大形映像装置:11.2×6.02m(三菱電機・オーロラビジョン)
- 本来球技専用のスタジアムでは大型映像装置はゴール裏に設置するのが一般的だが、ここは可動式の屋根を設けている関係でバックスタンドと北側ゴール裏スタンドの間、及びメインスタンドと南側ゴール裏スタンドの間に対称する形で設置されている。また音響設備は、神戸市に本社があるTOAのシステムが納入されている。
[編集] 命名権
- 観客席に命名権導入
ウイングスタジアムでは2005年シーズンから、観客席に命名権(ネーミングライツ)を導入した。ヴィッセル神戸のJリーグ公式戦開催時に限り、メインスタンドとバックスタンドに企業名を冠し、広告収入はヴィッセル神戸の運営会社・クリムゾンFCが授受するというもの。メインスタンドのスポンサー企業はヴィッセルのメインスポンサーでもある楽天、バックスタンドは同じくヴィッセルのスポンサーである川崎重工業となり、それぞれ「楽天スタンド」「Kawasakiスタンド」と案内されている。なお、川崎重工は2006年までの2年契約。
- 施設命名権
神戸市とクリムゾンFCは、ウイングスタジアムの施設命名権のスポンサーを募集していたが、2007年に不動産ポータルサイト「HOME'S」を運営するネクストと契約に合意し、同年3月1日から、ウイングスタジアムの呼称をホームズスタジアム神戸に変更することが決定した。報道等での略称・略号は「ホムスタ」となる。
[編集] 交通アクセス
- 神戸市営地下鉄海岸線 御崎公園駅 徒歩5分
- 神戸市営地下鉄海岸およびJR和田岬線 和田岬駅 徒歩10分
- 参考:JR和田岬線の運行は原則朝夕のみだが、試合によっては、JRが臨時列車を運行することもある。臨時列車が運行されるかどうか分からない場合は、地下鉄を利用するのが無難。(2005年度以降、臨時列車の運行はしていない)
[編集] ヴィッセル神戸ホームゲームを観戦するに当たっての注意事項
- 2004年第2ステージ以後、これまでの北側:ホーム席、南側:アウェー席が入れ替わって、北側がアウェー席、南側がホーム席に変更された。これはスタジアムの近郊に住宅があるため騒音対策として北側スタンドに防音壁が設けられている上、応援席の日差しも充分でないこと、また入場口も地下鉄で来場すると北側がやや遠いことなどから「ホームゲームの雰囲気を大事にしたいので必要不可欠」として応援席の配置を入れ替えたという。
[編集] スタジアムの課題
- 開閉式の屋根を設置した2003年の秋季以降芝生の生育状態が芳しくなく、スポーツイベントの開催に支障をきたしている。これは開閉式屋根により日照及び通風が阻害されている事が要因とされる。近隣への騒音被害防止のため夜間開催のイベントなど騒音の激しいイベントの時は屋根を閉じているが、その事も生育を困難にさせる要因と見られている。(尚、コンサートには、一度も使用されたことが無い。)
フィールドの芝生育成のために2005年1月~3月にかけて、両サイドスタンド上部の壁に通風口を約7千万円かけて設置。 - ホームスタジアムとして使用しているヴィッセル神戸はウイングスタジアムの芝生の育成状態の改善を要望しており、充分な育成が整わない場合は2002年まで使用していたユニバー記念競技場へ復帰(ウイングスタジアムをサブに降格)する処置も検討しているという。
[編集] 関連項目
- 以下、「神戸ウイングスタジアム」に関するカテゴリ。
[編集] 外部リンク
2002 FIFAワールドカップ開催競技場 | |
日本 | |
札幌 | 宮城 | 茨城 | 埼玉 | 横浜 | 新潟 | 静岡 | 大阪 | 神戸 | 大分 | |
韓国 | |
ソウル | 大邱 | 仁川 | 釜山 | 大田 | 光州 | 蔚山 | 水原 | 全州 | 済州島 |
カテゴリ: FIFAワールドカップ競技場 | Jリーグ公式戦開催競技場 | 日本のラグビー競技施設 | 日本のアメリカンフットボール競技施設 | 開閉式ドームスタジアム | 近畿地方の競技場 | 兵庫県のスポーツ施設 | 神戸市 | ヴィッセル神戸