急行列車 (韓国)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
急行列車 | |
---|---|
{{{picture-type}}} | |
{{{caption}}} | |
各種表記 | |
ハングル: | 급행열차 |
漢字: | 急行列車 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
きゅうこうれっしゃ |
片仮名: (現地語読み仮名): |
クッペンヨルチャ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Rapid |
急行列車(クッペンヨルチャ、きゅうこうれっしゃ)は、韓国鉄道公社の列車種別。
目次 |
[編集] 概要
日本では快速に相当。全列車がソウル首都圏の広域電鉄1号線において運行されている。京釜電鉄線(京釜線)で1984年に、長距離線を使用した高速電鉄をソウル駅から水原駅までの区間で朝夕に運転を始めたのが始まりである。一般路線で運行されている列車とは異なり、各駅停車で使用されているのと同じ通勤型車両を使用し、かつ運賃も同一である。
[編集] 運行路線
路線名 | 運行区間 | 停車駅 | 使用車両 |
---|---|---|---|
京釜電鉄線 | ソウル~天安 | ソウル、永登浦(上りのみ)、始興 安養、軍浦、儀旺 成均館大(朝ラッシュ時のみ)、水原、餅店 烏山、西井里、平沢、成歓、斗井、天安 |
5000系 |
龍山~天安 | 龍山~加山デジタル団地間の各駅 安養、水原、餅店、烏山、西井里 平沢、成歓、斗井、天安 |
||
龍山~九老 (区間電車) |
全駅(各駅停車) | 1000系 5000系 |
|
京仁線 (一部を除き、京釜電鉄線と直通運転) |
龍山、九老~東仁川 | 龍山~九老間の各駅 駅谷、富川、松内、富平、銅岩、朱安、東仁川 |
|
京元電鉄線 (京釜電鉄線、京仁線と直通運転) |
東豆川~議政府(~仁川) | 東豆川、東豆川中央、徳亭 佳陵、議政府~仁川間の各駅 (議政府以南は各駅停車として運行) |
[編集] 歴史
京釜電鉄線では1984年から、長距離線を使用した高速電鉄をソウル駅から水原駅までの区間で朝夕に運転を始めた。が、本数は長距離列車が多数運行する関係で、1日数本程度しか運行できない状態が丸20年間も続いた。1986年に直通へ改称、さらに2003年には京仁線の直通と共に急行へ改称している。2004年になると、KTXが開業したことで長距離列車が減り、2005年に複々線が天安駅まで延びたため、急行の終日運転が実現した。
ソウル駅と天安駅とを往復するものと龍山駅と天安駅とを往復するものと2系統があり、停車駅がそれぞれ異なっている。
京仁線では、1999年に龍山駅から富平駅間での区間の複々線化が完成し、完全な緩急分離方式の急行運転を開始した。この急行は、京釜電鉄線内は各駅に停車し京仁線内でのみ急行運転する。2002年に朱安駅まで、2005年に東仁川駅まで複々線が延伸したため、急行の行き先も全てそこまで延長されている。
急行運転には、韓国鉄道公社所有の1000系電車・5000系電車が使用される。このうち1000系電車は京仁線での急行運転に使用されることが多く、京釜線での急行運転に使用されることはほとんどない。が、極稀に使用される場合がある。
2006年12月15日からは新たに京元電鉄線において1日7往復の急行運転を開始した。 京元電鉄線では平日朝夕ラッシュ時を中心に東豆川駅~議政府駅の間で急行運転を行っている。 この急行電車は議政府駅からは仁川行きの各駅停車として京釜電鉄線、京仁線に直通運転をしている。
2007年3月に長項線天安~温陽温泉間が複線電化されると各駅停車と同様に運行区間が延伸される。しかし2009年に 龍山~天安間の急行が新型電車によるムグンファ号へ立て替えられると言う。 これは龍山発着の急行が主として昼間時間帯に走っていることや、比較的長い距離を走るのにも関わらず、地下鉄や各駅停車と同じ通勤電車を使用していることなどがあるのではと思われる。 ソウル発着の急行については通勤輸送の観点から立替の対象とはならないと思われる。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 韓国鉄道公社 | 各国の列車 | 広域電鉄