徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場
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徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場(とくしまけん・なるとそうごううんどうこうえん・りくじょうきょうぎじょう)は、徳島県鳴門市にある陸上競技場。球技場としても使用される。Jリーグ・徳島ヴォルティスがホームスタジアムとして使用している。
2007年3月、徳島県が進めていた鳴門総合運動公園の施設命名権の売却先が大塚製薬に決定。2007年5月から公園の愛称は「鳴門・大塚スポーツパーク」に、徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場の愛称は「ポカリスエットスタジアム」となる予定。また、鳴門総合運動公園内の各施設の名称も併せて変更される。
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[編集] 経緯
1971年に同公園の造成とともに完成。1993年に開かれた国民体育大会・東四国国体の開催に合わせてナイター照明設備やトラックの改装などを実施した。またヴォルティスの前身にあたる大塚FCも1994年以降、徳島市球技場との併用でホームスタジアムとして利用していた。
2001年、翌年に控えたFIFAワールドカップのキャンプ地として立候補するためにピッチを拡張するも、誘致に失敗。2003年のねんりんピック徳島2003の総合開会式の会場として使われた。2004年、Jリーグ2部ホームスタジアム基準をクリアするために、芝の張り替え、照明の光度アップ、メインスタンドの一部個席化等の工事が行われた。Jリーグで使われる殆どのスタジアムは基準適合のため芝生席を全部座席に変更したり、あるいはゴール裏(コーナー)スタンドだけ残すところが多いが、当競技場はバックスタンドのみに芝生席が設けられている。
徳島がJFLにいた時は、ゴール裏、バックスタンドを同一料金で設定。もしくはバックスタンドを開放しないなどの措置が取られたが、2005年のJリーグ昇格後チケットの種類を見直した際に、椅子付きのゴール裏に比べ、芝生のバックスタンドの方が料金が安く設定された。これは世界的にみてもかなり珍しい料金設定になっている。2006年からは、ゴール裏・芝生席とも同料金の設定になっている。
[編集] 施設概要
- 日本陸上競技連盟第1種公認
- トラック:全天候舗装、400m×9レーン
- 収容人員:21,228人(バックスタンドのみ芝生席、その他は座席)
- 照明設備:鉄塔4基(平均照度570Lx)
- 電光掲示板(第1~2コーナー付近)
[編集] 運動公園内その他の施設
- 徳島県鳴門総合運動公園第二陸上競技場
- 遠的場
- 徳島県鳴門総合運動公園球技場
- 徳島県鳴門総合運動公園野球場(命名件取得により「オロナミンC球場に)
- 野球場は四国アイランドリーグ・徳島インディゴソックスの本拠地。そのため2005年6月18日にヴォルティスとインディゴソックスのホームゲームが開催された時には、14時から陸上競技場でヴォルティス(対京都パープルサンガ戦)、16時30分から野球場でインディゴソックス(対香川オリーブガイナーズ戦)の応援を掛け持ちするファンも多かったという。
- 相撲場
- 弓道場
- テニスコート
[編集] 交通
[編集] 外部参照リンク
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