携帯電話の絵文字
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携帯電話の絵文字では、主に携帯電話・PHSのインターネット接続サービス(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ、H"・AIR-EDGE PHONE等)で使われる、1文字のコード(2バイト)で表される絵文字について説明する。
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[編集] 概要
携帯電話・PHSのEメールやウェブページにおいて、1文字で表現を代用することができる絵文字が使われることがある。これは、携帯電話等の端末において文字の一部を1文字で表現する絵(例えば自動車や電車などのアイコン、フォント)に割当て、表示できるようにしたもので、携帯電話等の事業者により仕様が異なる機種依存文字であるため、基本的には、同じ事業者間の端末でしかやりとりはできない物である[1]。また端末の機種により絵の細かなデザインが異なったり、使用できる絵文字の範囲が違う場合もある(絵文字対応バージョンの問題)。
基本的に絵文字は機種依存文字であるため、ISO-2022-JPに準拠するべきとされている日本語のメールを他のネットワークに送出するべきではない。iモードの端末から絵文字をメールで送信しようとすると、メールサーバで「〓」に変換されて文字化けする。ただ、受信は素通りとなるため、他社端末で絵文字をそのまま送出する端末・サーバからの絵文字メールの受信は可能になる。また、Webページに関してはこういった制限はないため、ページ側と端末側の両方が対応していれば正常表示となり、対応していなかった場合別の文字に置き換えられてしまうケースが多い。(iモードとEZWebの絵文字は互換仕様となっており、多くの絵文字を共通で利用できる[2]が、今のところsoftbankの絵文字に両者との互換性はない。)
通常、絵文字の組み込まれたメールやウェブページは、一般のパソコンでは見ることはできない。しかし、各事業者の絵文字に対応したフォントをパソコンにインストールして表示させることはできる。このフォントは、各事業者公式の物として、また非公式のフリーウェアとしても、配付されている。
[編集] 他社宛て絵文字変換機能
他社宛て絵文字変換機能とは、Eメール送信時に、機種依存文字である絵文字を他社の似かよった絵文字や相応するものがない場合顔文字や一般の文字列に、それでも適切なものがない場合、メールサーバーを中継する際に「〓」(ゲタ記号)への変換を行って受信者側に送信できる機能である。他社絵文字変換機能には送信側のキャリア(携帯電話会社)側のサーバーで自動変換する方式と、キャリア等とは関係ないサーバーにアクセスさせて変換されたものを受信者側に送信する方式がある。なお受信者側のサーバーで変換することはできない。
2005年11月1日にVodafone 3G(現SoftBank 3G)で他社携帯電話宛の絵文字を含むメールの絵文字部分の自動変換機能を開始した。このサービスの特徴は特別な操作を必要とせず、絵文字を含まないメールと全く同じ送信操作で他社に絵文字を含むメールを送信できることである[3]。他社も追随し、2006年7月12日にドコモが、同年9月5日にauがサービスを開始したことにより、これら3事業者間においては、ユーザの特別な操作無く絵文字が送受信できるようになった(ただし、Vodafone 2Gでは他社への絵文字送信は不可能である)。
なお、PHSについては他社携帯電話や他社PHSとの相互変換機能は実装されていない。(2007年2月現在)
キャリア | サービスの開始 | 対象 |
---|---|---|
ソフトバンク | 2005年11月1日 | MMS(SoftBank 3G) |
NTTドコモ | 2006年7月12日 | iモードメール |
au(KDDI) | 2006年9月5日 | Eメール |
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 各社の絵文字に変換するメールゲートウェイやプロクシサーバも一部にある。また、KDDIのauなどNTTドコモ以外の端末でもiモードの絵文字には一部対応している、或いは互換仕様になっている物もある
- ^ http://www.au.kddi.com/ezfactory/tec/spec/i_mode.html
- ^ 従来はメールアドレスの末尾部分を書き換えるなどの操作が必要であった
[編集] 外部リンク
- iモード絵文字記述方法 (NTTドコモ)
- EZweb絵文字対応表 (au)
- 絵文字の一覧 (ソフトバンクモバイル)
- コンテンツ作成マニュアル (ウィルコムの電話機向け、リファレンス編にAIR-EDGE PHONE絵文字の一覧)
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