情熱大陸
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情熱大陸(じょうねつたいりく)は、毎日放送(MBSテレビ)制作のドキュメンタリー番組である。TBS系列では、毎週日曜日の23:00~23:30(JST)、系列外の秋田テレビ(ちなみにフジテレビ系)では、毎週土曜日の25:15~25:45に放送されている。
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[編集] 概要
- ただしテレビ山口では、この番組がスタートした頃は、本時間枠に「ミュージックフェア」を放送していたため(1987年9月までフジテレビ系だった名残)、2001年に時差ネットでスタート、2002年から同時ネットに移行している。
- テレビ高知も、長年本枠が他系列番組(当時は主にテレビ朝日の深夜番組)に差し替えられていたため、当初は時差ネットであった。これは、1992年頃までこの枠が司牡丹筆頭提供による他系列時代劇放送枠であった名残である(ちなみに当時の高知放送はこの裏で、土佐鶴酒造筆頭提供によりフジテレビのドラマを放送しており、県内民放2局は揃って独自編成となっていた)。
番組は毎回、スポーツ、演劇、音楽、学術など第一線で活躍する日本人(たまに日本で活動する外国人も)にスポットを当て、その人の魅力・素顔に迫る。ナレーターは窪田等が担当しているが、窪田が他の仕事で出演できない場合は、他の声優がナレーションを担当する事もある。
番組のテーマ音楽は、オープニングが「情熱大陸」、エンディングが「Etupirka」で、いずれもバイオリニストの葉加瀬太郎の作曲。
[編集] エピソード
- 2006年8月8日、テレビ朝日の番組「ロンドンハーツ」内で、「情熱犬陸」という企画コーナーが放送された。情熱大陸への出演が念願であるという青木さやかに、本番組のスタッフを装って2ヵ月間、密着取材を敢行。情熱大陸そっくりの構成の30分番組が編集され、青木の楽屋に設置されたテレビにのみ放映された。いわゆるどっきりカメラの様な企画である。この件について、番組プロデューサー中野伸二は、「なかなか面白かったです」と前置きした上で、「番組がマネされるというのは、その番組にマネできる型というかパターンがあるということである」として、番組制作がパターンにはまり始めてしまっている現状を危惧するコメントをWebで発表している。
[編集] スタッフ
- 演出:週代わり
- プロデューサー:中野伸二ほか
- 河村盛文(放送開始から2000年12月まで)
- 制作協力:イースト、いまじん、共同テレビ、ジッピープロダクション、SLOW HAND、D:COMPLEX、テレビマンユニオン、東北新社、プロポ、ホリプロ、MMJ、LUCAS〔週代わり(五十音順)〕
- 製作著作:毎日放送人
[編集] スポンサー
以下に挙がっている2つの会社は、番組のスポンサーでもあり、スペシャルライブでも主催や協賛をしている(スペシャルライブでは、「アサヒビールpresents情熱大陸スペシャルライブ~supported by MAZDA」となる)。
この番組でのクレジットは、「クオリティー&チャレンジのアサヒビールと、マツダの提供でお送りします(しました)。」である。
番組開始当初は前番組「1×1 -ONE・BY・ONE-」に引き続きアサヒビールと富士重工業の2社提供であるにも関わらず、1998年に同社の乗用車がエンジン欠陥などのリコール隠しが発覚され、暫くの間はスポンサークレジットがアサヒビールのみになり、CMをやり続けていた。1999年1月に富士重工業が「SUBARU」名義で復帰したが、この年の4月「L×I×V×E」開始でSUBARUはTBS金曜9時枠の連続ドラマに移行した為、1999年4月よりSUBARUから現在のMAZDAへと交代した。
[編集] 情熱大陸スペシャルライブ~サマータイムボナンザ
この番組のテーマ曲、エンディング曲も手がけている葉加瀬太郎が手掛ける、夏頃に催されるイベント。本人曰く「真夏の盆踊り」と称されるスペシャルライブコンサート。葉加瀬太郎を筆頭に、様々なアーティストが演奏する。会場には、食通の葉加瀬が厳選したおいしいものが、会場内にて屋台形式で販売してもいる。大阪で開催されるときは、2004年から毎日放送が夏休みに行うイベント「オーサカキング」と連携して催されている。過去には、今井美樹や大貫妙子なども参加している。テレビでも、ダイジェスト形式でこの模様が放映される。2006年4月22日には、CS放送のTBSチャンネルでも放送された。
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
毎日放送・TBS系列 日曜23:00枠(1998.04~) | ||
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1×1 -ONE・BY・ONE- | ----- |