徳島とくとくターミナル
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徳島とくとくターミナル(英称:Tokushima Tokutoku Terminal、通称:松茂、仮称:新徳島交流ターミナル)は、徳島県板野郡松茂町の国道11号(吉野川バイパス)沿いに位置するバスターミナル。1日に280便[1]もの高速バスが発着する一大交通拠点である。2003年4月6日に開設された。
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[編集] 「バスの駅」
当施設は「バスの駅」として、国土交通省及び徳島県によって開設された。日本には当施設の他にも幾つもの所謂「バスの駅」が存在するが、草津温泉駅や十和田湖駅といった国鉄バス設置の「バスの駅」とは性質が異なる。当施設に最も近い事例としては、山鹿バスの駅が挙げられる。また「バスの駅」としての機能を有す道の駅舞ロードIC千代田や道の駅桜の郷荘川等もよく似た事例である。それとは逆に、当施設も「道の駅」の要素が色濃い。
[編集] 設置の狙い
徳島駅を発着する全ての高速バスが通過する徳島市中心部(徳島本町交差点や吉野川大橋等)は交通量が極めて多く[2]、慢性的に渋滞・混雑が起こっている。そこで、それの改善と、高速バス利用者に対する利便性の向上を図る目的で、当施設が整備された。
[編集] 駐車場
当施設の敷地内には有料駐車場が設置されており、また近隣に民営の駐車場がある[3]。それらを利用すればパークアンドライドが可能である。
[編集] 高速鳴門との比較
当施設は、徳島駅及び阿南駅を発着している高速バスのうち、松山・高知方面を除いた全ての便が停車している。また、広島・岡山・高松方面の便も停車する。それに対し高速鳴門は、阿南駅を発着する便等が停車しないことに加え、立地条件の都合上、広島・岡山・高松方面の便が停車できない。すなわち当施設は、高速鳴門よりも発着便数が多い上に路線の種類が豊富である。